人気アイドルグループ「AKB48」を卒業する大島優子さんが9日、東京・秋葉原のAKB48劇場で卒業公演を開催。

大島優子

大島さんは「普通の女の子だった私を見つけて応援してくれてみなさんありがとうございました。8年半培ってきたものを自信に、しっかり足元を見て歩いていきたいと思います。AKB48は私の宝物です」と大粒の涙を流しながらあいさつし、最後に「第2回AKB48選抜総選挙」でセンターに選ばれた際のシングル曲「ヘビーローテーション」を熱唱した。

大島さんは1988年生まれ、栃木県出身。2006年4月にAKB48の2期メンバーとして加入。卒業までチームKに所属し、12年11月からは同チームのキャプテンも務めた。AKB48選抜総選挙では1位2回、2位3回と圧倒的な人気を誇る中心メンバーで、HKT48の指原莉乃さんらと派生ユニット「Not yet」としても活動。ドラマ、映画などで女優としても活躍している。

大島さんの卒業公演の模様はフジテレビ系の特番「HEY!HEY!HEY!特別篇 さよなら大島優子AKB48ラストステージ生中継SP」で生中継された。同番組では大島さんの誕生からAKB48卒業までの軌跡をたどるVTR、かつてライバルだった前田敦子さんや父からのサプライズメッセージも放送された。[MANTANWEB]
http://mantan-web.jp/2014/06/09/20140609dog00m200035000c.html

■祝ご卒業大島優子様

アスリートたちも大島の門出を祝福した。会場にはAKBファンで知られ、大島と以前新聞で対談した米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手(25)から「祝ご卒業大島優子様」とメッセージが書かれた花が届いた。

大相撲夏場所で優勝した横綱白鵬(29)からも花が届いた。大島は5月末に夏場所を観戦したとブログで明かしていた。[サンスポ]
http://www.sanspo.com/geino/news/20140609/akb14060905020015-n1.html

■田中将大からのメッセージ

2010年に対談した田中将大と大島優子

田中:大島優子さん、このたびはAKB48グループを卒業ということで、本当にお疲れさまでした。対談でいろいろお話しできたのは、すごく楽しかったです。あれから約4年がたちますが、またぜひ、お話ができればいいなと思います。お忙しいとは思いますが、ぜひニューヨークに来ていただいて、ヤンキー・スタジアムに試合を見に来てください!

新しい世界に飛び出す同級生がどんな活躍を見せるか。今後も注目し続ける。[東スポ]
http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/276036/

■秋元康が話す大島優子の凄さとは

秋元康総合プロデューサー(56)が、大島の卒業と大逆転劇のAKB48第6回選抜総選挙について、日刊スポーツに総括を寄せてくれた。

秋元氏すてきなコンサートだったと思います。優子には、42・195キロを完走したマラソンランナーへ送るように「お疲れさま」と声を掛けました。一方、メンバーたちには「大島優子が残してくれたものは何か?」という話をしました。

「大島優子のすごいところは、屋根の上にある夢を、ただ見上げていただけではないことだ。優子はハシゴの1段目に足を掛け、上ったことだ。さらに、すごいのは、屋根の上に夢があることは分かっていても、屋根の上を見るよりも、ハシゴの1段1段を大切に上ったこと。優子の全力パフォーマンスの正体は、そこにあった。そして、優子はハシゴを上り切った。優子が残してくれたものは、その姿勢だ」という話をしました。[nikkansports]
http://www.nikkansports.com/entertainment/akb48/news/p-et-tp0-20140609-1314715.html

■大島卒業会見「後継者はいらない」

劇場で卒業公演を終えたばかりの”元”AKB48の大島優子(25)が9日、東京・秋葉原で卒業会見を行った。

――率直な気持ちは?

