□ 愛娘はタカラジェンヌの卵 執念の君島十和子と黒木瞳の十年戦争

2014年04月16日

3月29日の宝塚音楽学校の合格発表──君島十和子(47)が娘の合格に涙する姿が報じられ、大きな話題となった。

涙する君島十和子と娘・憂樹さん
涙する君島十和子と娘・憂樹さん

だが、最近女性の間では口を開けばこの話題になるという。しかも話の核は「娘の合格」ではなく、合格発表の場に「ある人物」の姿がなかったことだったというのだ。

黒木瞳その人物とは、女優の黒木瞳(53)。実は君島と黒木は女性の中では知らぬ人はいない因縁のライバル。週刊誌やワイドショーでは風物詩のように取り沙汰され、大きな反響を呼んできた。2人の因縁は10年以上も前に遡る。

宝塚の元トップスターで、子育てをしながら女優を続ける黒木と、元カリスマモデルで、世界的デザイナー・君島一郎氏の長男・誉幸氏の妻で自身のファッションブランドも手がける"セレブママ"の君島。2人はある時、娘を同じ名門バレエ教室に通わせる「習い事ママ」仲間となった。

「それ以前から2人は30〜40代女性たちが憧れる両巨頭として、美容もファッションも、妻としても母としてもつねに比較されて注目されてきました。そこに娘のことが加わって、"ライバル"としてさらなる注目を浴びるようになった」(女性誌記者)

そして2003年、娘たちのバレエ発表会をめぐって事件は起こった。上演演目の主演をどちらの娘が務めるかで激しい場外バトルが繰り広げられたのだ。

「『くるみ割り人形』を上演したのですが、2人とも娘を主役につけようと必死だった。割り当てのチケットを競うように買い、100万円単位のお金を使ったとも噂されたほど。結局、最終的に異例のダブルキャストになり、日替わり交代の主役だったが、これをきっかけに、2人は犬猿の仲になった」(黒木の知人)

2人が娘をこの名門バレエ教室に通わせたのは、「どうしても娘を宝塚に入団させたい」という願いからだった。

君島十和子と娘・憂樹さん

宝塚は競争率25倍前後の狭き門で、「東の東大、西の宝塚」といわれるほどの超難関。3月下旬に試験が行なわれ、約40人が合格となる。

君島の長女は黒木の長女より1学年上。昨年も受験したが不合格だった。そして今年2度目の挑戦で合格。母娘は抱き合って涙した。

黒木瞳・長女のいじめ問題だが、「本来なら、黒木さんの長女も今年受験するはずだった。しかし、通っていた学校で問題が起き、海外留学を余儀なくされ、今年受験できる環境ではなくなってしまった。少し時期をみて挑戦するのではないでしょうか」(前出・知人)。

こうして2人の"10年戦争"は不戦勝ながら一応の決着をみた。

しかし、今後黒木の娘が入団したらさらに熱い第2ラウンドが始まるのではないか......と女性たちはすでに噂話に花を咲かせている。[ポストセブン]
http://www.news-postseven.com/archives/20140416_251444.html

■長女を宝塚に合格させた「美メソッド」

兵庫県宝塚市の宝塚音楽学校では第102期生の合格発表が行われ、憂樹さんは見事合格、歓喜の涙を流した。彼女は昨年も受験したが残念ながら不合格に。リベンジを誓って挑んだ再受験だっただけに、喜びもひとしおだった。

十和子と憂樹さんは母娘二人、前年以上の覚悟で再び宝塚を目指し始める。

「まず十和子さんは、母親譲りで美しい憂樹ちゃんをさらに美しくしようと、厳しいトレーニングで有名なジムに通わせました」(前出・十和子の知人)

もちろん食事にも細心の注意を払った。

「宝塚音楽学校の試験は、化粧が禁止されています。そのため、すっぴんの美しさが求められます。そこで十和子さんは、毎朝、抗酸化作用のあるにんじんを中心にした野菜とフルーツのスムージーを飲ませたそうです。しかも、飽きないように、レシピは毎日変えていたんです。

君島十和子の食事管理お弁当も、普通ご飯が入る部分にたっぷりのフルーツを詰め込みました。朝と昼にフルーツを摂ることは、体に酵素を取り入れるのに最適だという理由からでした。夜も炭水化物は少なくして、たんぱく質、野菜中心のメニューで。スープを作るときなどは、"自分と成長期の子供が必要とする成分は違うから"と別々の2種類のスープを用意していたそうです」(前出・君島家の知人)

"美のプロ"である十和子による徹底した食事管理。

「憂樹さんは成長期で育ち盛りですから、その食事管理は相当つらかったみたいですよ。あまりの様子に十和子さんも"私の夢を娘に押しつけてしまってよかったのかしら..."なんて弱音を吐いたこともありました」(前出・十和子の知人)

さらに冒頭で述べたように、憂樹さんは"男役"に憧れていた。そのため、身長も重要となる。

「十和子さんは行きつけの鍼灸整体院に相談して、身長が伸びるような鍼と整体治療を憂樹さんに受けさせたんです。

これは身長が伸びるだけじゃなく、姿勢もよくなり、スタイルも今まで以上によく見えるといった効果もありました」(前出・十和子の知人)

効果は絶大だったようで、憂樹さんの身長は"男役"に適した170cmにまで伸びた。[ポストセブン]
http://www.news-postseven.com/archives/20140403_249791.html

■気になる君島十和子の稼ぎ

君島十和子・映画「極道」濡れ場女優時代には映画「極道」シリーズで乳首モロ出しの濡れ場に挑戦しているが、"ひと肌"脱いだわけではなく、自ら広告塔と化し、十和子ブランドの化粧品を開発。

君島十和子これが大当たりし、「美のカリスマ」の座に。彼女に憧れる「トワラー」の存在がメディアで取り上げられ、美容関連のエッセーもバカ売れ。現在はこれに輪をかけてウハウハの状況だという。

「05年に『フェリーチェ・トワコ』を起業し、美容業界に本格的に参入。誉幸氏が社長を務めていますが、もちろん、十和子さんありきの事業です。自社サイトや直営店で売り上げ全体の7割を占め、業績はここ数年うなぎ上り。13年4月期の決算で売り上げは13億円。これまでは同世代のトワラーが多かったが、TV通販でも支持され、新たに50代のトワラーも獲得している。不況知らずとはこのことです」(美容ライター)[日刊ゲンダイ]
http://gendai.net/articles/view/geino/149092

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