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大谷翔平の感動イイ話 「カネではない」野球愛 敵地ファン(6)にバットプレゼント

たった2億6000万円で大リーグに

もちろん野茂英雄以来、たくさんの優れた日本人選手が大リーグで活躍してきた。しかし、正直、フィーバーというほどのものはなかった。

大谷がなぜ「大谷フィーバー」を起こし、他の選手がフィーバーを起こせなかったのかは、いくつか根源的な問題がある。

まず、ほとんどの選手は、「果実」で言えば、熟してからアメリカに渡っている。みな、約10年日本でプレーしてからアメリカに来ている。松井秀喜で10年、イチローで9年、田中将大や前田健太で8年。

これはFA権の問題に加え、25歳未満だと大リーグ側に契約金に上限ルールがあるので、契約金と年棒を跳ね上げるためにはそのくらいの実績を日本で積んでおいたほうがいいという代理人の思惑も働いている(代理人はパーセンテージで報酬を得るので、一攫千金型の契約ほど魅力がある。例えば田中将大は7年契約で約160億円)。

しかし、大谷はわずか5年の日本でのプレーで大リーグに渡り、「争奪戦」と伝えられたところで、約2億6000万円にとどまった。

カネの話はおおっぴらになるのがアメリカなので、ファンはシーズンが始まっても球団がいくら選手に払っているかということをいつまでも覚えている。

シビアな話だが、「払っているだけ働いているのか?」という視点でファンは見ている。選手はみなマイクの前では「カネじゃない」というが、最後は代理人の誘導のまま、「カネのいいところへ転職」というのが大リーグの現実だ。

しかし、20年の選手生活で複数の球団を渡り歩く選手や、それを商品のように売り買いする球団本部とは違って、ファンは一生、ひとつのチームを応援し、忠誠を誓い、浮気をすることはない。

資本主義が強烈に進化したアメリカスポーツ界において、ファンの「純愛」はときに切なすぎるほどだ。

なので、25歳まで待てば大金と複数年契約を掴めるのに、そのシナリオをあえて捨ててアメリカへ渡り、「カネではなく、世界最高峰のリーグでプレーしたい」という野球愛を、身をもって示したこの純粋な「青い果実」にはファンは驚きとともに大きな敬意を払っている。

純愛の復活である。そしてカネ以上に働いている大谷に対して、ますますファンサイドの純愛もまた燃え上がるという図式だ。

歴史が塗り替えられるのを目撃したい

それと、アメリカのファンを夢中にさせているのは、今後の大谷の史上空前な活躍を同時代で観戦できるチャンスへの期待だ。

筆者は幼少から、世界記録の868本のホームランを打った王貞治氏のファンだが、残念ながら大リーグファンは、「違う物差し」で測られた記録を評価しない。

イチローはおそらく最も尊敬されている日本人プレーヤーだが、アメリカ人にとってのイチローは首位打者や盗塁王、大リーグシーズン最多安打記録保持者であって、世界一の安打記録保持者ではない。

つまり、日本の報道とアメリカの報道の根本的な差は、日本が日本時代の記録を常に合わせて報道するのに対し、アメリカでは大リーグという統一規格の中での数字を報道する点だ。

それがフェアだという感覚で、それはプエルトリコ選手もメキシコ選手も韓国選手もみな同じ扱いを受ける。

実は、アメリカ人にとって、その選手がどこの国の人間であるかはまったくどうでもいい問題だ。

そこも日本人が日本人大リーガーをことさらに応援する熱狂とはかみ合わない。人間社会だし、スポーツの現場だから、悪口のなかについ差別用語が入ることは今後もあるだろう。

しかし、筆者が大リーグの全30球場を観戦した個人的な経験に照らし合わせても、オリンピックじゃあるまいし、人種や国籍にこだわるファンはいないと断言したいほど少数だ。そもそも大リーグの選手の3割は外国人だし、出身は19か国にのぼる。

それより、「空前絶後の二刀流(two-way player)」に自らの人生で邂逅し、その記録が(統一規格)どんどん伸びて歴史が塗り替えられていくのを目撃していきたいと高揚する。

