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【RIZIN】八百長疑惑が泥沼化 久保は台本認めシバター「墓場まで持ってけ」格闘技関係者の見解は?


公開計量で久保に土下座で手加減を懇願するシバター

大みそかに行なわれた総合格闘技大会「RIZIN.33」での元K-1ウェルター級王者・久保優太選手とYouTuberでプロレスラーのシバターさんの対戦をめぐる「八百長疑惑」が泥沼化の様相を見せている。

シバターさんが1ラウンドで久保選手に1本勝ちしたこの試合。対戦後、シバターさんと久保選手のものとされるLINEのスクリーンショット画像がネットに流出し、注目を集めていた。



八百長疑惑シバターvs久保[RIZIN]

シバター八百長否定

拡散したLINEのやり取りによると、第1ラウンドは時間を潰し、第2Rで「本気で倒しに来て」などとするシバターさんの提案を久保選手が受け入れていた。だが、実際は第1R途中からシバターさんが攻勢に転じ、勝利していた。

シバターさんは2022年1月1日、「RIZIN大晦日大会での疑惑について」と題したYouTube動画で「私シバター、昨日の久保さんとの試合において、一切の八百長はしておりません」と疑惑を完全否定。

LINEのやりとりについても、「全く身に覚えがありません。捏造なんじゃないですか?」としつつ、

「もし仮に万が一、あれが本物だったとしたら」

「シバターからそういう打診が久保さんに送られていたとしたら、久保さんって元K-1チャンピオンでしょ?プロ格闘家でしょ?絶対飲んじゃダメでしょ、そんなの」

などと発言していた。


流出したシバターと久保のLINE

久保「台本あった」と謝罪

一方、久保選手は翌2日、実業家でYouTuberの「青汁王子」こと三崎優太さんのYouTube生配信に電話で出演した。

「そもそも八百長はあったんですか?」という三崎さんからの質問に、久保選手は

「あー……えっと、八百長っていうかその……実際その、あの、なんていうんですかね……台本を持ちかけられたっていうのはあって……」

と言葉に詰まりつつ答えた。

「RIZIN関係なくですか?」との質問には、

「あっ、RIZINは関係なくです。シバターさんから突然インスタグラムのメッセージがあって」

と、あくまでもシバターさんと久保さんとの個人間でのやりとりだった、などと訴えた。

その後、シバターさんは3日、RIZINの勝利者がもらったカップを手に、舌を出した自分の写真をインスタグラムに投稿。「ズルして頂きだって~の」とのコメントを添えていた。真意は不明だが、八百長疑惑を踏まえての投稿とみられる。

久保「試合を成立させるため」

4日には、久保選手が「大晦日、久保優太の真相をお聴きください」としてYouTubeに動画を投稿。

グレーのプリントパーカーを着て正座した久保選手は、「今回RIZINの大晦日、八百長疑惑についてこのような騒ぎになってしまって本当に申し訳ございません」と頭を下げた。

動画を撮影した理由について、まず疑惑について「自分の口からきちんと謝りたい」とした。

試合に負けてしまった理由としては、シバターさんの行動・言動に動揺してしまったことが原因だという。

「これまで当たり前ですが、自分としては100%、120%相手を倒すつもりでこれまで17年間プロとして活動してきました。

今回、情けない話ではあるんですけれど、シバターさんの陽動作戦というか、SNSとか直接のお電話だったりを通じて、自分自身が100%の気持ちを作れずリングに上がってしまったというのが原因だと思っております」

久保「陽動作戦に引っかかった」

シバターさん側の提案を断らなかった理由としては、試合の成立を最優先に考えたためだとした。シバターさんは台本が受け入れられなかった場合、試合を辞退することを匂わせていた、という。

そのため久保選手は、試合が不成立となった場合、周囲に大きな迷惑をかけてしまうのではないかとの不安が大きかったという。ただ、シバターさんの申し出を受け入れたのは自身の甘さだったとして、反省を口にした。

「自分自身の甘さだったり未熟さだったりとかで、シバターさんの陽動作戦に引っかかってしまった。敗れてしまったのもそれが原因だと自分自身しっかり受け止めております」

また、今回の八百長疑惑はあくまでもシバターさんと久保選手の間で行なわれたやりとりだと強調。自身の今後については、進退を含めて考えたいとしている。

「今回に関してはRIZINは関係なく、自分とシバターさんの間であったことなので、そういった他の選手だったり、興行の方だったりとか、失望させてしまったファンの人たちだったりとか、そういう方たちの気持ちを考えると自分自身、また再びリングに立っていいのかとか立つ資格があるのかとか、それを含めてきちんと気持ちをしっかりと考え直したいと思っています」

