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【甲子園】清宮幸太郎フィーバーを各紙どう伝えたのか

「甲子園は清宮のために」

かつての名実況「甲子園は清原のためにあるのか!?」(植草貞夫)を想起させるこの見出し。早実の1年生・清宮幸太郎が甲子園で初ホームランを打った翌日の、日刊スポーツ(8月16日)の一面見出しである。

清宮は早実の準決勝進出の原動力となり、1年生での2本塁打は’83年の桑田真澄以来。1年時の清原和博を超える成績となった。

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大会100周年をむかえて盛り上がった今年の夏の高校野球。この8月は、スポーツ紙やタブロイド紙的にはまちがいなく「清宮フィーバー」の1カ月であった。

それにしても、荒木大輔や桑田&清原、松井秀喜、斎藤佑樹……。

かつての高校野球のスターたちは甲子園で活躍してから注目された。清宮のように入学時から一挙手一投足が報道されるのは史上初といっていい。

野球選手では例が無い。あえて言うなら、この注目度は過去の誰に相当するのだろうか。清宮人気の特徴をあげてみよう。

・中学生時代に輝かしい実績がある。
・お父さんも有名人。
・名門に入る。

この三点、そっくり当てはまるケースが過去に一例だけあった。大相撲の若貴である。

清宮の一挙手一投足が可視化された異常な盛り上がりへ

あの兄弟も子どもの頃から注目されて、藤島部屋に入門する様子から密着されていた。すべてが可視化されていた。清宮の環境に似ている。

つまり、清宮フィーバーとは若貴フィーバーなのである。そして初めてむかえた夏から期待通りの活躍。オヤジジャーナルにとっては「新聞が売れる男(少年)」の登場だった。

こんな最新ニュースも飛び込んできた。

「清宮弟・福太郎が代打本塁打! 東京北砂がメキシコ下す」(サンスポ・8月24日)

リトルリーグのワールドシリーズで清宮の弟がホームラン。そう、弟もすごいのだ。名前は福太郎。

「幸福」兄弟。

やはり若貴以来の逸材なのかもしれない。

清宮フィーバーの異常性が溢れだした時期とは?

清宮フィーバーは西東京大会から始まっていた。

「早実・清宮 生中継終了で大騒ぎ『見せろ』注目度も怪物クラス」(スポーツニッポン・7月22日)

《今夏高校野球の“怪物ルーキー”として注目されている早実・清宮幸太郎内野手(1年)が出場した西東京大会準々決勝「早実-八王子学園八王子」戦が22日、MX TOKYOで生中継されたが、2回の時点で放送が終了。

ネット上では「やめるな」「放送できなかったのか」と打ち切りを嘆く声があふれた。》

清宮が神宮に初登場となったこの試合、私はラジオ番組の現場レポで神宮へ行ったのだが、平日の午後というのに内野席はびっしり。決勝戦でもなかなか開放しないという外野席も早々に開放されていた。

そして、「きょう神宮初見参清宮にガードマン!」(スポーツ報知・7月22日)という事態に。

どこかスポーツ紙は皆テンションが高くて嬉しそう。「中年の星」といえば宇宙飛行士の油井亀美也さんだが、「オヤジジャーナルの星」といえば清宮幸太郎なのである。

元プロ野球スカウトが絶賛した清宮の素質。

これだけ話題だと気になるのは「将来どんな選手になるのか」という興味である。読者のそんな早急な欲求にもきちんと応えていた記事があった。

・元スカウト・片岡宏雄氏が見た怪物1年生・清宮「高橋由伸タイプ、柔らかさは筒香」(東京スポーツ・7月24日)

「清宮くんはものすごくスケールがでかい。私もヤクルトで33年間スカウトをしていたけど、高校1年生としては群を抜いている。こんなにスケールの大きい1年生は見たことがない。(略)

タイプとして一番、近いのは高橋由伸(巨人)かな。打撃の柔らかさでは筒香嘉智(DeNA)にも近いかも知れない」(片岡宏雄/ヤクルト元スカウト)

「篠塚(巨人)にパワーをつけたような選手というのが一番、しっくりいくかも」(得津高宏/ロッテ元スカウト)

なるほど意外。例にあげられるタイプが篠塚とか高橋由伸。あの巨体に目がいくけどもバッティングの柔らかさが褒められている。怪物というフレーズが先行しているぶん、興味深い記事だった。

さて、清宮、清宮と騒げばそれに対し「騒ぎすぎではないか」という論陣を張るメディアも出てくる。

“辛口おじさん”日刊ゲンダイの独特の立場。

早実が甲子園出場を決めてますます報道が盛り上がるなか、日刊ゲンダイがこんな切り口で記事を載せたのだ。

「清宮蝕むスポーツマスコミの狂気」(7月29日)

