サッカー日本代表のハビエル・アギーレ監督は2014年8月28日に都内で記者会見を行い、9月5日のウルグアイ戦と9日のベネズエラ戦のメンバー23人を発表した。


アギーレ監督

ブラジルW杯組からは香川真司(マンチェスターU)、内田篤人(シャルケ)らが負傷の影響で招集が見送られ、遠藤保仁(G大阪)、大久保嘉人(川崎F)らも選出されなかった。


遠藤保仁｜大久保嘉人

全体では11人の選手が入れ替わった。

A代表初選出は武藤嘉紀(F東京)ら5人。

今回招集されたメンバーは以下の通り。

●GK
川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
西川周作(浦和)
林彰洋(鳥栖)

●DF
水本裕貴(広島)
長友佑都(インテル)
森重真人(FC東京)
吉田麻也(サウサンプトン)
酒井宏樹(ハノーファー)
坂井達弥(鳥栖)★
酒井高徳(シュツットガルト)
松原健(新潟)★

●MF
長谷部誠(フランクフルト)
細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
田中順也(スポルティング・リスボン)
森岡亮太(神戸)★
扇原貴宏(C大阪)
柴崎岳(鹿島)

●FW
岡崎慎司(マインツ)
本田圭佑(ミラン)
柿谷曜一朗(バーゼル)
大迫勇也(ケルン)
皆川佑介(広島)★
武藤嘉紀(FC東京)★
(※★は初選出)[j-cast]
http://www.j-cast.com/2014/08/28214335.html

■目指す「攻守にアグレッシブなサッカー」

欧州組12人、Jリーグ組11人を選び、「融合させたい」と話したアギーレ監督。日本サッカー協会は28日、アギーレ監督就任後では初めての日本代表メンバー23人を発表した。

初選考でも過去の実績や知名度にとらわれず、若手も多く選出し、就任会見で挙げた「競争」という色を鮮明に打ち出してきた。

目指すのは攻守にアグレッシブなサッカーで、「ボールを失ったらすぐに奪い返しにいく姿勢を見せたい」。そのためにもチームへの責任感や運動量を要求し「走らない選手は呼ばれない」と明言した。その上で「全員がゼロからスタート。

若手、ベテラン、初招集、Jリーグ組、海外組、そういった区別はしない」。結果的に主力の固定化が敗因の一つとなったW杯ブラジル大会の日本代表とは一線を画したチーム作りが進みそうだ。

また、現役慶大生でFC東京で今季リーグ戦7得点と活躍する武藤や、リオデジャネイロ五輪を目指すU21世代の松原(新潟)ら若手を選んだのも、就任時の「将来性のある選手を呼んで競わせる」という方針に合致する。

今回の2試合で「できれば23人全員を使いたい」と話し、今後も多くの選手を試す方針だ。今年の国際親善試合6試合は「テスト」と位置づけ、それに合格した選手たちで戦う来年1月のアジアカップに最初の照準を合わせる。

まず、選手たちには「ロシア(W杯)で誇りを持って戦えるチームを作るために、4年という長い時間がある」と伝えるという。求め続けるのは競争と激しさ。頑固者として知られる新しい指導者が、閉塞(へいそく)感の漂う日本代表にどんな風を吹き込むか。[毎日新聞]
http://mainichi.jp/sports/news/20140829k0000m050045000c.html

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