動画の最後には、「まずは八百長とはちょっと違った形にはなりますけれど、自分自身が100%の気持ちでリングに上がれたかって言ったらそうではなかったのかなってきちんと反省したりとか、いろいろなことを考えているので、まずは応援してくださっている皆さんにまずは謝りたいということで、本当に申し訳ございませんでした」と、再度深々と頭を下げた。

シバター「墓場まで持ってけ!」

一方のシバターさんは、久保選手の動画を受け「久保優太を救いたい」と題した動画を投稿。海をバックに「久保、久保、久保!久保優太、お前何やってんだよ!」と呼びかけ、次のように訴えた。

「負けるだけだったらいざ知らず、負けた後、なんだ?『実はこれ台本だったんです』って騒いでるらしいな。何やってんだよ久保……台本があったことをお前が発信したら、お前がその台本を飲んだってことを認めることになるんだぞ!

もし、台本を受けるんだったら、真実は墓場まで持っていくつもりじゃなきゃ。負けてから騙されたって騒ぐのはカッコ悪すぎんだろ」

さらに続けて、もしシバターさんが負けていた場合、八百長について明かすことはなかったのではないか、とも訴えた。

「たまたま自分がパンチもらっちゃって、腕十字の対処ができなくて負けたから……だから、お前台本があったって騒いでるんだろ?結果が逆だったら、お前騒がないだろうに。久保ぉ、やってることが1から10までダサすぎるぞ久保」

[via:J-CASTニュース]
https://www.j-cast.com/2022/01/05428242.html


久保のセコンドに付いた宮田和幸氏

久保のコーチ「言って欲しかった」

久保の所属ジムである『BRAVE』代表宮田和幸氏が、BRAVE公式のYoutubeチャンネルで「台本を聞いていれば八百長をさせなかった」と語った。

宮田氏は、久保がシバターに腕十字で左腕を伸ばされた後、3秒ほどでバトン(タオル)を投入し、これで久保のTKO負けが決まったのだ。

宮田氏は実際に久保選手とシバターさんが交わしたとされるLINEのやりとりを読み、当人に確認もしたという。

「八百長というか、まぁ1Rは少し流して、2R目お願いします、みたいなその文……LINEのスクショも読んだんだけど。久保くんに確認したら『その通りです』と」

「相手(シバター)が、(試合を)やるやらないという交渉をRIZINではなく久保君にしたみたいで。聞いたら、スポンサーさんやチケットも売っちゃった、身体も気持ちも作ったので試合したいというので受けちゃったみたい」

と試合後に交渉の事情を聞いたという。

続けて「セコンドに言ってほしかったというのはあるんだけど」と前置きしつつ「言ったら試合させなかった。いや、させてそのまま『八百長や出来レース無しでいこう』って相手に合図して、やってもよかったかな」とシバターの提案には乗らずに試合をさせただろうと語る。

また、バトンを投げたことについて「多分あれが総合格闘技の選手、うちの(総合格闘技経験の長い)選手だったら投げないんだよね。

関節は人に寄って柔らかさが違うし、逃げる技術もそれぞれなので、任せている」と総合格闘技の経験浅い久保だったからこそ、投げたと話す。《中略》

「練習の時、久保くんにこの技術は無かった。久保君は総合をはじめて半年、出来る技術じゃない」と久保を教えていたからこそ、逃げられない状態だと確信したと語る。

さらに自身も腕十字を我慢して、現在ヒジが完全には元に戻っていないと語り

「(腕の靭帯が)切れたら半年、完全断裂だったら1年くらい(満足な練習も)ダメでしょ。セコンドとして一番は命を守る、怪我を守る。それが一番の仕事だと思っているんだけど、映像を見返したら判断は間違っていなかった」

と久保の選手生命のためバトンを投げたと説明した。

過去の試合も怪しい

動画では他にも、宮田氏が以前シバターの総合格闘技試合を偶然見た時に「ガチンコでやってない」「俺見破っちゃったんだよね」と、シバターの台本”常習犯”ぶりを暴露する衝撃のエピソードも披露している。


シバターvs平信一[ZST 2015/11/22]

数年前にシバターさんの試合を見ていた際にも、台本とみられるような動きに気付いたという。

ジャーマンスープレックスの挙動が不自然だったそうで、「プロが見たらおかしいなって」と言及。その旨は知人を通じ、シバターさん本人にも伝えたとして、「もう常習犯なんだよね、たぶんね」と話している。

