OTHER

HEADLINE

TBSドラマ版『この世界の片隅に』に映画版が「一切関知しておりません」と異例のコメントをしたワケ

アニメ映画「この世界の片隅に」(片渕須直監督)の製作委員会が、TBS系で放送中の実写ドラマ版の内容などについて「一切関知しておりません」と表明した。

放送中のドラマ版も、劇場アニメ版と同様に、原作はこうの史代氏の同名漫画。太平洋戦争中、広島県呉市に嫁いだ松本穂香演じるすずが、夫の松坂桃李演じる北條周作と懸命に生き抜こうとする姿が描かれる。

ドラマのエンディングで流れるクレジットに「special thanks to 映画『この世界の片隅に』製作委員会」との表記が見られるが、劇場アニメの製作委員会は24日、公式サイトで

「当委員会は当該ドラマの内容・表現等につき、映画に関する設定の提供を含め、一切関知しておりません」

と、ドラマ版とは無関係であると説明した。

[via:日刊スポーツ]
https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201807240000442.html


映画化以前に日テレでもドラマ化


主役のすず役に北川景子、すずの夫役には小出恵介・・・

ネットの反応

・いや、関知してないのはわかるけど無関係ではないだろw
・TBSの抱きつき商法です
・同じ原作を使うから一応の敬意をはらっただけだろ
・マジかよwww 便乗商法やってたのかw
・まるで関係あるかのように映画この世界の片隅にspecialサンクスしてて悪質だな
・映画この世界の片隅にからパクりましたってことだろう
・原作者でもない2次創作同士が揉めてるのが最高に醜いw
・ドラマはつまんないけど、映画は面白いよ、ってことだろ。
・原作にはない劇場アニメ版のオリジナル設定があって、TBS版はそのオリジナル設定を丸々パクってると。
 そのことに関して「Special Thanks」だけで済ませるつもりみたい。
・カットとかマルパクだもんな
・番組側から提供される写真は明らかに映画と同じカット割りの実写化。
・ドラマ側は映画を参考にしてるけど、映画製作委員会側はノータッチだからこその「special thanks to」なんでしょうね
・のんさん冷遇も改めずにテレビの方がタダ乗りして来たなら恐怖ですね。
・「ありがとう!」「いや、キミにありがとう言われる筋合いないけど?」って大分事態としてはヤバいとこに来てるよなぁ…
・まーなんというか、悶着というかTBS側の不義理とか横着という印象にはなるね。
・こうの先生が積み上げて片渕監督が更にご自分で足を運んで調べ上げたあの映画の場面を勝手にパクって「ありがとう」を言えば良いと思っているとしたら、あのドラマは打ち切りにしても良いくらいだと思う。
・アニメは片渕監督が必死になって、当時の中島本町の資料を見たり住んでいた人に聞いて、あの町並みを再現したんだよなぁ。当時のキャラメルの値段とか。
・現在確実にわかっていることは「アニメこの世界の片隅にの製作委員会はドラマ版にスペシャルサンクスとしてクレジットされたことを迷惑に思っている」というくらいですかね。
・二話目まで確認してからこういう発表してるんだから腹に据えかねたことがあるんだろう
・そりゃーあんだけクオリティの酷いドラマ版と比較されたらたまったもんじゃねーからなw
・でも原作者はドラマの方に協力してるっていうw
 >ドラマのプロデューサーが原作者にアイデアもらってと言ってるね
・いつまでも引っ張って長尺版やるタイミング逃してドラマやられて逆切れて
 >まだロングラン上映中だからね
・どんなにドラマが話題になってもアニメ映画 この世界の片隅でが放送されることはない なぜなら主役声優がのんだから
・Special thanksなんて許可取らねえだろ 挨拶すら許可いるのかよ
・のんをなんとしてでも消し去りたい事務所の意志がドラマ制作の8割くらい占めてそうw
・原作者は連ドラのほうが総放送時間が多いことで細部まで描いてもらえるって、ハイテンションなんでしたっけ?
 >連ドラ化が決まった時のコメントが、「原作に近いものになります」で、アニメ映画版が大幅カットされてた事に対する嫌味っぽかった。
 んで結局蓋を開けたら、原作に無かった現代編が追加されたり全然原作に近くなかったんだけどねw
 結局自分より名前が売れた片淵監督に嫉妬したんだろうなぁ。