私は、日刊ゲンダイは「オヤジジャーナル随一の辛口おじさん」と擬人化して読んでいる。ゲンダイ師匠の口調は厳しい。並べてみる。

「まるで客寄せパンダ」
「未熟なまま終わる可能性」
「16歳の高校1年生を無理やりスターに祭り上げることが、結果として選手をダメにする」

2日後には、「怪物候補を襲うメディアスクラム」(8月1日)と警鐘を鳴らした。フィーバーとは距離を置くゲンダイ。

しかし。いよいよ甲子園開幕が迫った8月5日号から、日刊ゲンダイの一面に「連載開始清宮怪物の育て方」という見出し。清宮のすごさを伝える「短期集中連載」が華々しくスタートしたのであった。小見出しはこうだ。

「体感150キロの速球をことごとく打ち返した小学生時代」
「煙突ホームランを連発」
「メジャーが最終目標です!」

裏一面をまるまる使って盛大な清宮フィーバー。連載第3回の見出しは「清宮特殊能力」であった。

辛口のゲンダイ師匠も清宮フィーバーに乗った瞬間だった。

東スポが吠えた!清宮記事の最高峰。

東スポも黙ってない。

「清宮魔法のキュートボイス」(8月7日)という「スクープ」では、「巨体からここぞの時に出る裏声」は「リトル世界一の時、あのA・ロッドも耳にし驚嘆」という独自の切り口で攻めてきた。

そして、組み合わせ抽選会を伝える8月5日付の一面が圧巻だった。

「各校主力異例猛口撃清宮潰す!!」という刺激的な見出し。今回いろいろ清宮記事を読み比べてみたが最も読ませた内容だった。

小笠原慎之介、佐藤世那が大会前にした清宮評とは?

紹介しよう。

1年生ながらすでに大注目を浴びている清宮に対し、各校の有力投手がこうコメントしたという。

「全く怖くない。体が大きいだけでしょ。インコースのさばき方はうまいけど、インハイを投げて外角で勝負できる。それに守備で乱れる選手は打撃にも影響する。だから守備に難があるのってどうかと思いますよ」(東海大相模・小笠原慎之介)

「内側に速いのを投げて外角を投げれば打ち取れる。内側のさばきがうまいと言われているけど、そうは思わない。(西東京大会決勝戦の東海大菅生の)勝俣との対戦を見て、そう思った。

当たれば飛ぶんだろうけど、特別な意識はしていないし、僕もセンバツから成長している。まだ1年生でしょ。甲子園の厳しさを教えてやりたいですよ。甘いもんじゃない」(仙台育英・佐藤世那)

今にして思えば、この東スポの記事は暗示的であった。2人のスーパーエースのセリフ。この言葉どおり、佐藤世那は清宮を準決勝で封じ込み、決勝で小笠原慎之介と激闘を繰り広げた。

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決して「甲子園は清宮のために」だけではないことを示したのだ。いいぞ、カッコいい!

以上、月刊スポーツ新聞時評でした。(プチ鹿島 = 文)

[引用/参照/続き:http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150825-00824014-number-base]

昨年のアメトーーク『高校野球大大大好き芸人』で

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渡部:中学野球に清宮くんというスターがいる。リトルリーグ時代に世界一になり日本代表の4番。小学校6年で130キロ近く投げるその子が中3になり来年高校野球界で旋風を巻き起こすかもしれない。

今年の誕生日に清宮くんのサインボールを貰った。41歳の誕生日に14歳の男の子のボールを貰ったんだ。

[引用/参照/続き:アメトーーク]

イチローの反応
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コメント

  1. 2
    名無しさん 2015/08/31 12:42

    スターの顔 ではない。足の遅さが致命的。

  2. 1
    アカサカサカア 2015/08/29 22:33

    確かにまだまだだし、松井秀喜や松坂に匹敵するほどの実力の片鱗はなかったね。。でもいい選手には間違いない! 週末恒例!競馬予想。札幌キーンランドC。9から。柴山が乗ってそこそこ走れていて香港リーディングのモレイラ。一稼ぎ、一発狙うだろう。相手は12、7、5、10。お金に余裕あれば11の三浦はマイナス要素しかないが押さえ。新潟2歳2の評判が良く騎手も田辺。買わない手は無いがマツリダ産駒新潟の異常な上がり勝負に対応できるのか不安はある。15から2、16、1、まで。3複

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