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安倍マリオだけじゃない!【リオ五輪】椎名林檎が閉幕式セレモニーに使った楽曲とは

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17日間熱戦が続いたリオ五輪がついに閉幕。21日(日本時間22日)の閉幕式では、東京へ五輪の旗を引き継ぐ「フラッグハンドオーバーセレモニー」が行われた。

安倍晋三首相が「スーパーマリオブラザーズ」の主人公マリオに扮して登場したことでも話題を呼んだセレモニー。
全体の企画と演出はアーティストの椎名林檎、クリエイティブディレクターの佐々木宏、クリエイティブテクノロジストの菅野薫、Perfumeの演出、振付で知られるMIKIKOの4人を中心に行われた。

音楽監督を務めた椎名も全体の企画段階から携わり、特に「予算と時間に制約があるなかでの衣装製作」に苦労したと、東京五輪組織員会が配布したメディアガイドでコメントしている。

椎名は「音楽をご用意する作業のほうがついでだった印象です」とまで言っているが、今回のセレモニーでの音楽の評価は高い。

選曲基準は「軽妙洒脱なストリート感覚」持つ曲

曲を選ぶに当たり、振り付けを担当するMIKIKOからイメージする音楽として初めてもらった資料の音楽がすべてジャズバンド「SOIL&”PIMP”SESSIONS」だった。

「今のリアルな東京であり、昔ながらの江戸前を説明する結果になっていると感じました。ですので私は、その軽妙洒脱なストリート感覚を持つ音楽家たちにいつも通りの仕事をしてもらった次第です」(メディアガイドより)

MIKIKOの意図を汲み取った椎名がセレモニーで選んだ曲に、日本の国家的大型イベントで多かった伝統楽器で演奏されたりと、分かりやすい「和」の曲はない。

2014年11月に出演したNHK「SONGS」では、東京五輪をテーマに写真家の蜷川実花、劇作家の野田秀樹と対談を行っている。

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その中で、東京五輪の開会式をきっかけに、侍や忍者、アニメなど海外が考える日本のカルチャーと、現在日本のポップカルチャーとの間にあるギャップを「相殺してゼロ地点にしたい」と語った。

ジャズ、テクノ中心でクールジャパンを示した選曲は、この考えとも合っている。

どんな曲が使用されたのか

セレモニーは作曲家でジャズトランペッターの三宅純が編曲した「君が代」から始まる。

東日本大震災の被災地の子供たちが世界からの援助に感謝の気持ちを伝える「ARIGATO FROM JAPAN」では同じく三宅作曲の「ANTHEM OUTRO」が使用された。

次に東京五輪を紹介する映像へと移り変わるとテンポアップ。

オープニングで流れるのは椎名自身の曲「ちちんぷいぷい」のジャズアレンジバージョン。編曲は村田陽一。椎名のツアーに参加したこともある村田はTwitterで今回のために新たに編曲、演奏したと明かしている。

北島康介ら日本のメダリストからボールを受け取った安倍首相がスーパーマリオに変身し、土管を使ってリオへと向かう映像ではピアノトリオ「H ZETTRIO」の「Neo Japanesque」「Get Happy!」のMIXが流れた。


「H ZETTRIO」のH ZETT Mは、椎名を中心に結成されたバンド「東京事変」の第一期のキーボードだった「H是都M」と同一人物説が根強い。

フィールドに戻ってのARやCGを使った50人によるパフォーマンスが行われる。

この際の曲「1620」を手がけたのは中田ヤスタカ。ダンスの振り付けをMIKIKO、音楽は中田、AR演出にRhizomatiksという布陣は、Perfumeと同じだ。

3チームで手拍子しながらオーディエンスを盛り上げる「THE CITY OF FESTIVALS」、そしてフィナーレまでに流れるのは椎名自身の曲「望遠鏡の外の景色」を村田陽一が編曲したジャズナンバー。


※17:25 望遠鏡の外の景色

非常にスタイリッシュな曲だが、舞台好きの中にはこの選曲に驚く声も多かった。

五輪に批評的な舞台の曲をあえて使用か

「望遠鏡の外の景色」は2012年に初演され、2015年にはパリの国立シャイヨー劇場でも公演が行われた野田秀樹の舞台「エッグ」のために椎名が提供した曲だ。

同舞台は架空の競技「エッグ」で五輪を目指す選手たちや女性シンガーの姿を通し、スポーツ、音楽への大衆の熱狂と、戦争への大衆の熱狂との共通性を浮き彫りにし、戦争の愚かさを描く作品だ。

五輪に批評的な作品で使われた楽曲を、本物の五輪の閉会式であえて流したことを、椎名のアイロニカルなメッセージと取る声は多い。

椎名自身はこの曲を選んだ理由についてメッセージガイドではコメントしていない。

[via:https://www.buzzfeed.com/tatsunoritokushige/ringoegg]