試合の展開としては八百長とも作戦とも言い難い部分があるとしつつ、いち格闘家としては今回の騒動やシバターさんの策略は受け入れ難いとし、さらにRIZINのシバターの起用について「個人的には使ってほしくない」と不快感も表明した。

[via:efight]
https://efight.jp/news-20220104_819806

前田日明の見解

試合を観戦した格闘家の前田日明氏(62)は「最初はやっぱり体重差があるし、でもなんか不可解だったんですよね」と切り出し、率直な感想を述べた。

「1ラウンドで仕留めようと思ったら仕留められるのにボディー攻撃もしないし。ローとカーフとちょんちょんとあって、あとはなんか相手の様子を見てるというかね。

1ラウンド、様子を見るまでもないと思ったんですけど。どうなのかなと思って見ていた。そうしたらロープ際で久保君がなんか突っ立ったような感じになった時にポンポンとアゴに2発入って尻もちついてアレアレと思って」

さらに「シバターしてやったりかなと。その時は単純にそう思ったが、なんか。それにしても久保君どうしちゃったのという動きだったので、あまり集中できなかったのかと思いましたね」と続けた。

インターネットに流出したLINEのスクリーンショットを見たという前田氏は「久保君はなんでそれに『はい』って言っちゃったのかな」と疑問を呈し、「久保君もユーチューブをやっているのでRIZINに対して貢献したいという頭があって、シバター面白いから見せ場を多くするのを自分も協力しなければいけないかなと思ったんでしょうね」と分析した。

「RIZINは何をやる場かという話」

一方で前田氏はイベントを開催したRIZINによる選手の管理体制についても言及し、選手の立場から苦言を呈した。

「RIZINは何をやる場かという話ですよ。競技をやる場なのか、お化け屋敷をやる場なのかという話ですよね。選手同士が話をするとかなんとかでなしに。久保君立場がないので全部自分で背負って謝るしかないですよね」と指摘し、「そういうところでちゃんとした選手の管理、コントロールをしないとダメですよね。RIZIN側は」と見解を述べた。

シバターの言動に「クズ中のクズ」

また、シバターが4日に公開したユーチューブ動画を視聴したという前田氏は、シバターが動画の中で「久保を救いたい」とするスタンスに「何言ってるんだ」と呆れた様子で、一連の疑惑については「本当にやってはいけないことですね。クズ中のクズのことですよ」と不快感を示した。

動画の終盤には「RIZIN出てる選手が全員立ち上がって、こういうRIZINを心霊スポットみたいなお化け屋敷みたいにするのではなく、もっと競技を競い合う場にするためにそういうことが二度と起こらないような策、システムを作らないといけない」と指摘し、「久保君を救済してあげないと可哀想」と訴えた。

[via:J-CASTニュース]
https://www.j-cast.com/2022/01/05428267.html

小比類巻貴之の見解

元K-1王者の小比類巻貴之さんは2022年1月4日に投稿したYouTube動画で、疑惑の一戦を「シバター選手の作戦通り」と総括。

シバターさんが試合前に久保選手を油断させるような言動を繰り返したことについて「彼の戦い方。彼の勝機の見出し方かなと思った。一言でいうと、シバターがやり方は汚いけど、賢く勝ったんじゃないかな」と一定の評価を下した。

さらに、両者が事前に打ち合わせしていたことに関して、小比類巻さんは

「今はTwitterとかで選手同士が絡み合ったり、言い合いしたりするじゃないですか。表に出てないだけで、やり取りはみんなしてますからね」としたうえで、

「そういう世界になってくるんじゃないですか。全くSNSもやらず何もせずにファイターだけやってる寡黙な選手が強くなるかもしれないし。逆にそれ(SNS)をうまくつかって心理戦に勝つ選手も強くなるかもしれない。要は勝負師が勝つということですね、これからは」と、今後の格闘技界を予測した。

続けて「だから、そういった意味では、シバター選手のほうが勝負師だったんじゃないかな」と述べ、敗れた久保選手に対して「そんな如きで心が揺さぶられたっていうのは…やられちゃいましたね」とコメントした。《中略》

引退の可能性を示唆している久保選手については、「笑うしかないですよ。シバターを最後に引退するのかっていう」と一笑に付し、

「久保選手といったらGLORYで勝ち上がって、K-1でも勝ち上がって、最高の環境から生まれたわけではなくて、技術もしっかりあって、自分のスタイルをずっと作ってきて、うまい選手ですから」

