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芸能界は詐欺師だらけの危険な世界!?美人局もありのゲス過ぎる詐欺、恐喝テクニックとは?

「詐欺師・ヤクザだらけの危険な世界」度々、このように称されることもある芸能界。

芸能界と裏社会役者・タレントを目指す者が詐欺に遭うのは日常茶飯事。また昨今では、若手プロデューサーもターゲットにされることもある。今回は、魑魅魍魎が跋扈する芸能界で、プロダクションを経営している筆者の友人が知ってしまった詐欺の一部をご紹介する。

<以下、友人談>

●ケース【1】「制作詐欺」

制作詐欺有名イケメン俳優Kが所属するGプロダクションは、業界をまだ良く熟知していない若手プロデューサーをターゲットにした制作詐欺を行っているんです。

あるプロデューサーは、Gプロから、

「いま、地上波テレビ局から『ドラマ枠』の購入を持ちかけられています。この枠のドラマの制作プロデュース権利をあなたに安価で譲りたいと考えているのですがいかがでしょうか?」

なんて提案をされたようです。テレビ局は、たまに芸能プロにキャスティング権やプロデュース権を渡す、つまり、その時間帯をある程度自由にできる権利を売ることがあるんですよ。

この枠を買いさえすれば、自社や系列会社のタレントを自由にキャスティングできるんです。でも、テレビではあまり聞きませんね。ラジオではよくあるみたいですが...。提案された彼は、業界経験が短かったため、だますことができると思われていたのではないでしょうか。

この時の提案で出された料金は70万円でした。若手がドラマを作る機会を得ることができるのならば破格の安値です。

しかし、先方に契約書などを交わしたいと要望を出すと「契約書ですか?貴方をただ応援したく、ウチが赤字覚悟で提案したのに...。感謝される前にそんな事おっしゃると思いませんでした。この話は無かった事にしましょう」といきなり慇懃無礼になり、被害者面をして逃げたそうです。

またほかにこの連絡をしたある人には、資金力がない場合に、

「貴方が払う必要はなく、出演者たちから舞台のようにドラマDVDの買取ノルマなどを設けてお金を集めればいいのです」

なんて提案までしてくるそう。多くの舞台が、役者が自身でチケットを買い取り、知人などに売る、チケットノルマ制によって制作費を出しています。そのTV番組バージョンといったところでしょうか。この方式を使って、制作費を集めるのもある意味合理的なのですが、この後に「確実に番組が制作され、確実にDVDが発売された場合に限る」、という一文が入るんですよ。

その昔、プロデューサーを志望していたAさんが、この話を信じてお金を払ったそうなんです。ですが、その時作られた「地上派ドラマ番組」は、DVD化はおろか、未だに放送もされていません。もちろん、契約書などの証拠になるものもないため、「ノルマ」を支払った役者達のクレームはGプロではなく、Aさんにすべて向けられてしまいました。彼は人望もお金も失ってしまい、途方に暮れてしまったそうです...。

●ケース②「美人局」

美人局詐欺「メディアの仕事に携わっている。媒体やショーにキャスティングできる」という言葉で女性を釣るため、業界入りする男性は少なくないんですよ。レイプや少女売春などの前科がある自称・プロデューサーH・M氏もそのひとりだったのでしょう。

モデルを夢見る素人の女の子たちに『事務所は六本木にあり、大手ファッション雑誌や大手ファッションショーにも携わっている』と常日頃うそぶいていましたね。

ですが、H氏のいる六本木のオフィスの住所はレンタルオフィス。六本木や渋谷など、家賃が高そうで会社所在地として聞こえの良い場所のレンタルオフィスを借りて、悪徳事業を行うのは詐欺師の常套手段ですよ。

そして、「携わっている」とは便利な言葉ですよね。実際弁当買いなどのADのまね事をしたでも「携わっている」と言えますから。Hさんは、「ファッションショーとか色々な案件があるけど、まずはコミュニケーションが必要だね」などと言って、多くのモデルを目指す女性に肉体関係を迫っているみたいです。

未成年モデルまた、そんな自称プロデューサーのH氏には、美人局の疑惑まであるんですよ。知人Nさんが、ファッションショーイベントに誘われた時のことです。そこでH氏からモデルのFさんを紹介されました。

Nさんは、さっそく自身が主催するファッションショーへの出演をFさんに依頼。Fさんは快く引き受けてくれ、また「私の他にもモデル仲間を数人紹介してあげる」と、仲介まで請け負ってくれたんだそうです。

いい出会いができたと喜んだのもの束の間、その後H氏の態度が急変し、「ウチのモデルに勝手に依頼するな。Fがファッションショーの出演を相談したモデルたちとイザコザが起きて、ウチを辞めているんだ」と激怒。また、モデルのFさんが未成年であることから警察へ通報するなどと脅しめいたことまで言い始めたらしいんです。

結局Nさんは、それっきりFさんと連絡がつかなくなったんですけど、どうやらこれがHさんの常套手段だったみたいです。Hさんが、本当に未成年者を雇っていたかは不明ですけど、彼の恫喝に恐怖を感じ、金銭を支払ってしまう場合もあるんでしょうね。

<以上、友人談>

現在、どこのテレビ局もギャランティが安くなり、紙媒体の雑誌も売れなくなっている。ちょっと前なら「女を脱がせれば金になる」ため、経営破綻しそうなプロダクションは着エロやAV事業をやっていたが、現在はアダルト作品ですら、全盛期とは比べるとその売上は雀の涙だ。

芸能界、メディアも斜陽と言われて久しく、死語となりつつあるアベノミクスの兆しすらも感じられない。もしや業界では、詐欺・恐喝が一番儲かる事業なのかもしれない。[TOCANA]
http://tocana.jp/2014/05/post_4090_entry.html

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