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長谷川穂積 奇跡の3階級制覇!壮絶打ち合いの裏側「自分だけが当たる打ち方した」

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16日、エディオンアリーナ大阪で開催されたプロボクシング・WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチは、2階級で世界王座を獲得した長谷川穂積(35)が王者ウーゴ・ルイスに挑戦。

試合は一進一退の攻防となったが、9ラウンド終了時、ウーゴ・ルイスが棄権を申し出た。

ボクシングファンに永遠に語り継がれるであろう、WBC世界スーパーバンタム級の新王者・長谷川穂積の奇跡の3階級制覇となった。

打ち合いになだれこむ

9回、左アッパーを被弾した長谷川がついに後退する。試合後「少し効いた」と明かした挑戦者に、強打の王者が襲い掛かった。

絶体絶命のピンチ! ここでロープを背負った長谷川が渾身の力を込めて打ち合いに出る。

悲鳴と声援で会場の空気はぐちゃぐちゃとなり、長谷川が打ち勝って危険地帯から脱するとボルテージは最高潮に達した。ラウンド後半、長谷川が左ストレートでルイスを攻め込んでゴング。

直後にルイス陣営が棄権を申し出た。

「最後の打ち合いで、僕がクリンチとか休むんじゃなくて、打ち合って打ち勝ったというところが今回の試合の勝因そのものだと思います」

試合後の控え室で、勝因を問われた長谷川はこう答えた。そして続けた。

「ここはチャンスだと思ったんです。相手の攻撃が粗かったので」

[via:http://number.bunshun.jp/articles/-/826508 ]

壮絶打ち合いの裏側

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翌17日、日本テレビ「Going! Sports&News」には「5年ぶり世界王者 引退覚悟・・・世界戦舞台ウラ」と題し、長谷川穂積がゲスト出演。壮絶な死闘となった試合中に下した冷静な判断を明かした。

番組MC・上田晋也から

「奥様としては(9ラウンドの)打ち合いは気が気じゃなかったでしょうね」

と訊かれると、長谷川は

「打ち合いは試合前から“止めて止めて”ってずっと言ってた。もちろん自分も打ち合いする気はなかったんで“しないしない”って言ってたんですけど。

勝負所っていうか“ここはいかなあかん”というところはどうしても避けれない。あそこは仕方なかった」と告白。試合後、妻・泰子さんは「何回も何回も“終わってよかった”」

と話していたという。

そんな9ラウンドに起こった壮絶な打ち合いについて、

「最初はガードを固めてパンチを貰ってるんですけど、ウーゴ・ルイス選手は横からの振りでまとめる攻撃しかしてこなかったので、これは合わせれるなと思って少しずつ(パンチを)合わせていきました」

と明かした長谷川。

自分だけが当たる打ち方

危険な打ち合いに応じながらも、その判断通り、見事に打ち勝ってルイスを後退させた。

「そんな冷静さがあったんですか?」と驚く上田に、

「ありました、ありました」

と笑顔で答えた長谷川は、

「ロープ際で合わせるのは得意というか好きなんで、結構冷静に。で、少しずつ同じタイミングで打っていって、あとは左のタイミングを少しずらして自分だけが当たる打ち方(をした)」

と説明、周囲を驚かせた。

また新王者は、試合の約1ヵ月半ほど前に起こった左手親指の骨折にも言及。

「ずっと不安でした。でもこれで負けるなって一回思っちゃうと勝てるイメージがわかないと思ったので、これは大丈夫だと。結果、勝った時から見て、これは“絶対いいことなんや”って毎日毎日(自分に)言い聞かせた」

と語った。

[via:http://news.livedoor.com/article/detail/12036093/ ]

王者でリングを去るのか?

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今後の注目は世界王者のまま引退があるのか、だ。

長谷川は勝敗に関係なく「ラストチャレンジ」に位置づけ、負ければもちろん、勝っても引退の可能性を示唆してきた。試合後も「ゆっくりしたい」と進退は明言しなかった。《中略》

世界ベルトを保持したままリングを去れば、まさにヒーローの引き際。ただ決断には今回も時間がかかりそうだ。

ここ数戦は現役続行する理由をいつも探しているかのようだった。14年4月、IBF世界スーパーバンタム級王座戦に挑み7回TKO負け。「負ければ引退」を明言していたが、9カ月間、熟慮の末、「燃え尽きていない」と撤回した。

昨年5月、1年ぶりの再起戦では無敗のホープ、オラシオ・ガルシア(メキシコ)相手に大差の判定勝利。満足感から進退に悩んだが、新たな科学トレーニングに出会い、「強くなっている自分がいるのに辞める理由がない」とした。

試合翌日の会見では「やりたくなったら、やります」と話し、今後は白紙。今は心身ともゆっくり休める。自分と向き合い「やる」意義を見いだせるか-。

奇跡の復活劇から去就までがレジェンドとなるのは確かだ。

[via:http://www.daily.co.jp/ring/2016/09/20/0009505102.shtml ]

V1戦が花道?

長谷川が現役を続行すれば、初防衛戦は相手を選べる上に興行権があるため日本開催になる。

ただ、V2戦はWBC世界スーパーバンタム級1位レイ・バルガス(メキシコ)との指名試合が濃厚で、敵地での開催になる可能性があるという。

そのため、関係者は「向こうに行ってまではやらないと思う。次が最後になるんじゃないか」とV1戦が花道になる見通しを示した。

[via:http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160917-00000158-sph-fight ]

ネットの反応

・この試合を深夜送りにする日テレw
・ライブやってりゃ神番組だったのにな
・悪いがもう終わったボクサーだと思ってた
・9ラウンドパンチ貰ってふらついてからの打ち合い凄かったわ
・最後長谷川の左フックでルイスの顎折ったみたいだな。
・ドランカーになる前に引退するんだ
・アゴにアッパーもらって、大ダメージ食らった時はKO負け覚悟したわ すげぇ試合だったな
・足にきてたのにクリンチを程々に打ち合いを制した長谷川すごい
・仕留めにラッシュに来たチャンピオンに逆に打ち勝つって相当の技術と根性がないと出来ないもんな
・試合序盤のバッティングでルイスが骨折してなきゃ逆にKOされてたろ
・本当におめでとう、このまま引退でももう大満足
・バルガスに勝つのはムリだわな
・アウェイで戦うの嫌だから引退ってカッコ悪りーな
・最後は日本で日本人と
・10位のデラホーヤの甥っ子 受けてやればいいのに
・次の相手選べるのなら和氣とやってブチのめしてやれ

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