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佐藤琢磨『インディ500』2度目の栄冠の快挙!【動画】異例の無観客、息詰まる接近戦は劇的決着

第104回インディ500がインディアナポリス・モータースピードウェイで行なわれ、佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン)が優勝。インディ500通算2勝目を挙げた。

佐藤は終始先頭集団でレースを展開。最後はスコット・ディクソンとのバトルを制し、トップチェッカーを受けた。

佐藤琢磨がこのインディ500を制するのは、2017年以来2度目のことである。

[via:motorsport.com 日本版]
https://news.yahoo.co.jp/articles/0642422a0e80e77a317e53675c287459ed25b69a

インディアナポリス500

アメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリス市近郊のスピードウェイにあるインディアナポリス・モーター・スピードウェイで毎年5月に開催されるアメリカンモータースポーツイベントである。略称のインディ500 (Indy 500) で呼ばれることもある。
今年は、5月24日の開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大で8月23日に延期された。主催者は、観客を約25%にすると発表していたが、無観客で開催された。


佐藤琢磨 「F1シートを失ってキャリアは終わったと考えていた」

佐藤琢磨 インタビュー

佐藤琢磨は、43歳でインディ500の2度目の制覇を達成。レース後の記者会見で「夢の中で生きている」と語った。

佐藤琢磨は、8月23日(日)に開催された『第104回 インディ500』でスコット・ディクソンとの接戦を制し、2017年以来となる2度目のインディ500での優勝を達成。インディ500で複数回優勝した史上20人目のドライバーとなった。

2002年から2008年までジョーダン、BARホンダ、スーパーアグリでF1で90戦を戦った佐藤琢磨は、2008年途中にスーパーアグリの撤退とともにシートを失った後、プロのレースキャリアは終わったと考えていた。

しかし、2010年からインディカーに戦いの場を移した佐藤琢磨は、11回のインディ500に参戦。2017年の初勝利に続き、2回目の勝利を挙げた。インディカーで通算6勝のうち2回がインディ500での優勝という勝負強さだ。

「40歳でまだ運転していています。それは本当に夢の中に生きているという感じです」と佐藤琢磨は記者団に語った。

「このような状況を想像さえしていませんでした。人々は、2012年がおそらく僕のピークであり、ベストショットだったと言っていますけど・・・僕たちは走り続けました」

「人生で2度目のチャンスが訪れました。挑戦し続け、ドアを開けてければ、最終的にチャンスが生まれるんです」

「自分のレース人生がF1よりも長く続くとは思いもしませんでした。今、僕はここで10年以上競争しています」

コーション下でのレースフィニッシュは、佐藤琢磨にとって祝福のようなものだった。佐藤琢磨は終盤に燃料がぎりぎりだったと認める。

「僕たち全員が、実際に2週間全体でスコットが最大のライバルであることを知っていました」と佐藤琢磨は振り返る。

「ディクシーとガナッシは、マシンを常に競争的な状態に置くという驚異的な仕事をしました。彼はスタートを切って、その後姿を消しました。僕はその瞬間を待つことができました。ミクスチャーをいじって、どれだけの燃費マイレージが得られるかを見ていました」

「ライアン(ハンターレイ)は僕たちをスピードでキャッチしました。基本的に、僕はダブルカーのトラックでのシングルカーのトラフィックがどのようなものを見たいと思っていました」

「それで、最初の100ラップは、トップ3/トップ5にいたいと思っていました。それがこのレースにむけてずっと考えていたことです。そうですべ、機会があれば、それをリードしたい思うものですが、そうすると燃料を使いすぎてしまいます」

「僕たちに非常に競争の激しいパッケージがあることはわかっていましたし、すべてのピットストップで変更を加えました。行っては戻り、行っては戻りの繰り返しでした。貪欲になりすぎて、そして、保守的に行きすぎ、また、貪欲になりすぎるという感じですかね」

「それでやっと最後の3スティントでマシンに満足できるようになりました。後半のすべてのスティントはとても強いと分かっていましたし、とても良いスピードがありました」

「しかし、ピットストップ後、157周目にリードしたときに、ピットから燃料を使いすぎているという声が聞こえたので、減速して、(燃料)ミクスチャー下げる必要がありました。そして、ご存じのようにすぐにスコットが僕を捕まえた」

「その時点でマキシマムパワーにスイッチする必要がありましたし、彼が3~4台くらい後ろにいるときはミクスチャーをより絞っていました」

「ギリギリでしたね。最後のイエローが僕たちを救ったのは確かですが、それがなくても、燃料ナンバーは満たしていました。最後のスティントが完全に緑でも、問題はなかったと思います」