ドラマ版に対するヘイトが上昇中

これに対するネット民の反応は、概ね2種類に分けられるようなものとなっている。

1:「ドラマ版での演出と、映画版での演出に酷似した点がある」ことについて、「何の契約関係にもなかったのに演出をパクったのか」という方向で、ドラマ版に怒りを向けている人。

2:「Special thanks to」という言葉から「契約」や「協力」という両者の関係性をイメージしていたものの、そうではなかったことを知って「無許可でspecial thanks to 映画『この世界の片隅に』製作委員会」と表記していたことについて問題視している人。

前者についてはノータッチとさせていただくとして、気になったのは後者の人達である。

Special thanks toとは

SNSが発達し、誰もが自由に誰とでも意見を交わせるようになった昨今よく見るのが、言葉の意味に対する認識の違いから発生するいざこざだ。皆さんも1度は目にしたり、巻き込まれた覚えがあるのではないだろうか。

今回のもその類だと思う。そして、そういう時に私が心がけているのは、その言葉の今あるイメージを捨ててその言葉本来の意味に立ち返ったり、他の場面での使われ方に目を向けることである。

では、Special thanks toは、本来どの様な意味だろう。

「Special」は「特別」thanksは「感謝」……つまり「特別な感謝を」といったところだ。そこに「契約」や「提携」「協力」的な意味は無い。フランクに言うと「マジでありがとな!」って意味しかない。

本来の意味通りの使われ方

これらを見る限りspecial thanksというのは、無償で協力してくれた方や、日頃からの感謝を伝えたい相手、あるいはインスピレーションを受けた相手など、作品には権利や契約上全く無関係の人の名前を一方的に掲載していいものなのだろう。

確かにspecial thanks toを、それだけで専門的な意味を持ちえる1つの熟語として捉えた結果、「契約」や「提携」「協力」的な関係性をイメージしてしまうという心理はわかる。

また、ドラマの制作会社が何かと炎上案件を生み出しがちなTBSだという点が悪影響を及ぼしている感も否めない……。

しかしそれらを踏まえた上でも、「問題では!? 」や「勝手に○○したってこと!? 」などと反射的に事を荒立ててしまうのはどうかと思う。

こういうときは、本件に限らず一度落ち着いてその言葉本来の意味や、他での用法に目を向けてみるべきではないだろうか。

[via:https://rocketnews24.com/2018/07/24/1094571/]

関連商品

コメント

  1. 1
    名無しさん 2018/07/25 19:10

    コレって何故映画側基軸なん?あくまでも原作者基軸じゃなければならないよね??
    なのに、云々言っているのは映画側ばかり。
    でも原作者はドラマ側に加担しているのだから、どう足掻いてもドラマ側なんだと思う。
    監督と努力などを権利云々言っているけれど、それは映画側からの目線でしか無いし。
    原作者側は今回の2組に対して何も発してはいないのだから、問題をややこしくさせている映画側がよろしくないのでは?
    要はもっと映画側を高評価してくれ!!あんな丸パクリのドラマと一緒に扱うな!!って事でしょ?
    でも、どんなに苦労していても、それは観る側としては勝手にやっている事だし頼んでもいない。
    単なる制作者のプライドからなる価値でしかないからね。
    丸パクリであろうとも見やすい方を選択するだけだよ。
    今回の事以外でも大概はグダグダ言っている方のが面倒になって観ないケースが増える

  2. 2
    名無しさん 2018/07/25 19:40

    原作は普通にクレジットされてるし、問題のサンクスは映画の制作委員会宛てなんだから
    もう少し問題点を理解してから長文コメントしたら?

コメントする

関連記事

このカテゴリの最新記事