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インテル長友 明大時代の友人と個人事務所設立!!原点回帰で逆襲のスタートラインへ

サッカー日本代表DF長友佑都(27)=インテル=が社長になる。来年1月に所属事務所から独立して、個人オフィスを設立することが明らかになった。

長友佑都
長友佑都

長友は米国でのインターナショナル・チャンピオンズ杯に参戦。2日のローマ戦でシュートを決め2-0で勝ったチームに貢献。決勝進出こそならなかったが中心選手として貫禄のプレーをみせた。

実はW杯ブラジル大会前、長友にレアル・マドリードなど複数のビッグクラブから獲得調査があった。「W杯の結果さえよければレアルなどビッグクラブに移籍できるチャンスがあった。長友自身にもこのことは耳に入っていたはず」(サッカー関係者)という。

長友佑都-涙

だが、ブラジルで日本代表は惨敗。「自分に対する情けなさとむなしさを感じ”引退”という思いが出てきた」と選手生命に自らピリオドをうつことも考えた。

しかし「ここで辞めたら人生最後まで後悔する」と奮起。4年後のロシア大会が「今度こそ最後になる」と新シーズンを再びインテルで迎えることを決めた。

中村俊輔

同時に身辺も心機一転した。長友はこれまで「尊敬している選手の1人」である元日本代表MF中村俊輔(横浜M)が所属する事務所に在籍していたが、このほど日本代表のトップクラスになったことで円満退社。自ら個人オフィスを設立することになった。経営は明大時代の友人と2人でスタートする予定だ。

ちなみに、日本代表の海外組では長谷部誠(フランクフルト)、香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)、本田圭佑(ACミラン)が個人事務所を経営。長友に触発されるように、岡崎慎司(マインツ)も設立に動いている。

“社長業”を兼ねて、4年後のロシア大会に向けて始動した長友に、注目だ。[zakzak]
http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20140805/soc1408051550001-n1.htm

■長友佑都が故郷で取り戻した”原点”とは

7月20日、新シーズンに向けてイタリアに戻るべく彼は成田空港にいた。集まった多くのメディアを前にして、こう語った。

長友佑都-成田空港

「夢破れて挫折を味わってきて……ただ(次を)目指すチャンスがある、と。そこに向けて、最後になるぐらいの気持ちで懸けていきたいというのがある。(ブラジルW杯のために)この4年間懸けてきたけど、それ以上に、次の4年間に懸ける思いが強くなるんじゃないかなっていう思いがあります」

決意に満ちた実にいい表情をしていた。

大会前「W杯を機に、人々の記憶に残るような語り継がれる選手になっていきたい」と意気揚々とブラジルに乗り込みながらも、彼の自信は世界の壁にはね返された。

夢破れて。

この長友の言葉を横で聞いていて、ふと学生時代に習った杜甫の詩「春望」を思い出した。

「国破れて山河あり」

たとえ国家は破れ滅びようとも、山や川、自然は元のままという意味だ。

長友は「夢破れて」帰国してから、メディアの前には一切姿を現わさなかった。イベントの参加も一切なし。”雲隠れ”に近い形だった。

その間長友は、オフを使って自分自身をしっかり見つめ直そうと考えていたようだ。旅の行き先の一つは、彼が生まれ育った愛媛だった。

長友は言った。

「一番大事なところは人間的な部分をもう一回、見直したいな、と。そこを修正できればサッカー選手として成長できると思っているんで。

初心に戻ること、自分の原点にすべて答えがあるのかなと(地元に)帰ってみて、そう思った。原点の場所に帰って気づく部分もあって、そこにたくさんの答えがあった。自分のなかでは『見つかった』という感触があるんです。

自分が育った場所、環境、グラウンドを見ると、当時の思いがよみがえってきて、どういう気持ちでサッカーをやってきたのか、どう自分がチームプレーに徹していたのか、そういうのも見えてきた。自分のなかでそれが大きな答えになっているので(これからの自分が)楽しみだし、今はポジティブなエネルギーに満ちている」

今季で、インテルでは5シーズン目に入る。

「鉄は熱いうちに打て」ではないが、己の課題がはっきりと見えているこのときこそ、足りない部分を伸ばしていかなければならない。

「やらなきゃならないのは全部。自分のストロングポイントである走力もそうだし、アジリティーもそう。技術であったり、最後の精度の部分、判断の部分ももっと上げなきゃいけない。マッツァーリ監督からも攻撃のところですごく求められると思うので、セリエAのなかで伸ばしていけるんじゃないかと思ってます」

アンドレア・ラノッキア

主将に決まったアンドレア・ラノッキアからは副キャプテンの指名を受けるなど、今季はリーダーとしての期待も高まっている。

涙と失意、そして原点回帰。

やるべきことも見え、向上心の塊に火がついた状態になっている。長友佑都は「逆襲」のスタートラインに立った。[Number]
http://number.bunshun.jp/articles/-/821314

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コメント

  1. 1
    名無しさん 2014/08/07 18:35

    個人事務所を設立してる奴って、みんな負け組だな♪

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