OTHER

HEADLINE

松本人志「面白トーク墓場行き」カット要請に苦言は『まつもtoなかい』の広末トーク?編集カットになる理由

ダウンタウンの松本人志(59)が5月12日深夜、公式ツイッターに“トーク番組でコメントをカットされた”と投稿した。

無念さを滲ませたツイートだったが、行間には番組スタッフに対する不満も読み取れる。当然ながら、テレビ業界には大きな波紋が広がっているという。

まずは松本が投稿したツイートの全文を引用しよう。

《トーク番組においてゲストのめちゃくちゃ面白かった部分を後日マネージャーサイドからカットして欲しいと言われることがチョイチョイ有ります。

いや。イメージダウンに絶対にならない。いや。イメージアップにしかならない面白トークをカットか》

《悔しいです。悲しいです。勿体ないです。面白トーク墓場行きです。合掌》


松本人志「面白トーク墓場行き」

具体的な番組名などの詳細は巧みに伏せられている。とはいえ、「いかにもありそう」と思った人は多かっただろう。民放キー局のディレクターが言う。

「バラエティ番組でゲスト出演者やマネージャーから、『あの部分はカット』と要求されることは昔からありました。

出演者本人よりマネージャーが注文を付けることが多く、以前は説得しようとするディレクターやプロデューサーもいました。しかし今では、カットを受け入れるケースが圧倒的に多いですね」

なぜディレクターはカットの要望を飲まざるを得ないのか。理由として“パワーバランス”の問題が大きいようだ。

「テレビ側の人間が、芸能人や所属事務所と揉めて得をすることなど一つもありません。マネージャーがヘソを曲げ、事務所の芸能人全員が出演を拒否するような事態になれば大問題です。

カットの要請を無視して放送し、それをSNSで批判されたりしたら、番組が炎上してしまうでしょう。『あのトークはカットしてください』と言われたら、従ったほうが無難という空気が存在するのは事実です」(同・ディレクター)

納得できるケース

松本のツイートは、そうしたスタッフ側の空気──要するに事なかれ主義──を批判したとも読めるという。では具体的に、どのようにしてトークはカットされるのだろうか。

「トークの編集は担当者が決まっており、一般的にはディレクターが編集権を持ちます。

編集された素材は総合演出やプロデューサーといった上層部がチェックし、さらにカットする部分が指示されたり、逆にカットしたはずのトークが復活したりします。

マネージャーからカットを依頼されたら対応を検討しますが、実のところ納得できるケースも少なくないのです」(同・ディレクター)

例えば、CM契約を結んでいるにもかかわらず思わずライバル社の商品を口にしてしまったとか、情報解禁前に出演作について話してしまったという場合だ。

「マネージャーが『担当する芸能人のことを思ってカットを依頼する』のは事実です。

とはいえ、『プライベートについて喋りすぎたからカットしてほしい』とか、『あまりにも正直に喋りすぎたため、イメージダウンが懸念されるからカットしてほしい』といった理由になると、納得できない気持ちになることはあります」(同・ディレクター)


過去なんども「カット問題」へ言及していた

頭の痛い問題

MCから「嫌いなタレント」を訊かれ、思わず実名を出してしまった。こんな場合なら、ピー音を入れれば済むかもしれない。

だが、「清純派アイドルが誰も知らない昔の武勇伝的エピソードを披露」し、スタジオが盛り上がったとしたらどうだろう。

MCを筆頭とする出演者も番組スタッフも放送を望むだろう。だが、マネージャーはイメージダウンを懸念し、カットを要求する。ディレクターは、そのトークをカットするのか、それともしないのか……。

「松本さんのツイートからは、マネージャーの要求を受け入れたディレクターへの不満が伝わってきます。カットされたトークを松本さんは面白いと思い、ゲストのイメージダウンにはならないと判断した。

ところが、ディレクターは同じ想いを共有していなかったわけです。ディレクターに対する『頑張って放送してほしかった』というメッセージを感じ取りました。

松本さんの指摘は正論ですが、それでも私たちの本音を言えば、頭の痛い問題ではあります」(同・ディレクター)

