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日本人がエロいギャグに寛容ワケ・・・ドリフ、ひょうきん族を経てお笑いリテラシーを身につけた!?

子供の迎えにやってきた三十代半ばぐらいのお母さんが、おそらくまだ年少組であろう娘さんと、幼稚園の出入り口付近で次のようなやりとりを開けっぴろげにしていた。

お母さん「ねぇ、いいじゃないのぉ~」
幼稚園生「ダメよぉ、ダメダメ!」
お母さん「ちょっとお店屋さんに寄るだけよ、ねぇ、いいじゃないのぉ~」
幼稚園生「ダメよぉ、ダメダメ!」
まわりのお母さんたち「ダメダメ!(一同爆笑)」

説明するまでもないが、現在ブレイク中の日本エレキテル連合のネタが活用されていたのである。

未亡人朱美ちゃん3号

初老の男がアンドロイド(=ダッチワイフ)の「未亡人朱美ちゃん3号」を口説きにかかるディープなエロ系ナンセンスギャグ。

それを白昼堂々と公共の教育施設である幼稚園の前で、母と娘が真似て見せ、他の母たちも笑っていたわけだ。もともとシュールなネタが、ここまで公的かつ日常的なシーンで展開されると、どう眺めていいものやら距離感が分からなくなった。

もちろん、「ダメよぉ、ダメダメ!」が小学生の間で大流行し、未就学児までもが真似るようになったのは、それがディープなエロだからではない。

フレーズが日常の中でも使いやすく、独特の抑揚を真似るのが面白いからにすぎない。だから子供たちが「ダメよぉ、ダメダメ!」を口にするのはいけないことでも困ったことでもない。

ただし、だ。子供たちの間でいくら大ブームでも、ダッチワイフの真似に興じるわが子を目前にした際の親の心持ちは、さすがに穏やかじゃないだろう。

理屈を超えた嫌悪感が沸き起こり、「そんな真似はしないの!」と怒鳴りつけるものだろう、と思っていたのである。

ダメよぉ、ダメダメ!熊本県警のユルすぎる注意看板
ところが、私が目撃したお母さんは違った。違ったどころか、子供とネタでじゃれていた。さらに、そのママ友たちも眉をひそめたりしないで、一緒に「ダメダメ!」遊びを楽しんでいた。

そりゃあ、私は生理的にダメです、というお母さん方もいるはずだ。が、あのギャグでテレビ局にクレーム電話殺到という話は聞いていない。

加藤茶「ちょっとだけよ」
加藤茶が場末のストリッパーを題材にして、「ちょっとだけよ。あんたも好きねぇ」というギャグを大流行させたときは、全国のPTAの逆鱗に触れ、社会問題になったのに。真似をした子供の多くは親に頭をひっぱたかれたのだが。

あれから、40年ほどが経った。そして、この国のお母さんたちは、当時とは比較にならない高度なお笑いリテラシーを身につけていた、ということか。

比較対象の事例が古すぎたかもしれないので、もう少し後の時代のエロ系ギャグを振り返ってみる。

メジャーどころでは、80年代にビートたけしの「コマネチ」、明石家さんまの「いらっしゃいまほ」、島田紳助の「さんちゃん、寒い」などがある。だが、いずれもさほどディープなエロではなかった。加藤茶の「ちょっとだけよ。あんたも好きねぇ」ほど、露骨でもなかった。

いらっしゃいまほ 意味
※いらっしゃいまほ
ある若手芸人が”お風呂屋さん”(泡の国)に入って、サービスがすごくよかったという話からきている。女の子があまりにもサービス精神旺盛で、「いらっしゃいませ」を最後まで言わないうちに・・・

おいおい、これもありかよ、という驚きを覚えたディープなエロ系ギャグで真っ先に思い出されるのは、レイザーラモンHGだ。

レイザーラモンHG ハードゲイ芸
「どうもー、ハードゲイでーす!」とまんまの姿で登場して、腰を激しく振りながら「フォー!」と奇声をあげる。かなりぶっ飛んだギャグだったが、2005年の流行語大賞の「トップテン」受賞作に輝いた。

その翌年には、「ア゛ーッ!」と絶叫して、「にしおかぁ~、すみこだよぉ~」と名乗るSM女王様ギャグがシングルヒットした。オチは「満足かい?このブタ野郎!」。ハードゲイに負けず劣らずの激しさだった。

天津木村は覚えているだろうか。「なんだかイケそうな気がするぅ~。あると思います!」のフレーズでエロ詩吟をやっていた7:3分けのピン芸人。子供の人気があったかどうか不明だが、2008年にブレイクした。

あとは、2011年の流行語大賞「トップテン」受賞作。乙女キャラの楽しんごが、「ドドスコスコスコ」と3回唱え、胸の前でハートマークのつくりながら「ラブ注入」と言う、あれもすっ飛んだギャグだった。

私の記憶にあるものを挙げただけでも、ここ10年ほどの間にお笑い界はこれだけディープなエロ系ギャグを生んでいる。

全員がいわゆる一発屋で、その後の活躍がイマイチであることはともかく、このようなお笑いが続々と登場してきた過去を考えれば、ダッチワイフ芸ぐらい平気の平左というエロ耐性がかなり前から我々の中についていたのかもしれない。

ある程度の経験値と想像力がないと笑えないので子供ウケはよくないだろが、妄想エロ歌芸でブレイク中のどぶろっくも、けっこうな女子高生人気を集めているそうだ。80年代だったら「ネクラ」で片づけられていただろうあの手の笑いが、今はメジャーで通用する。


にしおかすみこ 逆M字開脚


「フォー!」「このブタ野郎!」「イケそうな気がするぅ~」「ラブ注入」、そして「ダメよぉ、ダメダメ!」「もしかしてだけど~♪」……。並べてみると、変態怪獣大行進といった感じだ。

それでもPTA騒ぎにならない日本は、寛容で懐の深いカルチャーをいつの間にか育てあげたお笑い大国といえるのではないだろうか。

[引用/参照:NEWポストセブン]
http://www.news-postseven.com/archives/20141022_282855.html

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コメント

  1. 4
    名無しさん 2014/10/23 20:40

    天津はコンビやで
    「むかい」が相方

  2. 3
    名無しさん 2014/10/23 16:14

    天津木村ってピン芸人だったっけ?

  3. 2
    名無しさん 2014/10/23 12:26

    そもそもがPTAが弱体化しているからね〜
    PTAが騒げば一般人の耳に入る

  4. 1
    名無しさん 2014/10/22 18:36

    奇声あげてるだけの創価の柳原を追放しろ

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