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【甲子園】創志・西投手ガッツポーズを禁止され乱調!?逆転負けに「リズムが狂った」 なぜ禁止?

◇第100回全国高校野球選手権記念大会2回戦
創志学園4―5下関国際
(2018年8月15日 甲子園)

大会屈指の剛腕、創志学園(岡山)の西純矢(2年)は敗戦が決まると、三塁ベンチでうなだれ、天を仰いだ。本塁をはさんでの整列に最後に加わった。

悔しい敗戦だった。2点リードの9回表、連続四死球と安打の無死満塁から暴投、右前打で同点とされ、中犠飛で逆転を許した。

「最終回ですね」と長沢宏行監督(65)は初め、西をかばうように話し始めた。

「あの回だけでしょう。勝てる、という色気が出たのでしょう。2年生ですしね。雨も降っていたし……。勘弁してやってほしい。この負けを経験して彼がどう変わっていくのか。今後の人生をみてやってほしい」

立ち上がりから制球が定まらずに苦しんだ。与えた四死球は9個に及ぶ。1回戦で150キロを計測した球速は最速で148キロ。それでもスライダー、カーブを使い、何とかリードを保っていた。

ふだんの自分の投球スタイルを出せずに苦しんでいたようだ。敗戦後、西はこんなことを明かした。

「試合の序盤の方でベンチに帰り際、球審から“必要以上にガッツポーズはしないように”と結構強めに言われました。でも、自然と出てしまうので……」

西はふだんから三振を奪ったり、打ち取った後、派手なガッツポーズをつくり、雄叫びをあげていた。

日本高校野球連盟(高野連)の竹中雅彦事務局長は「大会本部からは何も言っていない。審判独自の判断で注意したのでしょう」と話した。

そして「全国大会の甲子園でやるのはどうか……。アンリトゥン・ルールというのもありますしね。国際大会ではやってはいけない行為」と付け加えた。

アンリトゥン・ルールとは「書かれざる規則」、不文律の意味。

大リーグや米国、国際野球の舞台では、ガッツポーズは相手を侮辱する行為として戒められている。日本の武士道精神にも反する態度だとも言える。

長沢監督は気づいてはいなかったそうだ。試合後、記者団から「ガッツポーズ禁止」の球審注意を伝え聞き、「そうですか。初めて聞きました」と少し驚いていた。

「う~ん……。あれは彼の感情表現ですからねえ……。自己表現なんですよ。弱いから余計にああいう態度をとる。しかし、ガッツポーズ、禁止にできるんですかねえ……」。言葉に詰まった。

前日14日、同じく今大会注目の右腕、金足農・吉田輝星(3年)の投球をテレビで観戦し、長沢監督は西に「あの姿を見ならいなさい」と助言を与えていた。

「味方のミスにも動じない。援護点には仲間をたたえる。勝った後、校歌を全力で、笑顔で歌っていた。あの人間性をみならってほしいと思った」


秋田 金足農のエース 吉田輝星

チームワーク、協同の精神など、野球の美点を学んでほしいと願っていた。

ガッツポーズがクローズアップされるが、何もガッツポーズを注意されたから、投球が乱れ、敗れたわけではないだろう。独り相撲と映るシーンが散見されたのも確かである。

「3年生の投手もいたが、西に最後まで投げさせた。この甲子園という舞台で西にきついお灸をすえる意味もあった。しかし、使える投手を使わなかったのですから、3年生には悪いことをしたと思います」。

ブルペンやベンチ横では秋久大翔(3年)が序盤から何度か準備をしていた。

「これからは西一人のチームにしないように指導していきます。まだ他にも投手がたくさんいますので、西ももう一度、一から競争ということでやっていってほしい」

西は打撃では初戦の6番から3番に抜てきされていた。1点を追う9回裏は1死一塁で打順が回り、「サインはバントの構えから待て」(長沢監督)だったが、自らバントして一塁に頭から突っ込んだ。最後の最後にチームへの「犠牲」の心が現れ出たのだろうか。