選手仲間の冷静さと比べて、アメリカの大リーグファンが大谷の活躍に興奮しているのはこの同一規格での同時代性だ。

もし、日本から駆けつけて、球場で大谷を応援するなら、日の丸の旗を振りたい気持ちを抑えたほうが良い。

そこにいるすべてのエンジェルスファン同様、エンジェルスの帽子を被り、大谷のTシャツを買って、奪三振やホームランのたびに隣のアメリカ人とハイタッチをして思い切り叫ぶべし。

この際、資本主義も、国威発揚も、野球に関係ないものはすべて捨てて大谷を応援すべきだ。大谷翔平がアメリカ人を揺り動かしているものは、純粋な野球愛だから。

[via:Forbes JAPAN]
http://news.livedoor.com/article/detail/14564851/

練習中の心温まるストーリー

エンゼルスの大谷翔平選手が12日(日本時間13日)、「8番・DH」でスタメン出場する敵地ロイヤルズ戦の試合前練習で見せた心温まる行動が話題になっている。複数の米記者がツイッターなどで報告している。

「この子はレオ・グアステージョ君。6歳です。このバットを手に入れた経緯は素敵な物語です」

と、ロイヤルズカラーの練習着を身につけ、ロイヤルズ本拠地カウフマンスタジアムのグラウンド上で満面の笑みを浮かべる男の子の写真をツイートしたのは、米「Yahoo!スポーツ」のジェフ・パッサン記者だ。

オープン戦で見た大谷の評価を間違えたと、先日“公開謝罪”した記者でもある。ツイッターで紹介されたレオ君の手には、アシックスのマークの入った黒いバットが握られていた。

パッサン記者が6度のツイートに分けて綴ったのは、大谷とレオ君の心温まるストーリーだった。

父と一緒に球場へ練習見学に訪れていたレオ君は、打撃練習を終えてファンにサインする23歳二刀流に遭遇。

「頼めばバットがもらえるかも」という父のアドバイス通り、大谷に向かって「バットもらえませんか?」と英語で繰り返し話し掛けたという。

これに気付いた水原通訳が大谷にレオ君が何を言っているのか伝えると、大谷は冗談めかして「あげねーよ」と言いながらも破顔。

一旦、クラブハウスに戻ったものの約4分後に再びグラウンドに姿を現すと、漢字で「大谷」と名前の入ったバットをレオ君にプレゼントしたという。

二刀流の大谷は投手としても打者としても準備を進める必要があるため、他の選手以上に忙しいスケジュールを過ごしている。だが、小さなファンに見せた優しい心遣いにパッサン記者は感激。

「ショウヘイ・オオタニは23歳。1世紀もの間、成し遂げられなかったことに挑戦している。それでも、新しいお気に入りの選手はオオタニで、彼のバットをほしいという6歳の子供のために時間を割く心を持っている」とツイートした。

大谷がクラブハウスに戻っている間、レオ君は「史上最高の野球選手だよ。だって、投げるし打つんだもん」と話していたという。

野球好きな子供のために、わずかながら時間を割いた大谷。バットをもらったレオ君は、この日の出来事を一生忘れることはないだろう。

[via:full-count]
https://full-count.jp/2018/04/13/post120369/

ネットの反応

・素敵やん
・いい話だが、真似するファンが湧き出して困りそうだ…笑
・ちょっと図々しい
・言ってみるもんだな
・成績不振になった時の反動すごそう
・股間のバットをねだる奴が出てくるんじゃないか
・女「オオタニサーンの精子くださーい」
・連帯保証人になってもらえませんか
・日本ではかなりファンに無愛想だった印象だけど
・父親は子供が頼めば貰えると思った所がいやらしいなぁ
・ゲスの妄想
 父親「よっしゃこれは100万になるわ」
 >ここまでがワンセットだろ だって敵チームのファンだぜ
・バリバリのロイヤルズスタイルで草w
・エンゼルスファンの子供がよだれ流してるで。
・相手ファンに賄賂か
・次はグローブだなw
・ボールぐらいならアレだがバット簡単にやっちゃダメだろう
・大谷のサイン入りバットなんていま100万くらいするんじゃないの
 >300万で落札される勢い
・バット貰えと息子をけしかける父親最低だなw
・これ一回やっちゃうと子供をダシに使ってもらいにくるやつ増えるだろ。
 それで貰えないやつらが大谷を叩きだすんだな。
・子供をダシにとか転売がどうとか卑屈な奴ばっかりだな

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