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W杯の惨敗理由を聞かれ28秒沈黙...長友の苦悩、傷は癒えていない、一時は引退も・・・

22日、日本代表は翌日の準々決勝UAE戦を前に公式会見に臨んだ。その席上で、DF長友佑都が思わぬ様子を見せた。

公式会見には、ハビエル・アギーレ監督と長友が臨んだ。だが、様子がおかしかった。

記者の質問に答えるはずの人物が、深く席に座ったままでマイクに近寄らない。28秒の沈黙が流れた後、アギーレ監督が助け船を出した。

長友 会見で28秒の沈黙

アギーレ監督は長友がチームの中でどのような役割を果たしているか聞かれていた。

「佑都は戦うことのできる選手であり、他の選手に愛されています。右でも左でもリズムをつくり、意欲も見せる選手で、それはほかの選手に伝染します。それに明るい性格がチームに良い影響を与えています」

アギーレ監督の褒め言葉を聞いても長友は表情を緩めることなく、宙を見つめたままだった。長友への質問は「ワールドカップ(W杯)の惨敗では何が足りなかったのか。そして次の4年では何をやらなければならないのか」というものだった。

アギーレ監督の答えが終わった後も、11秒マイクを見つめていた長友だったが、意を決したように話し始めた。声は少し震えている。

長友 会見で28秒の沈黙

「すみません。さっきの時間でいろいろ考えていましたが、W杯の時の心境と今後の、次のW杯に向けて...、の心境を語るのは本当にちょっと難しくて。

オレ、今そのことについて考えていて...。言葉を発するためのエネルギーがかなり必要かなと思うので、ここでは勘弁してもらえればな、と」

何を聞かれても竹を割ったような答えが返ってくる長友にしては、珍しいシーンだった。それだけ長友はまだW杯の惨敗を、自分の心の中で整理できていないし、大きな傷を心の中に残したままなのだろう。

それが思わず表に出てきてしまったのだ。「そのエネルギーを使うくらいなら、明日の試合のダッシュ1本にエネルギーを使いたいかなと思います」。まだ瞳はうるんでいるように見えたが、前向きな言葉を口にして、やや長友らしさが戻った。

少しだけ口がスムーズに動くようになる。

「ただ一つ言えるのは、いかに本当にチームのために犠牲になれて、チームのために走れるかということが今の自分の課題であって目標であります。

本当に、犠牲の精神だったり、チームのためにというものが自分の中に本気であるならば、本当に大事な時に最高のパスが来たり、今までミスしてたところが、ミスじゃなくなったり、そういうものにつながっていくかなと思います。だから明日の試合もチームのために走ります」

口調も含めて、長友は最後まで動揺を隠せなかった。そしてそのまま記者会見は終了。長友は口元だけで微笑むと、公式練習のためにピッチへと向かった。 

W杯の前から長友はミックスゾーンでなかなか話をしなくなった。イラク戦の後からずっと立ち止まらない。

ヨルダン戦の後こそ話す様子を見せたが、先に他の選手たちが乗ったバスから急かすような音がすると「怒られますので」と言って、やはりほぼ話さずに立ち去ってしまった。

「集中力を高めたいのではないか」「報道陣とうまくいっていないのではないか」「話す日を決めている本田圭佑のように、長友ルールをつくったのではないか」と言われていた。確かにそのとおりかもしれない。だが、それだけではないようだ。

そんな傷を隠しつつ、長友は走っている。パレスチナ戦の前に「明日はどれくらいチームのために走れるか」と語っていた言葉のそのままに。UAE戦でも左サイドの攻略は長友の出来に懸かっている。

[引用/参照:http://www.sanspo.com/soccer/news/20150123/jpn15012310000009-n1.html]

□ 一時期は引退を考えていた
長友 会見で28秒の沈黙

彼は半年前、ブラジルでの惨敗を受け、サッカー選手としての「引退」を考えたほど思い悩んでいたという。いかにしてどん底から這い上がったのか。侍の"魂の叫び"を伝える。

「思うような結果が出なくて、なんと言っていいのかうまく表現できないのですが、燃え尽きたというか......サッカー人生において初めて先が見えない状況でした」

このまま自分は立ち直れないんじゃないか――。そんな思いに駆られ、寝られない日々が続いた。言葉を失い、目標すら失ってしまった。思い悩む日々。先のことなんて考えられない。まさに"絶望"という状況に陥っていた。

ワールドカップが終わって1か月後、セリアAは新たなシーズンの開幕を迎えた。しかし、長友の調子はなかなか上向くことはなかった。

「本当に『目標』が見えない状態でした。僕自身の人生の原動力というのは『目標』なんです。
『世界一のサイドバックになりたい』というものもそうですし、常に『目標』がはっきりしていることが、日々のトレーニングやプレー、そしてプライベートの充実に繋がっていたわけです。

『目標』を達成するために、今、何をしなければいけないのか、逆算して考えて行動をする。そういう日々を送っていた中で『目標』が見えないということはなかった。それがなくなったときに、正直どうすればいいかわからない状態で......一時期はサッカー自体をきっぱりやめようかな、と思ったくらいでした」

頭をよぎった「引退」の二文字。だが、現在、長友は日本代表の一員としてアジアカップ連覇に向けて、誰よりもアグレッシブに、ピッチ狭しと躍動している。

「ちょっと観念的な話になってしまうんですが、悩みながら『なぜこんなふうにサッカーが楽しくないのか』と自問自答しているとき、僕自身『サッカー選手・長友佑都』であろうと、考えすぎていたことに気付いたんです。

本当はそれ以前に『人間・長友佑都』という、誰にでもあるような悩みや苦しみというものがあるのに、それを出すことは『サッカー選手・長友佑都』でなくなることだ、と思ってしまっていた。常に周囲が求める人間であらなければいけない、と自分を追い詰めていたんです」

自分としっかり向き合い、悩みに悩み抜いた。そして導きだした答えが、「人間・長友佑都」に正直になる、ということだったのだ。

[引用/参照:http://nikkan-spa.jp/783845]

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