「”AKB48の”っていうのがなくなる日がついに来たんだなと実感しました。AKB48のっていうのがセットになっていたので。もう皆に会わなくなるんだな。ファンの方にもなかなか会う機会がなくなるんだなって」

――最後の公演は

「楽しかったです」

――一番の思い出は

「一番困るんだよなぁ。本当に全部、濃いんだよなぁ。先日の総選挙で私は中継の方ではたから総選挙を見て、立候補者として緊張する立場で座っていた頃と同じように、会場のどよめきがいまだに自分の体の中でぞわぞわとくるんです。総選挙は自分の中で色濃く残っている。あとはコンサートでいろんな所に回らせてもらってドームツアーもさせてもらって。最初の頃はブルーシートで埋めていたんですよね、人が来なくて。段階を経て7万人の席を埋めるようになったんだなと。すごいなと思うけど隣にいるメンバーの笑顔はずっと変わらなかった」

――自分の名前が冠についた卒業コンサート

「幸せすぎますね。かみ締めました」

――つらかったことは

「う～ん、ないです。いっぱいありますよ。あるんですけど、これっていうはっきりとしたものが浮かばないんですよ。富士山登山やバンジージャンプ、スカイダイビング、冬なのに窓全開の罰ゲームとかいろいろやったけど、全部楽しかった。それがあって今、何でもやっちゃえって精神になっているから」

――AKB48の後継者は誰

「後継者はいらないです。後継者って言っちゃうと、跡継ぎって面倒くさいじゃないですか、大変だし。負担をかけさせたくないので、みんなオリジナリティーで頑張ってほしい」

――渡辺の1位は

「うれしかったです。どんなメンバーが(1位に)なっても喜べたし今後が楽しみになったと思うけど、いつも総選挙でいいところまでくるのにセンターになったことがなかったし、ストイックなアイドル人生を送ってきたので栄光をつかんでほしかった。素直におめでとうという気持ちでした」

―恋愛解禁

「白馬の王子様がねぇ。いや、白馬の王子様は私に似合わないか。スーパーヒーローが現れてほしいですね。アイアンマンみたいな」

――アイアンマンだと金属探知機にひっかかりますね

「コラー!脱いでもらって」

――27歳までに結婚とテレビで発言

「10代のころから思ってきたことだから、できなくてもいいけど、ただのあこがれ。憧れと現実は違いますから」

―ー卒業公演ではあまり涙を見せなかった

「皆のことを思うと泣いちゃうので、皆のことを思わないようにした。同期のメンバーの卒業の時にひどく泣きすぎたので、あの姿は見せたくなかったので(笑い)。あと、皆にはまた会えると思っているので」

――今後の活動は

「皆さんをワクワクさせられるような。歌はやらないです。(歌は)あんまり(笑い)。好きなんですけど人前で歌うレベルじゃないというか(笑い)。大勢で歌うとごまかしがきくけど、ソロで歌うのはみなさんが寝付けないような歌声だと思うので、やめとこうかなと(笑い)」

――AKB48のライブに出演要請があったら

「もちろん出させてもらいたい。お芝居をやりたいから卒業するというのはあるが、それだけでなく”AKB48出身”っていうのは今後ずっと自分のものとしてあるものなので、呼ばれれば盛り上げたい」

――女優としてどんな役、誰と共演したい

「共演したい方はたくさんいます。ずっとあこがれている人は香川照之さん。共演できるまで頑張りたい。とにかく卒業したら規制がないのでどんな役でも何でもやりたいです」

――前田敦子の恋愛について聞いているか

「聞いてないです。聞いてなーい!ビックリしましたけどね」

――好みのタイプは

「余裕のある人。ファザコンなんですよ。うちの父親、かつての藤井フミヤさんに似ているんですよ。言っていいのかな?おこがましいですね」

――最初はAKB48が嫌いだった

「お兄ちゃんの友達とかと遊んでいたので、女の子同士で団体でいることがなかったので女の子の輪に入れるかなと心配していたが、みんな女の子っぽくなかったというか(笑い)、特に2期生が。今でもご飯食べたりできる仲間と青春時代を送れたので大好きになっちゃいました」

――握手会は

「自分のソロイベントではやりたいですね」

――最後に

「こんなに集まってくださってありがとうございます。AKB48という名前があると報道しやすいと思うんですけど、ぜひとも大島優子としても刺激を与えられる存在でいたいと思いますので、今後とも応援よろしくお願いします」[東スポ]
http://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/275977/

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