2018年にも抗議

松本がトークの編集に不満を漏らしたのはこれが初めてではない。2018年3月には、以下のツイートを投稿した。

《メダリスト達はバラエティ番組なんて出なくて良いんですよ》

《の後》

《ジャンクスポーツなんて一番出たらダメですね(笑)》

《をなぜカット?》


松本人志「なぜカット?」

松本はフジテレビ系列で放送されている『ワイドナショー』に、2013年から23年までレギュラー出演していた。18年3月には、オリンピックで活躍したアスリートはバラエティ番組に出演する必要はないという持論を番組内で展開した。

その際にオチとして、相方の浜田雅功(60)がMCを務める『ジャンクSPORTS』に「出演する必要はない」と言及したのだが、それがカットされてしまったようなのだ。

「松本さんは番組収録中、フリがあってのボケ、言葉のチョイスや順番、話の組み立て、ツッコミのタイミングなど、ありとあらゆる要素を計算しながらトークに臨んでいます。

あの場合、『ジャンクSPORTS』の番組名を出すことでスタジオは爆笑したはずです。それがカットされたのは、ある意味でスベったと同義です。

いや、スベってもオンエアされれば日の目を見ますが、ウケてもカットされたとなると不条理と言っていい状況です。

笑いの作り方が崩れ、自分が思い描いた展開にならなかったのですから、超一流のお笑い芸人である松本さんとしては納得がいかなかったでしょう」(同・ディレクター)

挟み撃ちの辛さ

近年のバラエティ番組は、スタッフ側が知恵を絞らず、安易な“芸人頼み”の企画も少なくない。そのため芸人側の発言力は強くなる一方で、トークのカットを巡って抗議されることも増えてきたという。

「松本さんの目線は出演者のものではなく総合演出に近いのだと思います。だからこそ、これまでに何度も編集に対する不満を漏らしてきたのでしょう。

松本さんほど影響力の大きな芸人はいませんから、ディレクターが感じるプレッシャーは増す一方です。

芸能事務所とケンカするわけにはいきませんし、松本さんを怒らせるのも怖い。正直なところ、どう対応したらいいのか……」(同・ディレクター)

[via:デイリー新潮]
https://www.dailyshincho.jp/article/2023/05241100/

松本人志「バラエティはいよいよ大変だ」

「バラエティはいよいよ大変だ」
ツイート”の真意を明かす

ダウンタウンの松本人志が12日、レギュラー出演しているトーク番組『ワイドナショー』で発信した自らのツイート「バラエティはいよいよ大変」の真意を語った。

松本は6日にツイートで「バラエティはいよいよ大変だ」とがつぶやき、「でもさ。でもやん。テレビで腹痛いぐらい笑わせたいやん。それが人志少年の夢やったからな」と地上波テレビに対する愛情を明かした。

この日の番組冒頭で松本はこのツイートについて、

「(地上波のバラエティ番組は)なかなかやりにくい状況が続いている。(『72時間ホンネテレビ』を指して)ああいうのが盛り上がっていた、地上波も負けてられないな。

地上波はダブルスタンダードで面白いことをやっていきたい」と真意を説明。

さらに松本は番組内でテレビ業界が抱える体質として、「BPOとかね。番組の倫理を向上させたいはずが、テレビ局が萎縮して、逆方向にいってるんじゃないか。もう少し攻めてもいいかなと」と苦言を呈していた。

松本は10月17日のツイートでも「バラエティー番組はいわゆるスピード違反で叱られる時がある でもそれはテレビを面白くしたい情熱だったりする。今のテレビを面白くなくしてるのは叱られることを恐れすぎのスピードださなすぎ違反だと思う」とテレビ業界に問題提起していた。《中略》

ジャニーズ事務所を退所した稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が出演した『72時間ホンネテレビ』が総視聴数で7400万件を記録するなど大成功し、メディアの壁が大きく崩れようとしている。

