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村田諒太 不可解な敗北の波紋 WBA会長が再戦要請も、ジム会長は不信感「再戦は絶対にない」

歴史的快挙達成は、ならなかった。ボクシング12年ロンドン五輪ミドル級金メダリストでWBA同級2位の村田諒太(31)=帝拳=が、世界初挑戦での王座獲得に失敗した。

同級暫定王者(1位)アッサン・エンダム(33)=フランス=に1―2の判定負け。1995年12月の竹原慎二以来、2人目となる日本人ミドル級世界王者、日本人初の五輪メダリストの世界王者という夢はかなわなかった。初黒星の村田の戦績は12勝(9KO)1敗、エンダムは36勝(21KO)2敗。(観衆1万1000)

村田の敗戦が告げられると、観客からは「えーっ!?」という驚きの声が上がった。怒号や戸惑いの声が入り交じる騒然とした雰囲気。村田はアナウンスに耳を疑うようなの表情を浮かべた後、ぼうぜんとなった。

「判定を聞く瞬間に正直、胸騒ぎみたいなものはした。(ロンドン)五輪の時は何となく勝ったんだなという感じはしていた。“勝ったよ”と手を挙げていたが、ちょっと変な予感はしていた」。

その直感が悪い方向で的中してしまった。日本人初の五輪メダリストの世界王者も、95年12月の竹原慎二以来、日本人2人目のミドル級世界王者も目前で逃げていった。

試合は村田ペース進んだかに見えた。「相手のパンチが独特の角度で出てくるので」と初回はほとんど手を出さなかった。徐々にギアを上げていき、4回に狙い澄ました右がエンダムのアゴをとらえて先制ダウンを奪った。

その後も前に出てプレッシャーをかけ続ける村田と逃げるエンダムという展開で試合が進んだ。

村田が得意の右などで何度も相手をぐらつかせ、優位に試合を進めたかに見えたが判定は1―2。

村田は「試合は第三者が判断すること。僕が勝った、負けたとかは言いたくない」と淡々と語ったが、一方で「もっと打てるシーンがあってもよかった。もう1、2回ダウンを取れば勝てる試合だった」と悔しさをにじませた。

全勝で駆け上がって世界の舞台に立ったが、ここまでは苦しんだ。持ち味ではない足を使おうと試みた時期もあった。そこでコンビを組む田中繊大トレーナー(45)と原点に立ち返った。

「最も状態が良かった」という銀メダルだった11年世界選手権の映像を分析。ガードを固めて前へプレッシャーをかけ、最後は右ストレートを決めるという自らの強みで勝負することに決めた。

昨年は4戦全KO勝利と確かな自信をつかんだ。初の世界戦の大舞台でも磨いたストロングポイントで攻めたが、わずかに届かなかった。

村田は「五輪が終わってから注目されるようになって、自分なりに努力してきたつもり。その努力の集大成として見せたかったのが今日だった」。

今後については「それが見せられなかったことに対して、負けたらもう1回頑張ると簡単に言えるかというと、正直そんな簡単な日々を歩んできたつもりはない。気持ちの整理が必要」と語るにとどめた。村田はどんな決断を下すのか。

[via:http://www.hochi.co.jp/sports/boxing/20170521-OHT1T50069.html]

今回は手数をとる審判が2人いた

12Rを終え、村田からは自然と笑みがこぼれたが、判定はまさかの結果を伝えた。3人のジャッジはそれぞれ、エンダムと村田に110-117、116-111、115-112の採点を出し、2-1でエンダムをタイトルホルダーに選んだ。

ジャッジは、米国のラウル・カイズ・シニアと、パナマのグスタボ・パティージャ、カナダのヒューバート・アールの3人。

判定は8R終了時で村田の2-1だったが、両者の明暗は残り4Rで分かれた。村田が圧力をかけ重いパンチを出した一方、エンダムは足を動かし軽いパンチを出すなどアウトボクシングに徹した。

日刊スポーツ21日付紙面によると、世界戦で107試合の審判経験を持つ元レフェリーの森田健氏は「今の採点基準はあいまいで、有効打をとる審判と手数をとる審判に分かれる。今回は手数をとる審判が2人いた」と分析している。

WBA会長「公正な採点がされなかったことに怒りを覚え、不満を抱いている」

ボクシングの採点はラウンドごとに10点満点の減点方式で行われ、試合を見ながら自分で採点する関係者やメディアは多い。参考までに、財団法人・日本ボクシングコミッション(JBC)公式サイトには以下のように採点基準の説明がある。

・互角…10対10
・一方が勝っている…10対9
・一度のダウンやこれに近いグロッギー状態(パンチを受けてふらふら)…10対8
・2度のダウンやKO寸前…10対7
・3度のダウン…10対6

WBAのヒルベルト・メンドーサJr会長もこの試合を採点しており、21日にツイッターで自身の採点表を公表。そこでの判定は、117-110で村田の勝ちだった。会長はその上で、

「公正な採点がされなかったことに怒りを覚え、不満を抱いている。私の採点では、村田が117-110で勝っていた。まず初めに、村田諒太と帝拳、そして日本のボクシングファンにおわびしたい。いかにして、ひどい判定のダメージを修復すればよいのか、言葉が見つからない。私はチャンピオンシップ委員会に再戦を要求する」