「こうやって話題になったことで、さらに久保選手が次に強いことを見せて欲しい」とエールを送った。

そして小比類巻さんは、今回の騒動を「全然処分する問題じゃない」と断言し、「昔のボクシングを見ると、そういう問題はいっぱいありますから。試合前に危険な目に遭わされた人もいるだろうし」「嫌がらせされても昔の選手はそれでも勝ってきた」と語っていた。

[via:J-CASTニュース]
https://www.j-cast.com/2022/01/05428278.html

朝倉未来「作戦勝ちだけどクズ」

格闘家の朝倉未来と那須川天心が5日、天心のYouTubeチャンネルで緊急生配信を実施。“八百長疑惑”で騒がれている『RIZIN.33』のシバターVS久保優太の一戦について未来が言及した。

配信の冒頭で髪色についての話題になり、「今度、髪色賭けて戦いません?」と持ちかける那須川。

すると朝倉が「いいよ。MMAで。1ラウンド目は手加減するから、いい感じにしてもらって、2ラウンド目全力で戦う」とシバターが持ち掛けたとされる“台本”を意識した返しをして、那須川が「いやいやいや。それ、今話題になってるやつじゃないですか?」と笑いながら突っ込む場面もあった。

その後2人はユーザーからの質問に答えていたが、「シバターと久保選手のやらせについてどう思いますか?」と直球の質問が届く。

朝倉は「久保さんと今度対談するんですけど」と明かすと「まあ、シバターの作戦勝ちなんだけど、ま、シバターはクズだったよねっていう」と本音。那須川が笑うと、朝倉は「それで終わりっすね」と素っ気なく語った。

そして「シバターがクズ人間だ、っていうので終わったんだけど、もともとクズ人間を売りにしてるんだから何ともないよね。シバターの作戦勝ちなんじゃないの、すべては」と続けた朝倉。

久保に対しては「久保選手が強いっていうのはみんな、知ってるじゃん、打撃は」とこれまでの実績に言及。

「だからここで久保選手が言い訳しちゃうと評価下がるけど、また次頑張りますとか…総合に挑戦している時点でかっこいいことだから。

今後総合の試合でどんどん強くなってシバターより強いヤツを倒せばそれで終わりだから。シバターはクズだったってなるだけじゃん」とエールを送り、「過去なんて変えれますからね、未来次第で」と締めくくった。

[via:スポニチ]
https://www.sponichi.co.jp/battle/news/2022/01/05/kiji/20220105s00003000473000c.html


試合翌日のシバター「皇治とMMA3分2ラウンドで試合したい😌」

ネットの反応

・RIZINは本当に終わってるな
・対戦者同士で連絡取るなよw
・八百長というよりブック破りだろ
・作戦負けだよな
・騒ぐのが一番シバターが得するだろうな。
・シバターの見解は理解できないこともない
・八百長を持ちかけて破ったほうの言う台詞じゃありません
・試合前に手加減してくださいはシバター特有のプロレスだろう
・これに騙されてるヤツアホすぎだろ
・ジャンケンする前に「俺グー出すから、最初はあいこにしよう!2回目から勝負な!」って言って最初にパー出しただけでしょ?
・久保の身内は何でこんな暴露しちゃったんだろう
・シバターは元々そういうキャラだけど、久保は全てを失ったよ
・久保と言う逸材の株がノンストップ安
・台本飲んだ時点で久保の責任
・勝負の世界でメンタルの揺さぶり作戦はありだよな
・久保ってピュアなんだ
・墓場まで持っていけなかったオッサンふたり組
>プロ格闘家が台本飲むなら真実は墓場まで持ってけ
・それは台本の約束通り進んだ場合の話だろ
・今年いっぱい生き残っていればシバターの勝ち
・YouTuberなんぞに頼るイベントになってた時点で予見できたことだろう
・RIZINはコレを利用して欲しい。今度はシバターにホントにガチンコの真剣な試合をさせる。
・今後RIZINだの格闘技だのは全部八百長だと思いながらみればいいんだな
 >RIZINからの声明がないんだからそういうことだろ
・RIZINは公式YouTubeで試合動画流してるから事態をやり過ごせると踏んでるんだろうな
・【速報】シバター謝罪引退へw

・とりあえずそう言っときゃいいもんな
・真剣勝負を謳う格闘技イベントで八百長やったんだから格闘技やーめたで済む話じゃあないんだよな
・誰も信じないだろ。
・ネタじゃねえか
・辞める辞める詐欺
・YouTube辞めりゃいいのに
・台本どうりかな
・この動画を見に行くやつが多いから調子乗るんやん
・マジで鬱陶しい

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