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「広告費激減!」「テレビ不況!」なんて言いつつも人気お笑い芸人はこんなにもらってるんです。

「正直に言うたんや。”お前、ギャラ高いねん!”って」

バラエティ番組『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)で、こう言い放ったのは、誰よりもギャラが高いはずの”お笑いBIG3″の一人、明石家さんまその人だった。

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「この発言は、爆笑問題の太田光に向けて発したもの。太田は、4月スタートの同番組に、中心メンバーの一人として出演していました。

しかし、次第に番組へ呼ばれる回数が減り、自身のラジオで”干されている”と告白していたんです。それを受け、ギャラの高さゆえに呼べなくなったと、さんまが舞台裏を明かした形となりました」(テレビ誌記者)

『さんまのお笑い向上委員会』は、毎週土曜23時10分スタートの30分番組。

太田の他、今田耕司、雨上がり決死隊、ネプチューンの堀内健、土田晃之、カンニング竹山、おぎやはぎと、ゴールデンのバラエティ番組でも常連の”超人気芸人”が、ひな壇にズラリ。

さんまを相手にギャグの応酬を繰り広げる超豪華な深夜番組だが、こんなに呼んでギャラは払える? 大丈夫? 放送作家が言う。

「2008年のリーマンショック以降、広告収入が激減したテレビ局の番組制作費は、縮小傾向にあります。現在、深夜の30分番組なら、制作費は平均200~300万円という時代です。

『お笑い向上委員会』は長くフジテレビに貢献してきたさんまさんの番組なので、もう少し予算があると思いますが、毎回10人も人気芸人を呼んでいたら予算はギリギリ。

芸人たちは普段より安いギャラでも、さんまさんの番組ならと出演しているはず」(放送作家)

だが、芸人たちも生活がある。そう容易には値下げには応じられないだろう。

「一度、値下げすると、次はその額からの交渉となり、どんどんギャラが下がってしまいます」と言うのは、芸能評論家の三杉武氏。

「他にも多くの芸人を抱える大手プロなら、値下げ交渉を持ちかけられたとき、”その値段でもいいから、こっちの芸人も出してくれ”とバーター取り引きができます。

ただ、爆笑問題の事務所は、他に有力芸人がいないので、それができないという事情もあったのかもしれません」(三杉氏)

お笑い帝王”さんまが「高い」と突っ込むほどの爆問のギャラとは? そこで今回、本誌では、BIG3も恐れをなす(!?)人気お笑い芸人「びっくり高額ギャラ」を徹底取材。すべてを白日の下にさらす!!

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まず、当のBIG3。1時間番組で、さんまとビートたけしは200~250万円。

タモリは『笑っていいとも!』(フジテレビ系)が一本200万円だったといわれ、彼らはやはり”芸能界最高峰”であることは間違いなさそう。

「とんねるずの2人は、番組の企画も手掛けており、これが出演ギャラに乗って、今も1本250万円といわれています」(民放局ディレクター)

それに対して、爆笑問題は……!?

「太田のゴールデンタイムの1時間番組のギャラは、100~120万円程度。深夜の30分番組なら、事務所としては25~30万円なら文句もないはずですね」(制作会社関係者)

って、アレアレ。けっこう安めでは!?

やはり先に三杉氏が言ったように、”交渉の融通が効かなかった”ということか。

「ちなみに、BIG3に次いで高いのは、所ジョージ、ダウンタウンの松本人志、浜田雅功の150~180万円。

この数年で急激にレギュラー番組を増やしているウッチャンナンチャンの内村光良も、ほぼ同額で150万~180万円。

レギュラーが多く、8本もあるので、総額では、さんま、たけしよりも稼いでるかもしれません」(広告代理店関係者)

続けて、その下が、ナインティナイン、くりぃむしちゅー、さまぁ~ず、ネプチューン、雨上がり決死隊、今田耕司、ロンドンブーツ1号2号の田村淳といった世代の中堅の売れっ子で、1時間番組で130~150万円との価格帯だという。

って、アレ? 爆笑問題の100~120万円より高い。どういうわけか。

前出の放送作家が内情を明かす。

「爆問は単価を上げるより、ギャラを安めに設定して、担当番組を増やすことで、現在の地位にまで上り詰めました。

さんまの番組のギャラ問題も、もともと安く設定している額から、さらに値下げを交渉されたのでは、承諾は難しいでしょうね」

o20150805-6この”薄利多売”戦略は爆笑問題に限ったことではない。レギュラー番組12本と、当代きっての売れっ子の有吉弘行も、同様の戦略を取ってきたという。

「有吉は、今でもゴールデンタイムの1時間番組のギャラが、80~100万円。非常に使い勝手がいいんです。しかも、番組の視聴率は軒並み好調。

仕事が集中するのも当然で、今や、年収は2億円に届くところまで来ていると聞いています」(芸能プロ幹部)

だが、この有吉の”売らんかな戦法”が、現代日本のギャラ事情に、思わぬ形で影を落としているという。

「”あの有吉が、この値段なんだから”と、芸人たちのギャラを値切る口実に使われているんですよ。今までなら100万円はもらえた仕事が、70~80万円に抑えられるようになったと感じますね」(芸能事務所マネージャー)

モロに煽りを食っているのが、最近、ゴールデンタイムの番組の司会を任されるようになってきた世代だ。

「ブラックマヨネーズ、フットボールアワーの後藤輝基、アンジャッシュの渡部建、おぎやはぎ、オードリーです」(同マネージャー)

そんなんじゃ夢がない、ということはない。後藤やオードリーは昨年、出演番組数が400を超え、番組出演本数ランキングのトップ10入り。単純計算で、80万円×400本だとすると……3億2000万円!?

そんな中、本当の意味での”勝ち組”を紹介しよう。加藤浩次と、バナナマンの設楽統だ。

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「2人の共通点は、『スッキリ!』(日本テレビ系)、『ノンストップ』(フジテレビ系)と、平日の帯番組の司会を務めていること。

帯の司会は、一本の単価では、ゴールデン帯より20~30万円は安くなりますが、年間の実入りは大きくなる。

加藤は一本90万円、設楽は70万円といわれています。加藤が約2億3000万円、設楽は約1億8000万円という年収が約束されているようなもの」(前出の民放局ディレクター)

浮き沈みが激しく、移ろいやすい芸能界。多少はギャラが安かろうと、手堅い安定収入がやはり一番!?

[引用/参照:http://taishu.jp/16514.php ]

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コメント

  1. 1
    名無しさん 2015/08/06 11:40

    ギャラ=全部タレントの取り分て考えてるヴァカって、まだいるんだなぁ^^

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