□ チャンスをものにした中谷美紀(5/30)


中谷美紀(30)が絶好調だ。現在、中谷は今秋公開予定の映画「7月24日通り」の撮影に入っている。当初、この映画は産休していた竹内結子の復帰作として話題になっていた。

しかし、育児や家庭の問題などで竹内の出演が暗礁に乗り上げ、現場は大混乱に陥った。キャストも脚本も一新され、結局、竹内と同じ事務所の先輩である中谷が代役として抜擢された。中谷は後輩の尻拭いをした形になるが、不満ひとつ漏らさず撮影に取り組んでいるという。

27日には中谷の主演映画「嫌われ松子の一生」も封切られる。中谷は、中学教師を辞めてから作家の愛人、ソープ嬢、殺人犯と、絵に描いたような転落人生を歩む女性を演じている。濃厚なキスシーンやベッドシーンにも果敢に挑戦し、評判はすこぶるいい。
「中谷の演技力の高さが改めてよく分かります。男によって変わっていく主人公の心情や境遇をしっかり演じ分けているし、ベッドシーンもなまめかしい。汚れ役もできることを見事に証明しました」(映画関係者)

ここ数年、中谷はピンチを迎えていた。竹内や柴咲コウといった所属事務所の後輩に追い上げられ、映画、ドラマ、CMの仕事をどんどん彼女らに奪われていた。「このまま消えるのでは」という声もあったほどだ。

しかし、竹内が産休に入ったことで、本来なら竹内が起用されるはずだった作品に抜擢されるケースが増え、映画女優としての評価を一気に高めた。
今後、中谷は続々と映画に出演する。「7月24日通り」以外にも、今秋には「LOFT」が公開され、来年は「あかね空」が控えている。
ピンチを乗り越えた中谷の勢いは止まりそうもない。[GENDAINET]

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