と投稿した。メンドーサ会長の再戦要求はWBA公式サイトでも報じられており「WBAは選手、ファン、ボクシング界にとって広く利益になることをしたい」と記述している。

仏メディア「エンダム、予想外の世界チャンピオンに」

試合はエンダムの母国・フランスのテレビ局「Canal+ Sport」でも放送されたが、ここでも採点は118-108で村田勝利だった。

村田に9点がついたのは2つのラウンドのみで、うち1つは村田が様子見であえてほとんど打ちに行かなかった1Rだった。

このテレビ放送の動画がユーチューブにアップされると、試合内容と結果を見たユーザーが世界中からコメントを寄せた。

「私はフランス人で、エンダムを応援していたが、この結果は強奪だ…明らかに村田が勝っていた」

「間違った判定」

「村田は完全に強奪された。エンダムは怖がっていたから、逃げ回りながらジャブを打っていたに過ぎない」

「何だこの結果は? エンダムは5R以降何度もロープにもたれかかっていた」

仏ラジオ局「Europe 1 Sport」のニュースサイトも20日、「エンダム、予想外の世界チャンピオンに」という見出しで報じた。

「エンダムの勝利はまったく予想されていなかった。4Rには村田によってマットに沈められた。村田はより正確なパンチを打っており、積極的だった。エンダムはあと2回ダウンしそうな場面があった」と試合内容を評価した。

国内でもさまざまな声があがっている。21日朝の情報番組「サンデーモーニング」(TBS系)では、野球解説者の張本勲氏が村田の判定負けに言及した。

「村田のセコンドの勘違いだと思った。セコンドは『勝った、これはもらったから無理するな』というようなことを言ったらしい。後半から全然攻めず、防戦一方だった」

また、デイリースポーツによると、元WBC世界バンダム級王者の長谷川穂積氏は

「勝負に勝ち、試合にも勝ったと思う。ただ、WBAの『 特別採点ルール』に負けた」

「極端に言えば、距離をとりながらシャドーをしていても勝つことがあるということだ。これは他3団体と違う」

と述べた。

[via:https://www.j-cast.com/2017/05/21298489.html?p=all]

ジム会長「再戦は絶対にない」

ボクシング界では2試合続けて同じカードとなることを避けるのが慣例だ。他選手のチャンスを阻み、活性化にもつながらないためだが、今回は例外だった。

JBC(日本ボクシングコミッション)の安河内本部事務局長(56)も「翌日にああいう形で会長がコメントするのは聞いたことがない。前代未聞」と述べた。

帝拳ジムの本田会長は一夜明けて都内で取材に応じ、「再戦は絶対にない」と断言。

「(興行を)やったのは何十年ぶり」というWBAへの不信感は深い。WBA会長の命令があっても、対戦交渉するのは両陣営のプロモーターであり、拘束力はない。

「集大成だった」というほど経費も時間もかけて開催にこぎ着けただけに再戦は難しく、不信感も募る。

ダウンも奪い、ガードを固めて、フットワーク豊かなエンダムを追い詰めるなどやるべきことをやった村田に「こういう結果になって申し訳なかった」とあらためておもんぱかった。

[via:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170522-01827559-nksports-fight]

海外の反応

・ボクシングは死んだな。
・ありえないわ!これはボクシング史上で最も不公平な判定だ!
・俺はフランス人でエンダムを応援していたけど、これはマジで八百長だよ。村田の明らかな勝利だ!
・クソみたいた八百長だな。フランスの放送局でさえも日本人に軍配が上がると言っていたのに。
・村田の戦い方は退屈だから審判は寝ていたんだと思うよ。
・正しい判定だ。村田は消極的過ぎた。
・恐ろしい判定だ
・116対111は疑わしい判定じゃないか?
・は?何?エンダムは何度もロープにつかまっていた。それはジャッジされているのか?
・村田は戦術を間違ってしまったのだと思う。各ラウンドの手数が少な過ぎたんだよ、それを無気力と取られてしまったんだと思う。

ネットの反応

・ハッキリ白黒つけさせるような試合しなかったからこうなる
・再試合ってヤオになりそうだな 相手は33歳だし金いっぱいもらって引退するんじゃね
・村田のスポーツマンシップをたたえるべきだろう
・ラスベガスで再戦か
・1Rごとのポイント制だからな ダウン取っても他のラウンドがどん亀じゃポイントは取れん
・村田が判定について一切不平不満を口にしていないことが救い
・問題は、三人居てポイントがバラバラな事だろ なんで同じ物を見てこうなる
・まあ こんなボクシングスタイルじゃ駄目だよ村田
・2Rまで何もせず相手にあげちゃったのが勿体無い
・手数すくなすぎて相手が巻き返しておされてるふうに審判判断したのかもね。
・これだとただパンチ多く打った方の勝ちというクソスポーツになってまう
・村田よく後退しながら距離とってたんだけど 消極的にみえちゃうねー
・こんな判定許してたらボクシングの人気ますます落ちるぞ
・まぁけど足りない部分もわかってよかったじゃん 次は勝てるよ
・今回の判定な世界の流れだよ 防御固める戦法嫌われるのよ

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