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羽生結弦 優勝逃すも若いライバルが出現に喜び 新たな次元に突入した4回転時代

<フィギュアスケート:4大陸選手権>◇19日◇韓国・江陵◇男子フリー

羽生の五輪連覇へ強敵が現れた。

SP3位の羽生結弦(22=ANA)は、自身初となる4度の4回転ジャンプを成功させてフリーは206・67点の首位も、合計303・71点で2位。5度の4回転を着氷させた米国のネーサン・チェンに届かなかった。

4回転ループを初成功させた3位の宇野昌磨(19=中京大)を含め、国際スケート連盟(ISU)公認大会で上位3人がフリー4回転ジャンプ4本以上を跳ぶのは初めて。18年平昌五輪に向け「4回転時代」は新たな次元に突入した。

羽生は、穏やかに笑っていた。「3度目の銀メダルだけど、一番楽しかった」。今季自己最高の206・67点で合計303・71をたたき出しながら勝者にはなれなかった。

ISU公認大会では史上初めて上位2人が合計300点を出すハイレベルの戦い。「正直勝ちたかった」という悔しさと同時に、真っ向勝負で敗れた爽やかさがあった。ライバルのチェンを「尊敬に値する。正直におめでとうと言いたい」とたたえた。

チェンの「怖さ」を感じて臨んだことが、フリーでの4回転4本成功につながった。最初の4回転2本を美しく決めるも、4回転サルコーからの連続ジャンプを失敗。

勝つために「4本跳ぶことが最重要」と急きょプログラムを変更して、練習でも試していない4回転トーループの連続技を加えた。

攻めの姿勢で逆転の首位に立ち、思わずガッツポーズも、その直後、史上初めて5度の4回転を着氷したチェンに抜かれて、悲哀を味わった。

ソチ五輪前から争うチャン(カナダ)、同門のフェルナンデス(スペイン)以外に敗れるのは中国杯での衝突事故明けだった14年NHK杯以来。

それでも頂点を逃し、自分より若いライバルが出現したことは喜びでもあった。「僕には追うべきものがたくさんあって、もっとレベルアップできるんだって感じられる試合だった」と声を弾ませた。

連覇を狙う平昌五輪会場で、競技時間とほぼ同じ時間に、トップの選手と競い合い「自信になった」。

準備や時間の使い方など体に染みこませた。難しい技に挑み、自分の限界に挑戦している楽しさを感じられる大会だった。

まだSP、フリーともにできていない完成形を見せれば「勝てる」と確信する。手応えを、今季最終戦、世界選手権へとつなげる。

[via:http://www.nikkansports.com/sports/news/1781539.html]

「4回転時代」の進化

ここ2シーズン、男子の4回転は著しくレベルアップした。

14年ソチ五輪時、金メダルの羽生結弦が導入したのはSP1本、フリー2本の計3本。だが昨季、SPで4回転2本、フリーで4回転3本を組み込み、NHK杯で史上初の300点超え。

SP2本、フリー3本が当然の時代に入った。

さらに16年4月に宇野昌磨が4回転フリップ、同10月には羽生が4回転ループを史上初めて成功。4種類のジャンプを跳べるチェンがシニアデビューし、さらに競争が加速。

3年前より種類も本数も倍を跳ばないと上位争いはできなくなった。

ただ、高難度の4回転が増えることで、ノーミスで演技を終えることは難しくなった。芸術性と合わせて競うフィギュアの良さが薄れるという意見もある。

あるジャッジは「まだまだこのスポーツが進化しているということ。そこが1つの魅力」と進化を歓迎する。

来年の平昌五輪では何種類、何本が必要なのか。

羽生は「何本跳ぶか想像がつかない」とした上で「5本の構成も出来るかも」と意欲をみせた。

宇野は「種類を増やすより安定して跳べる選手がトップにいく」と持論を展開しながらも、練習では自身4種類目のサルコーが好調だけに「跳べるジャンプを入れないつもりはない」と新技挑戦をにおわせた。

現在、計7本を跳ぶチェンは「今は分からない。自分の体と相談して」と話すにとどめた。

[via:http://www.nikkansports.com/sports/news/1781532.html]

四大陸選手権・男子FS 2017年2月19日(日)

1位 ネイサン・チェン  米国 307.46
2位 羽生結弦 日本 303.71
3位 宇野昌磨 日本 288.05
4位 パトリック・チャン カナダ 267.98
5位 金博洋 中国 267.51
6位 ジェイソン・ブラウン  米国 245.85
7位 ミーシャ・ジー  ウズベキスタン 239.41
8位 ナム・グエン カナダ 237.08
9位 グラント・ホッホスタイン 米国 235.72
10位 閻涵 中国 235.45
11位 ブレンダン・ケリー オーストラリア 227.39
12位 ケビン・レイノルズ カナダ 222.31
13位 田中刑事 日本 220.18

ネットの反応

・高橋や織田の時代 笑顔で楽しく滑ってお客さんを喜ばせる 羽生の時代 4回転を必死な顔して飛ぶ どうしてこうなったのか・・
・ネイサンはこれから大人になるにつれて表現力も身に付いていくだろうから今の時点で300点超えは本当に驚異
・4回転を5回ほぼ完璧に飛んでようやくギリギリ1位になれるのか
・まあ、身長の低いアジア選手がぐるぐる回る競技になったからな
・3位までの控室からひっそり去って行った今夜のPチャン、悲しかったな…
 >ネイサンの演技後に羽生宇野と握手して退室したPさんは大人の雰囲気でカッコよかったよ
 >うん、心底いい奴だなと思った。インタビューでもいつも紳士的だよな。だからこそ悲しかったんだよ。。
・美しい演技をする選手は生き残って欲しいね
・アジア系ばかり勝ち続けると世界的に人気落ちないかな?ロシア勢頑張れよ
・アメリカの新星か 羽生ピンチだな

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