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壇蜜 意味深な言葉とグラビアへのこだわり

職業は「エッチなお姉さん」を自称する壇蜜が、5月26日放送の『情熱大陸』(TBS系)に出演した。

壇蜜
壇蜜

壇蜜これまで幾度となく飾ってきたグラビアの撮影風景から始まった取材映像。しかし、冒頭から壇蜜は「"本音の"とか、"本当の"とか、"裸の"とか、そういうの一番困ります」「そこにある以外に、裏側をどんなにめくったって出てこない」と発言。雑誌の取材と思われる会話の中では「今の自分の人気については?」という質問に、「社会が病気なんじゃない...?」と苦笑いしながら答え、「これから女優になったり?」という質問には、「私はグラビアしかできないので」「官能的な格好をして殿方を楽しませる、それしかできない」とグラビアへのこだわりを見せた。

ほぼ毎日撮影が入っているといい、月に200件は仕事の依頼が来るというマネージャーの電話には2、3分おきに連絡が入っていた。

日々流れる仕事を惰性で続けているのかと思えば、そうではない。ある雑誌の撮影の際には「幸せな感じで」という要求に対し「幸せってなに?」「嫌です、それは」と納得の行かない様子を見せて具体的なイメージを求めた。

また、ラジオ番組の収録でも事前の打ち合わせの内容が反映されていないこともあって「ちょっとこれ、キツいですね」と苦言を呈し、結果的に構成は変わることに。しかしながら、グラビアでは撮影が始まれば壇蜜なりの幸せを演じ、ラジオでは冒頭からアドリブを飛ばしたように、いざ現場が動けば「自我の電源を切る」と表現するプロフェッショナルぶりを見せたのだ。

仕事にこだわりを持つ壇蜜
仕事にこだわりを持つ壇蜜

「いつでも世間が求める壇蜜でいたいというか、壇蜜を出しておけば大丈夫という業界にも警鐘を鳴らしているのかもしれませんね。あっさりと受け流してしまいがちな『幸せな感じ』という表現に疑問を投げかけたり、企画自体にダメ出しをしたりといった姿からは、本人は『グラビアしかできない』と言っているものの、プロデューサー的な素養も感じました。」(芸能ライター)

「どんな現場にも手みやげを欠かさないといった細やかな気遣いを見せるものの、無駄にニコニコしないし、いつも物憂げな雰囲気を漂わせてました。密着映像を見る限り、グラビア撮影の現場からインタビューまでずっと世間がイメージする『壇蜜』でしたね。壇蜜を演じているといえばそうなんでしょうが、彼女にとってはそれが裏も表もない自分なんでしょうね。その姿は達観した感すらあります」(同)

取材の途中でポツリと「なんか、つまらん人生ですわ」とつぶやいた壇蜜。それでも「他人のために生きてもいいって思えた」から、今の仕事を続けているという。意味深な言葉を発しながらも見る者を魅了する壇蜜、そのベールはまだまだ脱ぐ余地がありそうだ。

[menscyzo]
http://www.menscyzo.com/2013/05/post_5916.html

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