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ハリセン近藤春菜「○○じゃねーよ」のギャグが長続きしている理由とは・・・

o20151022-1テレビで見ない日はないハリセンボン・近藤春菜(32)であるが、「角野卓造じゃねーよ!」のギャグを使うようになって10年近くが経っている。

流行り廃りの激しいお笑い業界において、これだけ長く一つのギャグが通用しているのはなぜなのか。お笑い評論家のラリー遠田氏に話を聞いた。

「春菜さんの『○○じゃねーよ!』のギャグは、角野卓造さんから始まり、シュレック、マイケル・ムーア監督、亀井静香さんなど、ネタが尽きることがありません。

フォーマットはそのままで、中身を変えるだけで済むので、ギャグのシステムとしてよくできているのです。

テレビでは必ず誰かと会話のやり取りがあるので、振られて返すというくだりを持っているというのは芸人にとっての強みだといえます」

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このギャグが生まれるきっかけを与えたのは、本人も語っているようにロンドンブーツ1号2号の田村淳(41)だ。

テレビに出始めの頃、番組内で「角野卓造さんに似ているっていわれます」と自己紹介したところ、田村から「角野さんはどうなの?」と振られてとっさに出てきた一言が、「角野卓造じゃねーよ!」だった。

「サッカーに例えると、淳さんがものすごくいいパスを出したので、春菜さんのシュートが決まったのです。それ以降、芸人が次々と点取り屋の春菜さんにパスを出すようになりました。

笑いのパスというのは、通常はプロの芸人でないと出せませんが、この芸は誰でもパスを出せるのがいいところ。アイドルや俳優がパスを出しても笑いの形になるので、いろんな場面で使えます」(ラリー遠田さん)

共演者を問わない使い勝手の良さは、数字にも現れている。

ニホンモニター社調べによる『タレント番組出演本数ランキング』では、女性部門で2年連続1位(2012、2013年)に輝き、現在もトップクラスの出演本数をキープしている。

いつの間にか、近藤春菜とハリセンボンは売れっ子女芸人の代名詞的存在にもなった。この秋は、元ネタ(?)の角野卓造本人と共演するNTTドコモのCMが話題となっている。

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「テレビに出始めた頃の春菜さんは共演する他の先輩芸人に比べてテクニックでは劣っていたかもしれませんが、その分『○○じゃねーよ!』の芸としての技を必死に磨いてきました。

彼女が好感度の高い売れっ子芸人になれたのは、面白い、愛嬌がある、それに加えて、常に全力であるということが挙げられます。流してやることがないから、いつ見てもネタが新鮮。

このギャグはずっと使えると思います。ただし、それもあの風貌があってこそ。痩せた場合は使えなくなるかもしれませんね」(ラリー遠田さん)

一生モノといえる一発ギャグを手に入れた近藤。芸を磨くか、女を磨くか?

[引用/参照/全文:http://www.news-postseven.com/archives/20151019_357171.html]

女性芸人の完成形!?

かつては女芸人でも、たけし・さんま・タモリのビッグ3に迫った存在に山田邦子がいた。

o20151022-5松任谷由実のモノマネなどをきっかけに人気となり、「女性なのによく頑張っている」として世間からも好感を得て、1990年前後には多くの冠番組も持っていた。

しかしある時期を境に、「天狗になっている」などとバッシングの対象にもされてしまった。

いちばん怖いのは同性である女性からの評価ともいえる。女性を敵に回したら最後、お笑い界のみならず、芸能界にいる人間にとっては致命傷になることもあるかもしれない。

春菜の場合、いい女ぶることもあるが、それが完璧に笑いに昇華できる。

角野卓造似のルックスもあって、誰も勘違いしているとは思わないだろうし、女性から反感を買うこともない。

反感どころか、売れ始めて数年経つが、決して出しゃばらず、周囲の空気を読みながらあくまで“サブ”に徹し、ネタを振られれば迷うことなく潔さを見せる。

お笑いの実力にしても、ハリセンボンとして『M-1グランプリ』の決勝に2度も進出するなど、折り紙付き。これでは視聴者のみならす、番組制作側からの評価も高まろうというものだ。

あるバラエティ番組で、『花子とアン』で共演した吉高由里子が、近藤春菜のことを「ゆるキャラみたい」と評していたが、たしかに適切かもしれない。

それほどかわいいわけでもなく、ちょっとブサイクでキモい部分もあるが、決して不快ではない――

[引用/参照/全文:http://www.oricon.co.jp/special/48014/]

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