この日は、昨年10月11日に亡くなった父・雅和さん(当時45歳)の誕生日だった。帽子のつばには「10・11」と書かれている。

投球数は179球に及んだ。被安打はわずかに3本。9個の三振を奪っての敗戦。将来性豊かな剛腕にとっては新たに「8・15」もまた忘れられない日となった。

[via:スポニチアネックス]
http://news.livedoor.com/article/detail/15161420/


八回にも再度、注意されたという西は、九回に3点を奪われ、力尽きた

相手へリスペクト欠くガッツ

日本高野連・竹中雅彦事務局長は「ガッツポーズを禁止しているわけではありません。球審が相手へのリスペクトを欠くガッツポーズだと、判断したと思います」と創志学園・西への球審の注意に関して話した。

プロ野球やメジャーでプレーする選手は、ガッツポーズする時は横や後ろを向くケースが多くみられる。

西は無意識に打者の方を向いたまま、雄たけびを上げた場面などがみられ、その姿が、球審の判断に影響したのではないだろうか。

[via:日刊スポーツ]
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180816-00300758-nksports-base

規則として明記するべき!?

なぜ、西に関してはガッツポーズがダメだったのか、高野連の竹中事務局長にたずねると、こう答えた。

「ルールでは禁止されてはいませんが、マナーの問題です。高校野球の精神として相手をリスペクトすることが大事。ガッツポーズで喜びを表すというのは自然の姿ではあるものの、球審が度が過ぎると判断した。

国際大会では、こうした行為はやってはいけないという『アンリトゥンルール(暗黙の了解)』があります」

――1回戦の創成館戦や岡山大会で、注意喚起したことはあったのか?

「1回戦のときはありませんが、岡山大会の決勝で審判が注意したと聞いています。試合前に注意することは考えていなかったのか? それではむしろプレッシャーをかけてしまう。試合で行為があった時点で言うのが適切ではないでしょうか」

要するに、西は高野連の考える高校球児らしさから逸脱していたというのだが、野球ファンの吉川潮氏(作家)は「あり得ない」とこう断じる。

「高校生がついつい興奮してやったことをとがめるのは、大人の理屈でしかない。過度なガッツポーズがダメだというのなら、規則として明記するべき。審判に信念があるなら、試合前に両軍ベンチに対して、『私が審判を務めるときはそのような行為は許さない』と宣告すべきでしょう」

高野連の唐突な宣告は、やはり「ご都合主義」というほかない。

[via:日刊ゲンダイDIGITAL]
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180816-00000024-nkgendai-base

ネットの反応

・そのせいか?
・ガッツポーズがルーチンだったんだな
・つい興奮したなら仕方ない
・ピンチを脱した時だけにしろ あと帽子をゴム付きにしろ
・そうだとしてもコレは言わない方が良かったと思うけど…
・他人のせいにする奴は、社会じゃまずやって行けないわ
・精神的に成長して帰っておいで
・まあ、コイツは今後陽の目を見ないだろうな。あんなフォームじゃ肘壊す。
・さすがに注意しなきゃならないレベルのガッツポーズだと思う
・顔に泥を塗り帽子を飛ばしながらガッツポーズ
 >あー顔の泥もわざとか 顔拭けよ!って思いながら見てた
・こいつのガッツポーズは何故か腹が立つ。
・菊池雄星のガッツポーズも腹立つガッツポーズだったよなw
・あれが気にならないとかちょっと無理があるレベル。
>高校野球の精神として
・これが一番不要
・国際大会で同じことやって報復死球されないとやめないだろ
・チョレイも禁止
・メジャーなんかもっと厳しいわw そして誰も聞くような野暮なことはせん。
・ぐちゃぐちゃ言うならルールに書けばいい
・試合見たらあきらかに西はやり過ぎ つうか、高校だから今まで見逃してもらっていた 上のレベルの野球であんな事したら乱闘案件だわ
・ガッツポーズと言うより奇妙な踊りに近い

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