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大手マスコミが伝えない本当の地獄絵図

気仙沼市内では地震発生後、火災が多発しているという。そして、そのほとんどが放火だと噂されている。


気仙沼市内
気仙沼市内

「食糧や金がある家が狙われる。家が残った人は、わずかな食料も隠している。無法地帯そのものだよ。放火だけじゃなくて、窃盗もすごくて、この辺は家の鍵なんて締めなかったんだけど、今は確認までするよ」

記者が気仙沼入りする前、知人にこう忠告された。

「他県ナンバーは気をつけたほうがいい。男友達が2人で来たんだけど、車を集団に囲まれて、ガソリンと食糧を奪われた」

治安が悪化しているとは聞いていたが、こうした話は、どこまでが噂で、どこからが真実なのだろうか。

宮城県警関係者に尋ねた。

給油口

「だいたいが本当だね。街にいくつもあるペシャンコの車を見てみなよ。全部給油口が開けられているから。でもそんなのは序の口で、コンビニやスーパーでは食料品に加えてレジも空っぽになってるよ。自販機だって壊されて、中身を抜かれてる始末だからね」

実際、気仙沼信用金庫・松岩支店から4000万円が盗まれたことも明らかになっている。

3月30日の宮城県警の発表によると、震災後の窃盗被害総額は1億円を超えているという。

「放火だと分かっているんだが、捕まえられないんだ。気仙沼警察署が津波で機能しないため、今は防災センターに一時移転していて、人もパトカーも足りなければ、市民からの通報もままならない。それに、犯人がいたって、電気がまったくない暗闇でガレキだらけじゃあ追えないよ。だから、捕まえることができたのは大谷地区で起きた1件だけ。あとは、抑止力を期待してパトカーを数台走らせるのがやっとだね」(同)

信じ難い話だが、レイプ事件も頻発し、警察が把握できない状況になっているという。こうした状況は、阪神大震災のときも見られたようだ。

「阪神大震災では『火事場の犯罪は起きていない』と言われていましたが、それは事実ではありません。窃盗やレイプが相当数発生しましたが、状況が状況なので、通報したくてもできなかったというのが実情です」(在阪の全国紙記者)

震災直後と違い、最近はチャリティーや復興といった”美談”が目立っている。

しかし、その裏には過酷な現実が存在しているのだ。

[週刊実話]

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コメント

  1. 61
    名無しさん 2011/05/02 0:28

    夕方オッサン4人でJC囲んでたからなにしてんの?って声かけたら無言で去ってった

    何もされてなかったけどJC震えてたよ

    多発はしてないけどあるよな

  2. 62
    名無しさん 2011/06/23 5:11

    レイプも窃盗も多発しているよ。なぜそれを隠そうとする人がいるのだろう。

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