□ マー君の復活にNY地元紙は「ヤンキースの宝石」「パーフェクト!」「でも打撃不調のマリナーズ」

2015年06月05日

ヤンキース田中将大投手が戦列に戻って鮮やかな勝利を挙げてから一夜明けた4日、ニューヨーク・ポスト紙が「パーフェクト」と大きな見出しを掲げるなど、普段は手厳しい地元ニューヨークのメディアは絶賛する記事を掲載した。

故障者リスト(DL)からの復帰戦となった敵地シアトルでのマリナーズ戦は7回を3安打1失点と好投。同紙の電子版は最速96マイル(約154キロ)を記録した球速に触れ「ヤンキースに、昨季肘を痛める前と同じ姿の投手が戻った」と報じた。

スポーツ専門局ESPN(電子版)は田中が約1カ月のリハビリを経て好投したことで「彼は(昨季)トミー・ジョン手術(肘の靱帯(じんたい)修復手術)を受けない選択をし、健康状態は継続して疑問視されるだろう。

だが、ここまではその選択は正しかったように見える」とした。

[引用/参照:http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/1487507.html]

□ 地元紙絶賛も...

マー君復活を報じるニューヨーク・ポスト

田中のこの鮮やかな復活にニューヨークの地元紙電子版は早くも大絶賛を贈っている。

ニューヨーク・ポストは「マサヒロ・タナカがヤンキースへの復帰で宝石を配達」、

デイリー・ニュースは「マサヒロ・タナカが負傷者リストからの復帰で圧倒、3対1の勝利でヤンキースがマリナーズに全勝」と少し長めで、

ニューヨーク・タイムズも「マサヒロ・タナカの素晴らしい帰還によりヤンキースがマリナーズが圧倒」というそれぞれ見出しをつけていた。

特にニューヨークのメディアが田中の状況をどう見ていたかがわかるのがニューヨーク・タイムズによる記事の書き出しだ。

「ヤンキースはマサヒロ・タナカがまるで肉や血、腱ではなくベネチアン・ガラスでできているかのように扱い、用心深く振る舞ってきた。しかし水曜、彼は皆に宝物のような存在であることを思い出させた」と表現しているのだ。

やはり田中の肘や手首の問題を皆気にしており、ヤンキースの対応が非常にナーバスなものに映っていたことが感じられる。

それだけに今回の投球に目を見張ったのだろう。そして昨年見せた活躍に対して感じた田中はヤンキースの宝、という認識を思い出したというわけだ。

一方で、やはりニューヨークのメディアらしいと思ったのがそのニューヨーク・ポストの書き出しである。

「あなたがマサヒロ・タナカの相手が打撃が不調のマリナーズだということを指摘しても、彼のヤンキースへの復帰をスペクタクルに分類するしかないでしょう」

相手のマリナーズ打線が不調であることを指摘することを忘れていないのである。ただでは褒めないところが厳しさで知られるニューヨーク・メディアならではかもしれない。

[引用/参照:http://www.news-postseven.com/archives/20150605_327301.html]

□ ラスト78球目に最速154キロ

確かな手応えを感じたからこそ、試合後、田中の表情は自然と引き締まった。7回3安打1失点。復帰戦でなくとも、申し分ない内容だった。だが、終わってしまえば、再スタートの一戦にすぎない。

マー君復活インタビュー「これが仕事なんでね。マウンドに立ち続けることが大事だと思いますし、1日良かっただけではしょうがない。また次、という感じです」。

勝利の余韻に浸ることなく、次回の登板に目を向けたのも、田中のビジョンが別の次元にあるからだった。

離脱以来、目標設定を切り替えた。開幕前に掲げた「年間ローテ」が果たせなくなった今、「最後まで戦い抜く」しかない。復帰登板だけに照準を合わせてきたわけではなかった。

その一方で、意識することなく、自然とスイッチは入った。

「マウンドからの景色が、ああいいな、と。投球練習の時にガッときたので、今日はいけるかな、というのはありました」。

序盤は鋭いツーシームを主体に、2回まで3三振。1点リードの3回、連続長打で同点に追い付かれたものの、左翼フローレスの本塁好返球などにも助けられ、最少失点で食い止めた。あとは、本能に任せてアクセルを踏むだけだった。

4回以降は、ためらうことなく腕を振り、生命線のフォーシームを投げ込んだ。序盤の148キロから5回には153キロまでアップ。スライダー、スプリットなどを織り交ぜマ軍打線を沈黙させた。

マー君復活に喜ぶ里田まい「すべての球種が良かった。バランス良く投げることができて、的を絞らせなかったのかなと思います」。

事前に制限された80球に満たない78球で7回を完了。自ら「最高だったんじゃないですか」と言える働きだった。

途中離脱したとはいえ、今後ローテを守れば、残り20試合以上で先発が可能。

「マウンドに立ち続けることが、安心していただけること。健康であり続けられるようにやっていきたいですね」。

十分なケアを続ける一方、故障再発を恐れていても、本当の勝負はできない。ラスト78球目。メジャー自己最速タイの154キロを計測した速球に、田中の決意が込められていた。

[引用/参照:http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/1487491.html]

□ "エンジン全開"の反動心配

マー君 エンジン全開の反動心配ヤンキースにとって田中は、7年総額180億円の高額商品。一日でも早く手術を受け、残りの契約期間をフルに働いてもらいたいのが本音。だましだまし投げて故障の繰り返しでは、とてもじゃないが元は取れないと業を煮やしたのは想像に難くない。

田中は右肘手術に向けて、いよいよ追い詰められていた。右肘はもう心配ない、自分がエースだということを今回の復帰登板で証明してみせる必要があった。だからこそ気合タップリ、思い切り腕を振った。

その結果が154キロという球速になって表れたとすれば、いつ反動がきてもおかしくない。田中の右肘が心配だ。

[引用/参照:http://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/1487491.html]

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