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横浜マリノスのあり得ない契約更改

Jリーグが来季から導入するクラブライセンス制度。「経営基盤の強化」を目的に、競技場施設や財務など56項目にわたって審査するという主旨だが、ひとまず28日に全42クラブに交付される。来季以降は、一部に”条件付き”のクラブがあるもののライセンスがなければJに参入できなくなる。

実は、この制度が各クラブにとってリストラを敢行する”錦の御旗”になりかねない。3期連続で赤字を計上したクラブは、ライセンスを剥奪される厳しい規約がある。実際、2011年度まで該当するのは4クラブ。そのひとつが老舗の横浜Mである。

今期はついに赤字が5億円を突破。営業収益30億円以上はJリーグ6位の規模だが、収支でみるとかなり厳しい。重くのしかかっているのは、ベテラン勢の年俸なのはいうまでもない。

ともに34歳になったMF中村俊輔とDF中澤佑二の年俸を合わせると、2億5000万円を突破。

中村俊輔|中澤佑二
中村俊輔|中澤佑二

FWマルキーニョス(36)は約8000万円、FW大黒将志(32)も6000万円を超える。高給取りがズラリ顔をそろえているが、思った以上の活躍はしていない。

マルキーニョス|大黒将志
マルキーニョス|大黒将志

費用対効果で成績が上がればいいが、リーグ戦現在8位で優勝は絶望的。今季も無冠で終わりそうな状況だ。リーグ戦7位なら1000万円の賞金があるが、これでは5億超の赤字を補填(ほてん)するにはほど遠い。そうなると、リストラしか道はない。

まず給与カット、それでもダメなら希望退職(移籍)を募り、最後は解雇…。有力選手を移籍させて”現ナマ”を手にする方法もあるが、横浜Mのベテラン勢では多くを望めそうもない。

デルピエロ

あるクラブでは、元イタリア代表FWデルピエロ(37)を年俸1億5000万円で獲得できるチャンスがあった。しかし「それどころではなかった」(Jクラブ幹部)というように、どこもライセンス取得に必死なのだ。

とはいえ、このまま「身の丈にあった経営」を強いられてばかりでは、Jリーグはこじんまりとしてしまうだけだ。

[夕刊フジ]
http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20120926/soc1209261124000-n1.htm

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コメント

  1. 1
    名無しさん 2012/09/27 14:26

    生でデルピエロのプレー見たかったな〜

  2. 2
    名無しさん 2012/09/27 14:43

    元々サッカーをプロリーグにする事自体無理があったんだろ〜が!!

  3. 3
    名無しさん 2012/09/27 14:46

    原口容疑者がチームメイトに暴行した事件の方が有り得ない

  4. 4
    名無しさん 2012/09/27 15:13

    サッカーは底辺スポーツ、経営者も底辺人間、だから計算が苦手なんだろうな

  5. 5
    名無しさん 2012/09/27 16:02

    色々事情があるだろうが、身の丈経営で何もかもJが審査したり関与するのもどうなんだろ… 似たり寄ったりのチームばかりになりそうだし、デルピエロ級の助っ人が呼べない今のJリーグは魅力無し。海外チームに移籍する迄のステップでしかないし、そんなんで客は呼べないなだろ…Jがレベル上げたら当然代表のレベルアップにもなるんだからその辺、海外移籍ばかりに力を注いでて良いんだろうか。

  6. 6
    名無しさん 2012/09/27 17:26

    あり得ない契約更改って何?

  7. 7
    名無しさん 2012/09/27 21:51

    原口大嫌いサッカーやめて

  8. 8
    名無しさん 2012/09/28 0:38

    夕刊フジ…クオリティ低い記事はお手の物

  9. 9
    名無しさん 2012/09/28 5:14

    浦和はもっとヤバそう
    ガラガラで高給取りばかりだし

  10. 10
    名無しさん 2012/10/02 14:21

    浦和でガラガラ?(笑)スタジアムのキャパがでかすぎなだけやろ。

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