メディアの変革期を迎えて、松本のツイートの真意が注目されていた。

[via:DailyNewsOnline 2017/11]
https://dailynewsonline.jp/article/1375190/


5月21日放送の『まつもtoなかい』ゲストは岡田准一と広末涼子

ネットの反応

・忖度ってやつですね。
・えーっ、勿体ない
・どちらも正論であるが故に難しい問題。
・まっちゃんは、あくまでも演者の立場。
・要は誰も責任を取りたくない。
・墓場行き辛い 面白トーク部分見たかった
・未公開シーンでも見れないパターンのやつぅぅ
・確かに『まつもtoなかい』で岡田准一と比べて広末涼子の発言が少なすぎるかなとは思いました。
・収まりきらなかっただけじゃない?
・面白い話したのにカットって事務所側は何のためにトーク番組出したん?
・本人が放送されて良ければいぃじゃん。
・ご本人がOKであれば、その意思を尊重して流すのが筋だと思う。
・事務所のキャラ設定が強いとそういう事ありそうですね。
・ゲストの方々は結果的に損してますよね
・番組宣伝のために来た子を面白くさせるのが芸人なのにねえ
・特番でやるとかはダメなのかなあ?
・『酒のツマミ』でいうと、この前の酔ってる犬飼貴丈さんや、AKB柏木さんの風呂入らない話とか面白いでしかない。カットしてたら視聴者のイメージに上塗りされないし、記憶に残らないよね。
・編集で面白さを作るYouTubeと変わらなくなってきていて残念
・そらテレビもつまらなくなりますね
・番組側もその依頼を突っぱねて放送したらタレント側と問題になると考えればカットするんじゃないかな。
・放送後、騒動に発展した場合、責任を直接的に問われる立場なのは、ディレクター。
・最終決定権を持つ者の立場を理解した方がいいと思う。いい番組やお笑いを作り上げたいのは、ディレクターも一緒。ただし、立場が違うのは認識してってことね。
・面白ければ何でもよいという昔の考え方が通用しなくなってきているので、安全路線で行こうというのは理解できる。
・今はスポンサーなども神経質にならざるをえない状態。スタッフの立場もある程度考えてあげるのも必要かと。
・ゲストサイドのカット要望を汲むのは番組サイドの義務、世間に向けて松ちゃんが不満をツイートするのはどうかと思う。
・「もしものときはカットしてくれる」という安心感と信頼から録画式のトーク番組に女優やアイドルは出演するんです。
・もし炎上した場合、番組側は守ってくれないでしょ。
・俳優やアイドルなんてのは芸人とは違って面白いだけでは生きていけないから仕方ない
・そうやってカットされて出来たのが今のつまらんバラエティ
・そうやって、編集権放棄してたかだか芸能事務所や広告代理店に忖度しまくって今がある。ジャニなんかまさにそう。
・タレントは使われる側。そこの部分をはき違えると、こうなる。
・全権握りたいならプロデュース業の方に行ったらいいと思うけど
・松本人志は結構クレーマー体質あるわ
・老害化してきたな
・松本人志は「あまのじゃく」的な部分も昔から旺盛で、独特な視点、感覚から捉えた持論を、どこかで絶対的なものとして譲らないところがある。
・パワハラやんけ
・演者としてやることをやったら、あとは編集に任せるぐらいの器の大きさというか、心の広さを持てばいい。
・松本自身はワイドナショーでけつあな確定いじってカットされてそれが理由で辞めたみたいな噂あったな。
・松ちゃんはあと数年で引退するとポロッと言っていたけど、自分の理想とするものがどんどん出来なくなって…もしかしたらテレビに限界を感じたからなのかも。
・何十年も芸能界の最前線にいる天才だからこそ、こういう幻のカットトークが増えて、世に出せない悲しさや寂しさや悔しさがあるのでしょうね。
・コンプラ。局の意向。事務所の意向。スポンサーの意向。地上波の制限ですよね。
・昔恋のから騒ぎに出てた女が「どうせカットされるから話したくない」みたいなこと言ったら、さんまが「俺は2時間番組で10時間喋って8時間カットや!」と説教していた
・これは雑誌などのインタビューでも同じ。日本では公開前に事務所側の原稿チェックが当たり前。欧米ではメディアの編集権を侵害するものとして原則的に許されません。
・アマプラとかで「なぜだか知らんが編集されてしまったシリーズ」をデジタル配信して!
・未公開シーンで局アプリの限定配信とかででも見てみたいかも。

関連商品

コメントする

関連記事

このカテゴリの最新記事