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【M-1総評】大吉先生 とろサーモン優勝、和牛の不運・・・審査のウラ事情を語る。

12月6日放送のラジオ番組『たまむすび』(TBSラジオ)の特別番組をネットで配信する“ラジオクラウド”で、『M-1グランプリ2017』(テレビ朝日系)の審査員を務めた、博多華丸・大吉の博多大吉(46)が審査の裏話を語っていた。

まず、大吉は自身の審査方法について、昨年は“面白さ”“ツッコミのうまさ”“ボケの間”など、8項目の評価の平均を採点の基準にしていたと説明。

しかし、結果的に各コンビの点数が似かよってしまったため、今年は「細かく見ずに、大きなとこだけ、大事なとこだけ見る」ように変えたと明かした。

これを踏まえて、大吉は10組の1本目のネタと採点理由を解説。

さらに、最終決戦のとろサーモンと和牛について、大吉は「ネタの完成度は和牛」としつつ、「録画したのを見てもらうと分かるけど、どっちが爆笑のまま終わったかというと、とろサーモンなんよ」と、笑わせて逃げ切ったとろサーモンを最終的に推したと語った。

しかし、大吉は「タラレバで言ってもしょうがないけど。もし、和牛の(1本目と2本目の)ネタが逆やったら。最後にウェディングプランナーがステージの下から、“ぱーん”と飛び出してきてたら、俺は文句なしに和牛に入れてる。あんな見事な終わり方ないもん」と、和牛が2本目に披露した“旅館ネタ”より、1本目の“ウェディングプランナーネタ”を評価。

和牛の不運はクジの導入!?

続けて、大吉は決勝戦の開催前に吉本興業やM-1関係者の間で「とろサーモンと和牛が“ネタかぶり”している」と話題になっていて、それが、とろサーモンが1本目に披露した“旅館ネタ”だったと告白。

「こっからは臆測だから」と前置きしたうえで、「たぶんやけど、和牛って最後に、ウェディングプランナーするつもりやったと思う」「ネタの構成とか出来だけでいっても、1本目のほう(ウェディングプランナーネタ)がすごすぎたから」と、ネタ順を変更したのではないかと推測。

今回から導入された『笑神籤(えみクジ)』という、1組ごとに順番を決めるルールで、3番手に登場したとろサーモンが“旅館ネタ”を先に披露してウケたため、9番手の和牛は1本目に予定していた“旅館ネタ”を回避。

2本目の予定だった“ウェディングプランナーネタ”を1本目にしたのが、勝負の分かれ目になったと説明し、「もしそうだとすれば、これはもう運やしね」とコメントした。

最後に、M-1ラストチャンスで優勝に輝いたとろサーモンについて、大吉は「“準決勝でずっと落とされてたやつが、なんで今日だけは落ちないんだろう?”っていうのが、俺、不思議やったの」と言うと、「だから、“もしも笑いの神様が本当にいて、1組応援してるとなれば、これ、とろサーモンだなぁ”っていうのは、ずーっと今年、思っていたことでした」と、今年のM-1を振り返っていた。

「大吉のM-1解説に、ネットでは“最後まで聞くとゾワゾワする”“大吉先生が審査員してくれててほんと良かった”など、驚きと賞賛のコメントが多数寄せられ、さまざまな漫才論も展開されていました。

プロも素人も今年のM-1について、語らずにはいられないようですね」(お笑いライター)――解説を聞いてから今回のM-1を見直すと面白そう!

[via:日刊大衆]
https://taishu.jp/detail/30819/

「ゆにばーす」に度肝を抜かれる

点数の上がりづらいトップバッターながら、司会の今田耕司から「トップバッターでこれほど盛り上がるのは珍しい」と評価された「ゆにばーす」について、大吉も好評価を下していた。

「実はトップバッターは、だいたい85から90の間でつけよう、みたいな流れがあるんですけど。あれだけの舞台で急に出てきてやれたっていうので……」

さらに、個人的に評価が高いポイントがあったと語る。

「ぼくが一番評価したっていうか、すげえなって思ったのが、『翼の折れたエンジェル』のくだり、あれで度肝抜かれたんですよ。

何やってんだ、こいつら?と思って。あんな大舞台の、あんな大事なところで、『翼の折れたエンジェル』のサビ、歌う?」

4分という縛りのなか、ネタの終盤でボケのはらが中村あゆみの楽曲『翼の折れたエンジェル』の大サビをまるまる歌うという場面があったのだ。

「けっこう、歌ったやん。あのときにちょっと鳥肌が立ったんですよ。ゆにばーすのやり方に。すげえなと思って。よっぽど自信があるんだなっていうか。

若手の頃から、ずっと上の人に言われてたのが、漫才でもコントでも、『とにかく芸人はポリシーがないとダメだ』って言われてて。

この答えって、いまだにわかってないんですけど。『自分はこれが面白い』って思う、揺るぎない心のことをポリシーっておっしゃってたと思うんですね、僕の解釈だと」

そのポリシーを、ゆにばーすから感じたというのだ。

「それが大事だとすれば、あの場で『翼の折れたエンジェル』をしっかりと歌って、しっかりウケきるっていうのは、すごいって思って。勇気がいるっていうか、僕ならできない。あのネタは、作れないかなって思って」

残念ながら決勝に進んだ10組中8位となってしまったゆにばーすだが、芸人にとって大切なポリシーを持って、この結果を次につなげてほしい。

[via:Smart FLASH]
http://news.livedoor.com/article/detail/14009684/

ネットの反応

・確かに和牛の一本目のネタは面白かったなぁ!
・いやぁ、すごい話だった・・・
・すごく納得できた。
・ゆにばーすは良かったよね
・来年こそは、審査員全員和牛が一番ってなるぐらい和牛頑張ってほしい
・素人にはツッコミの村田さんの凄さが分からなかったから有難い!
・いやぁいいね 審査員の採点の詳細聞けるのこれくらいちゃう
・これ聞いてさすがプロやな思ったわ
・大吉先生真剣に審査員してますね、感心しました!
・ゆにばーすの評価めっちゃかっこいい!
・大吉が愛されるのは分かる気がするけども大吉で笑った事はほとんど無い。
・これテレビで話した方が良いな
・めっちゃ言葉選んでるなあ笑
・なんか大吉先生優しい…
 でもそれが先生のいい所であり悪いところだな…
・笑いの神様がとろサーモンに微笑んだのところ鳥肌たった
・最初はネタで言われてた「先生」という呼び方、今は本当にしっくり来ます
 理路整然としていて嫌みがない、いつまでも話を聞いていたい芸人さんです
・大吉さん去年は顔面蒼白でビビってたのに、今年はめっちゃベテラン審査員みたいな空気出してきてて笑 審査楽しんでるなー
・ジャルジャルとかあんだけウケたさや香が低かった理由がなんとなくわかった気がする
・大吉先生は簡潔で分かりやすいね。間とか順番、タイミングが大切だというのがよく分かった。
・また来年も審査員お願いします。

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