□ハリウッドスターといえば、華やかな活動の裏で、アルコールや麻薬に溺れる、ストレスも多そうだ。中には、暴力沙汰やDVで警察のお世話になっているスターも少なくない。

『プラトーン』『メジャーリーグ』『ウォール街』で人気絶頂に登り詰めたチャーリー・シーンにも、数々のDV歴がある。

1997年には交際中の女性に自宅で暴力後、裁判。2006年4月には女優で元妻のデニース・リチャーズに暴行後、被接近禁止命令。

2009年のクリスマスイヴには前妻ブルック・ミューラーと酒の上の口論、ナイフを見せて「殺す」と脅して告訴されているのだ。

アメリカではDVは重罪、チャーリーは30日間の更生施設での治療を条件に司法取引で最高禁固3年の罪状を取り下げてもらった。

チャーリーの場合、アルコールに加えて麻薬中毒であったことは明白だが、どこか壊れたキャラが容認されてしまい、メディアからもあまり叩かれない。

海外ドラマ『プリズン・ブレイク』でブレイクしたレイン・ギャリソンは、実刑判決まで受けたDV男。

2006年12月に飲酒運転による交通事故を起こし、未成年を死亡させたレインは、模範囚として2009年4月に出所。

仮出所の身だった2012年4月22日、元恋人で雑誌『プレイボーイ』のモデルをしていたアシュレイ・マッティングリーへの暴力で2ヶ月間も収監された。

テキサス州ダラス出身のレインは10代から悪さを繰り返し、牧師の家に数ヶ月下宿生活をしていたことも。その牧師が歌手のジェシカ・シンプソンの父で、彼のマネージメントによりショウビズの世界で活躍するようになったという。

かつては全米一のモテ男と称された『リーサル・ウェポン』や『ブレイブハート』で知られるメル・ギブソンも、DV事件により一時は"復活は絶対無理"と言われた一人。

下積み時代から苦労を共にした元妻との間に男の子6人、女の子1人の子供を設けていたメルの結婚生活も、30周年経つ前に終止符が打たれた。

元妻との5年に渡る別居生活の間に、ロシア人の歌手、オクサナ・グリゴリエヴァに子供を生ませたメルは離婚前年にオクサナの歯を折るほどに暴行。

一部始終がテープ録音され、警察のDV捜査となった。罰金と保護観察、ボランティア活動にDVカウンセリングでケリが着いた裁判だが、メルには飲酒運転によるスピードオーバーやその際の警官への暴言などが暴かれる失態となってしまった。

そんなメル・ギブソンが製作した映画が、自伝かといわれる『パパラッチ』にパパラッチ役を演じたトム・サイズモアも、2003年に元恋人ハイジ・フライスへの暴行で有罪判決を受けている。

2006年に覚せい剤メタンフェタミン所持で保護観察と執行猶予付きの禁錮16ヶ月の判決を受けるも、翌年には違反行為で収監。過去のDV事件裁判にも出廷せず再逮捕され、200万円もの保釈金を払って釈放となった。

2011年4月、ニューオーリンズのフレンチ・クオーターで酔った上での騒動を起こし、早朝泥酔状態でわめき散らしているのをタクシードライバーに通報され逮捕されたのはニコラス・ケイジ。

駆けつけた警官が大人しく家に帰るよう説得すると、「なぜ逮捕しないのか！」とニコラスは逆ギレして絡み続け、逮捕に至ったというわけだ。

暴力に至らなかったのが幸いで、刑罰には相当しなかったというがキレやすいハリウッドスターというお墨付きをもらったのは間違いない。

むしろ心配されているのは、ニコラスの息子ウェストン・コッポラ・ケイジだ。

ウェストンは「アイズ・オブ・ノクタム」というメタル・バンドを結成し、肩書きはいちおうミュージシャンだが、お小遣い月額800万円との噂もある実質ニート。

2011年に自身のトレーナーとのランチの最中、メニュー選びに口を出されて逆上し、大乱闘の末に精神科に身柄を拘束されたトホホな過去がある。

翌月には新妻ニッキー・ウィリアムズと流血を伴うDVバトルが目撃者により通報され、夫婦揃って逮捕された。

ニコラスの息子以外、今回取り上げてる実力派のハリウッドスターでカリスマ性もあるが、DV遺伝子を持った問題児でもある。ただDVで社会的に抹殺されるのはあまりに惜しい。

[引用/参照：http://bucchinews.com/geinou/4681.html]

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