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キムタク主演『アイムホーム』と封印されたドラマ『ギフト』のちょっとした裏話

SMAP・木村拓哉主演『アイムホーム』(テレビ朝日系)が18日に最終回を迎え、視聴率が自己最高の19.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したことがわかった。



キムタク主演 アイムホーム



期待された視聴率20%にはわずかに届かなかったものの、初回16.7%でスタートし、一時は12.6%まで低下した数字を19.0%まで復活させたことに、ネット上では「有終の美」という賛辞が飛び交っているようだ。

最終回直前、12日放送のラジオ番組『木村拓哉のWhat’s up SMAP』(TOKYO FM)では、さまざまな裏話が明かされていた。

木村は初のテレ朝連ドラ主演を「初体験づくしだった」と振り返り、『ミュージックステーション』(同)の放送以外で同局を訪れることに、新鮮さを感じていたと話した。

さらに、原作者の石坂啓氏の話を聞く機会があったというリスナーから、

「『アイムホーム』を最初に書くときに、ちょうど、同じく記憶をなくした男が主役の『ギフト』(フジテレビ系)というドラマを木村さんが演っていて、影響を受けたと話していらっしゃいました」

というお便りが読み上げられた。この段階では原作者とは会ってなかったため、木村自身も知らなかったようだ。

「『ギフト』は1997年に放送されたドラマですが、当時殺人事件を起こした少年が、同ドラマ内に登場するバタフライナイフに影響を受けたと言ったことから、現在もDVD化されていない伝説的作品です。

そんな木村のドラマに影響を受けてできた作品で、木村が主演を務めるとは……運命的な展開といえます」(芸能ライター)

[引用/参照:http://www.cyzowoman.com/2015/06/post_16387.html]

□ 闇に葬り去られた『ギフト』

キムタク主演 ギフト


1997年4月16日から6月25日までの毎週水曜日に、フジテレビ系列で放映された連続テレビドラマ。全11回、SMAPの木村拓哉主演。

概要

木村拓哉が演じる記憶喪失の青年の葛藤を描く社会派サスペンスドラマ。当時は恋愛ドラマの人気が高かったため、異色のテーマ設定だった。

雑誌『ドラマ』に脚本が掲載された際、飯田譲治は萩原健一の「傷だらけの天使」松田優作「探偵物語」に次ぐ男のドラマを目指すとコメントしている。

放送時、松田優作の再ブームも起きて日テレで「探偵物語」の再放送も行われている。そうした1970年代型青春アクションに魅せられた制作側の企画背景もある。

1998年の事件(後述)で加害者が「ドラマを見てバタフライナイフを持った」などと供述したために再放送されず(東海テレビは再放送を途中で打ち切っている)、封印作品となった。

事件後、脚本を担当した飯田譲治は自ら『TVドラマギフトの問題 少年犯罪と作り手のモラル』(岩波書店刊)を書き下ろし、この事件、そして本作に対しての思いを綴った。

本放送後、未放送部分も収録したビデオ『ギフト 完全版』全4巻がフジテレビから発売(廃盤)。DVDの発売はアナウンスされていない。

バタフライナイフ殺人事件との関連性

キムタク主演 ギフト バタフライナイフ


1998年1月28日、栃木女性教師刺殺事件が発生した。この事件で使用された凶器は、共にバタフライナイフであり、女性教諭を刺殺した少年は、本作の主人公が器用にバタフライナイフを振り回している場面を見て、そこに「かっこ良さ」を見出したなどと供述した。

各マスコミは「少年がドラマの影響で人を殺した」などと報道した。この供述が報道されると東海テレビはすぐに再放送中の本作を放送中止とし、その他、再放送を予定していた仙台放送がプログラムの変更を決定。

1997年10月に愛知県小牧市で発生した日系ブラジル人少年集団暴行死事件の容疑者である当時19歳の少年が名古屋拘置所から本作の再放送中止を訴える手紙を送っていたことが判明していることも関係している。

また同年2月2日、東京都江東区で中学3年生の少年が警察官から拳銃を奪おうと、バタフライナイフで襲撃する事件も起こった。
以降、本作は未だ再放送はされていない。

また、これらの経緯によって本作を「青少年に悪影響を及ぼす暴力場面を含む作品」、もしくは「不良少年もの」などと誤認している者までも生んでしまった。

あらすじ


代議士・岸和田は、横領した51億円と共に失踪した。横領の共謀者である奈緒美は、岸和田の部屋に残されたクローゼットの中から、血まみれの意識を失った青年を発見する。

3年後、「早坂由紀夫」と名付けられた彼は、奈緒美の元で様々な「ギフト」の配達を請け負う「届け屋」として働いていた。記憶喪失の早坂由紀夫。

異様に足が速く、「届ける」ということに異様な執念を持つが、それは記憶を失う前と関係があるのか?「届け屋」という仕事をしていく中で、由紀夫はさまざまな人と出会い、記憶を取り戻していく…。

このドラマがデビューとなった加藤あい(第1話)、木村拓哉の舎弟役で出演の宮藤官九郎(最終話)など、現在は知名度が大幅にアップし人気も掴んでいる俳優・女優も出演していた。

[引用/参照:Wikipedia]

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