セレモニー演出が好評

観衆を特に圧巻させたのは、フィールド上のパフォーマンス。

50名のダンサーによる踊りとAR演出だけではなく、青森大学男子新体操部によるアクロバティックなパフォーマンスを取り入れることで、総合演出と振り付けを手がけたMIKIKOはNHKのインタビューで「空中を埋める動き」を意識したと語っている。

このほか、東京の街並みや自然のある風景を映し出す演出、日本人らしさや応援団を表現した3種類の舞、アーティストの野老朝雄(ところ・あさお)が手がけたエンブレムを活用したパフォーマンスなどで構成し、フィナーレは「SEE YOU IN TOKYO」の文字が現れると共に、日本のイメージカラーである赤と白の花火で華やかに締めくくった。

同プレゼンテーションには、中田ヤスタカやライゾマティクス(Rhizomatiks)らPerfumeの演出チームをはじめ、ヘアメーキャップアーティストの小西神士、衣装では飯嶋久美子や「ファセッタズム(FACETASM)」のデザイナー落合宏理、三田真一ら3名が担当するなど、トップクリエーターがそろって協力。

「日本らしい感謝の心」を表した豪華な演出は好評を集め、「東北震災に送られた義援金への感謝、1964年の東京五輪のポスターへのオマージュなどいろんな要素がバランスよく盛り込まれました。

さあ、2020年。誰が演出を務めるか。本気でスタートですね。」(軍地彩弓)とファッション業界人も絶賛し、次回に向けて期待を寄せている。

【使用楽曲】

「君が代」作詞:古歌/作曲:林広守/編曲:三宅純
「ANTHEM OUTRO」作曲・編曲:三宅純
「ちちんぷいぷい(Manipulate the time)」作曲:椎名林檎/編曲:村田陽一
「NEO JAPANESQUE」作曲:H ZETT M/編曲:H ZETTRIO
「GET HAPPY!」作曲:H ZETT M/編曲:H ZETTRIO
「1620」作曲・編曲:中田ヤスタカ(CAPSULE)
「望遠鏡の外の景色(Paisaje)」作曲:椎名林檎/編曲:村田陽一

■アドバイザリーチーム

宮田亮平(文化庁長官/東京2020エンブレム委員会委員長)
竹内誠(東京都江戸東京博物館名誉館長)
小谷実可子(国際オリンピアンズ協会理事)

■クリエーティブチーム

クリエーティブ スーパーバイザー:佐々木宏
クリエーティブ スーパーバイザー/音楽監督:椎名林檎
総合演出/演舞振付:MIKIKO
クリエーティブ ディレクター:菅野薫

■制作チーム

チーフ映像ディレクター:児玉裕一
チーフテクニカルディレクター/メディアアーティスト:真鍋大度
チーフアートディレクター:浜辺明弘
チーフコピーライター:太田恵美
チーフクリエーティブ制作プロデューサー:藍耕平
クリエーティブ制作プロデューサー/演出補佐:安江沙希子
クリエーティブ制作プロデューサー/映像プロデューサー:稲垣護
チーフテクニカルディレクター/ハードウェアエンジニア:石橋素
映像プロデューサー:佐藤正人
映像/テクニカルプロデューサー:加島貴彦
音楽プロデューサー:佐藤俊行
美術デザイナー:堀尾幸男
舞台制作:大友秀之
衣装:三田真一、落合宏理、飯嶋久美子
衣装制作:櫻井利彦
メーキャップ・ヘアデザイン:小西神士
花火演出:池端信宏
ステージマネージャー:後藤光男
フロアディレクター:大畑圭三
システムディレクター:山口泰弘
照明デザイナー:岡山貞次

■プロデュースチーム

エグゼクティブ・プロデューサー:加藤忍、島本寛、井出泰斗
プロデューサー:中村幸輝、青木峻
アソシエート・プロデューサー:ジアンマリア セラ、ラウラ カッペッリ

[via:http://www.fashionsnap.com/inside/tokyo2020-presentation/]

ネットの反応

・この人、ホントNHKに好かれてるよな
・なんでこの人やたら使われるの?
・本番もこのメンツでよろ 秋元は絶対に許さないEXILEとジャニーズもだ
 >そもそも秋元って、演出なんてできるの?
 >おまえらEXILEのタコ踊り見たくないの?
・AKBとかジャニとかEXILEとかヨシキとか勘弁
・安倍マリオよりも秋元クッパのほうがよかったのに
・全体的にクールでシャープだったし伝統的な場面やサブカルもあったし
・ライゾマティクスってのは凄かったな マラカナンが巨大立体モニターになったみたいだった
・あの女子高生を見て「小田茜」を思い出したオサンも多いはずだわな
・ポケモンを出さなかったのは明らかな失敗
・林檎が噛んだのは蜷川娘委員の手柄かな
・中田はワンパターンのEDMだな まああれしか出来ないが

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