□ 靭帯部分断裂で爆弾を抱えることになる田中将大にヤンキースの本音は手術させたい!?

2014年07月17日

手術するかどうかをめぐって、ヤンキースと田中将大(25)の間で綱引きが行われるかもしれない。

田中将大
田中将大

「右肘靭帯部分断裂」と診断された田中。NY紙のさるヤンキース担当記者によれば、「今後3週間はなるべく安静にして、ニューヨークでプレートレット・リッチ・プラズマ(PRP)と呼ばれる治療を受ける。

再生医療のひとつで血液中の血小板を患部に注射して損傷部分の回復を促していくことになります。3週間後からリハビリを始め、順調なら6週間後に投球練習を始めるのが現時点での青写真」という。

キャッシュマンGM田中はチームドクターのいるシアトルで3人の医師の診察を受け、いずれも「手術の必要性はない」と診断された。キャッシュマンGMが報道陣との電話会見で明らかにしたことだ。

プロで活躍する投手は、多かれ少なかれ靭帯を損傷している。靭帯が無傷の投手を探す方がむしろ難しいくらい。問題は靭帯のどの部分が、どの程度、断裂したのかという点。状態がヒドければ即手術なのに、3人の医師が「必要なし」と診断した。

にもかかわらず、キャッシュマンGMはわざわざ報道陣に「これが手術を除外するわけではない。リハビリがうまくいかなかった場合は手術も選択肢に入ってくる」と付け加えた。

ここにヤンキースの思惑が見え隠れする。前出の記者がこう言った。

「つまりヤンキースは田中に、できるだけ早い時期に手術を受けさせたいのです。仮にいま、手術をすれば、来季の球宴期間には復帰できるかもしれないけど、6週間後に痛みが生じて手術ということになれば、来季は全休ですからね。

仮に6週間後に復帰することができたとしても、来季以降は嫌でも慎重に使わざるを得ないし、田中は今後6年間、右肘に爆弾を抱えたまま投げることになる。それだったら7年の長期契約だし、一日でも早く手術を受け、万全な状態で残りの契約をまっとうしてもらいたいのです」

しかし、田中本人はそうは考えない。

これまで右上腕二頭筋長頭部の炎症、右大胸筋部分断裂などのケガはあっても、生命線である肩や肘にメスを入れた経験はない。

過去に靭帯を損傷しながら、メスを入れずに復活した投手はごまんといる。3人の医師が手術の必要はないと診断しているだけに、できれば手術はしたくないのが本音のようだ。

松井秀喜松井秀喜はヤンキースに在籍した07年11月に右膝、08年9月下旬に左膝と2年連続でクリーニング手術を行った。本人は当初、できるだけ早く手術をしてかねての懸案事項だった膝を完治させたかったものの、どうやらヤンキースが渋ったらしい。本人は手術に乗り気なのに、球団はそうじゃなかった。今回の田中とは逆のケースだ。

「松井にしても田中にしても、ヤンキースは費用対効果を最優先で考えているのです」と、西海岸のさる代理人関係者がこう解説する。

「松井が手術をしたのは4年62億円契約の2、3年目。前年の06年にはプレー中、グラブをはめていた左手首を骨折、51試合にしか出場していません。シーズンのほとんどを棒に振ったうえ、翌年も手術になれば、故障ばかりの選手と4年契約を結んだフロントの責任問題になりかねない。

松井の膝は悪化する一方で結局、手術に踏み切ったのですが、できれば手術は避けてこれまで通りだましだましプレーしてもらいたかった。長期の大型契約を結んだ田中は事情が違う。ヤンキースが7年160億円の長期契約を結んだのは、田中のケガのリスクも織り込み済み。

前半戦の活躍でケガがなければ戦力になることが証明された後だけに、なおさら手術によってさっさと完治させて、残りの契約期間でベストのパフォーマンスを発揮してもらいたい。要するにカネの問題ですよ」

現時点でヤンキースと田中は「手術回避」で一致しているものの、今後のリハビリの進捗状況やプレーオフ進出の可否によって、ヤンキースがいつ、手術をゴリ押ししないとも限らない。田中の今後が心配だ。[日刊ゲンダイ]
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/151849

■ダルビッシュ「故障の要因は登板間隔と滑るボール」

レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)がオールスター戦(ツインズ本拠地、ターゲット・フィールド)の前日会見に出席。

ダルビッシュ有
ダルビッシュ有

最短でも6週間と診断されたヤ軍・田中についてこう言及した。

田中 スプリット「(原因は)スプリットって言われるけど、僕は肘に負担がかかるとは思わないんです。むしろチェンジアップの方が、靱帯とつながっている薬指にかかる。フォークは別ですけど。(浅い握りの)スプリットならツーシームとあまり変わらないと思います」

米メディアは田中の宝刀であるスプリットを「エルボー・キラー」と呼び、ケガの原因と推測しているが、ダルビッシュはそれを完全否定した。では、何が原因なのか。

「僕としてはトレーニングの仕方だと思う。最近のトレーニングは投手だったら球の速さや強さを求めるわけです。僕がコーチだったら下半身と背中を(鍛えろと)やっぱり言うんです。それをやると、確かに球は速くなるけど、テンションがかかっている靱帯をプロテクトできない。これが、一番の理由かなと思います」

そう分析した上でダルは田中へメッセージを送った。「トレーニングするんだったら全体的にやらないといけないし、やらないんだったら全くやらない方がいい」。部分的なトレーニングはかえって"ケガのもと"になりかねないというわけだ。

乗ってきたダルは止まらない。メジャーで肘を故障する投手が続出する大きな要因に「登板間隔」と「滑るボール」を挙げた。「僕はそう(間隔を中5日、6日に)すべきだと思います。

そうなると投手の年俸も下がりますけど、選手をプロテクトしたいんだったら、もう1枠先発用の枠をつけてやったほうがいい。最低でも中5日あったらもっと楽に回れる。あとはボールが滑らなければいい話。滑るということはちゃんと持たないといけない。持つってことは腕にストレスがかかるわけですから」

すべてが均等な日本のボールと違い、メジャー球は大きさや重さ、変形しているものなど個体差が大きい。それに対応しようとすれば腕に負担がかかる。それを短い周期で行っていれば、ケガの可能性は高まるということ。"ダル理論"は至って正論だ。

「これだけトミー・ジョン(手術を受けた投手)が出ているんだから議論しないといけない。球団の首脳はプロテクトしたいわけだから。もっとみんなで話し合ったほうがいいと思う」と最後にはMLBへの提言も口にしたダルビッシュ。田中だけでなく、今後メジャー移籍を志す日本人投手にとっても参考になる提言だった。[東スポ]
http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/290120/

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