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WBC 野球機構のお粗末な体制

これで本当に「代表の常設化」なんてできるのか。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表の最終メンバー発表では、体制そのもののお粗末さが露呈した。

20日夕、山本浩二監督(66)によるメンバー28人の発表が行われた直後、会場となった宮崎市内の宿舎ではひと悶着(もんちゃく)起きていた。日本野球機構(NPB)関係者からの「選手のコメントは出ません」という一方的な通達に、一部報道陣が「それはないでしょ!」と気色ばんで詰め寄ったのだ。

WBCメンバー28人の発表
WBCメンバー28人の発表

落選した5選手への配慮もあり、メディア側では直接取材を自粛する代わりに公式コメントを出してもらえないか、事前に打診していた。だがNPB側の説明は「聞いてみたがダメだった」。

聖沢諒球団なら日ごろから選手と接しているが、短期招集では密な意思疎通が難しいのは確か。とはいえ、メディア側も選手の声なしで引き下がれない。結局、2時間以上たってから阿部ら13人分の談話が出たが、落選組では楽天・聖沢諒外野手(27)のみだった。

今回の合宿は万事がこの調子。初日には、多数のカメラが練習場に入る監督や選手の表情を撮ろうと待ち構えていたが、肝心の阿部が早出練習ですでに中にいることが後でわかり、一同ズッコケた。またあるときは、練習後にコメントを取ろうと正面出口で準備を整えていたのに、裏口から帰ってしまったこともあった。

たとえばサッカー日本代表では、協会広報部がチームに専属の担当者を配置。練習終了後には選手が取材を受けるミックスゾーンを通らせ、チームのスケジュールも事細かに発表する。侍ジャパンのような事態は、まず起こらない。

NPB関係者は「ウチには人がいないんです。サッカーのように普段から試合があれば、常駐の広報がつけられるんですが...」とポツリ。WBCの過去2大会は指揮官が現役監督だったため、所属球団のスタッフを代表に連れてきて体制を整えた。しかし、現場を離れて久しい山本監督ではそうもいかない。

今やドル箱となったサッカー日本代表を念頭に、NPBは侍ジャパンの常設化を掲げたが、これが野球における代表ビジネスのお寒い現状だ。山本監督以下、首脳陣もWBCが終われば解散。定期的に代表戦をやって稼ごうというもくろみも、このままでは絵に描いた餅に終わる。

[zakzak]
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20130222/bbl1302220708001-n1.htm

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WBC
[9] いやいや

これで日本が三連覇したら、褒めちぎる癖に。
マスコミや世論は、そんなもん。

[8] やっぱり

山本浩二じゃね… 打線も全然機能してないし、星野仙一の二の舞だなw


[7] チャー研!

↓誰も思ってーよアホ

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