「しかし、それでも最後の数周はディクシーから脅かされていたと思います。あれはおそらく100パーセントのリッチパワーがありましたからね。いくつかはポケットに残しておいていましたが、それ以外は非常にぎりぎりでした」

[via:F1-Gate.com]
https://f1-gate.com/sato/f1_58060.html


イエローコーション下でのトップチェッカーを受ける佐藤琢磨(中央)

息詰まる接近戦は劇的決着

2位になったのは、チップ・ガナッシのスコット・ディクソンだ。ディクソンはレース中最多のラップリードを記録しながら、最後のスティントで佐藤に抜かれ、勝利を逃した。

ディクソンはその最終スティントで、佐藤を攻略すべくプレッシャーをかけた。しかし残り5周という段階でスペンサー・ピゴットが大クラッシュ。この事故によりフルコースコーションが宣言された。

この事故はかなり激しいモノであり、赤旗中断の可能性もあるように見えた。しかしピゴットの救護作業に支障がなかったため、コーション下でのレース続行が認められ、そのままチェッカーが振られることになった。これにより、佐藤琢磨がインディ500での2勝目を挙げたのだ。

「今回の結果を飲み込むのは難しい」

ディクソンはNBCのインタビューでそう語った。

「素晴らしい1日だった。燃費がどのくらいなのか分からない。彼らがどうやって最後まで走り切るつもりだったのか、分からないんだ」

「僕らの方が1周後でピットインした。でも、僕らが手にしていた数字も、かなり難しいモノだった。僕が彼のことをリードしていた時、彼はストレートで一度躊躇ったと思う…

彼らは燃料をセーブするか、それとも最後まで戦い抜くか、それを判断しようとしていたと思う。でも彼らは、全開で挑むことを決めたんだろう」

しかしピゴットの事故が起きた。ディクソンはそれを見た時、赤旗が出ると考えていたという。


壁に激突したピゴットのマシン

「最初、スチュワードは間違いなく赤旗を出すつもりだと思った。そうなれば、最後の4~5周は面白かっただろうね」

敗北したディクソンだが、この日の佐藤琢磨とレイホール・レターマン・ラニガンは素晴らしかったと、純粋に称えた。

「佐藤には脱帽だよ。彼は度肝を抜くようなドライブをした。レイホール・レターマン・ラニガンもものすごく速く、そして1-3フィニッシュを果たしたんだからね。

ホンダにとっても素晴らしい日になった。HPDには大いに感謝しているし、多くのポイントを手にできたのも素晴らしいことだった」

「でも、こういう形で勝利が手の内からこぼれ落ちてしまうのは厳しいことだ。僕らは間違いなく、正しい場所にいた。

そして僕らには、最後まで走り切るだけの考え方と燃料が残っていたはずだ。でも躊躇してしまうと、そういうことが起きることもある」

[via:motorsport.com 日本版]
https://news.yahoo.co.jp/articles/a718468770fc46361ab91cfdc24105a7f8ec41e6

第104回インディ500動画

スタート

琢磨オーバーテイクシーン

クラッシュしたピゴットのマシン

トップチェッカーを受ける琢磨

表彰台に上がる琢磨

琢磨インタビュー

ネットの反応

・マジか!
・観りゃ良かった
・最後のクラッシュでどうなるかと思ったぜ
・2勝おめでとう!
・まさか2勝目がこんな早くに訪れるとは思ってなかった…。
・今日の佐藤琢磨選手の走りとチームのマネージメントはパーフェクト!
・最後のスティントでディクソンを抜いたのが決定打だった。
・ディクソン圧勝かと思ったら
・GAORAの解説はかなり早い段階からディクソンストレート遅いって言ってたから嘘だろー?と思ったら本当に遅かった
・解説のディクソン推しにウンザリした
・最後チームメイトのクラッシュだからな 手放しでは喜びづらい
・もう43歳なのにすげーわ
・インディ500で2回も勝つってレジェンドだろ
 >複数回優勝は20人目みたいだね
・テニスの4大大会を二回優勝したレベル
・これはもう完全に国民栄誉賞ものだよ。
・2017年の優勝はトップチームだったが、今年は最強チームとは決して言えないチームでの勝利。日本のモータースポーツの歴史に残るもの。

・ディクソン残念 余裕あったろうに最後に仕掛けるつもりがクラッシュで勝負出来ず計算狂った
・なんか安定してたね あんまりヒヤヒヤしなかったわ ロッシにぶつけられた時以外はね
・もっとスッキリした形で決着をつけたかったなw
・イエローチェッカーだけどかなりリードしてたし普通に走ってても問題なく行けてた
・アロンソが出場すると琢磨が勝つ法則。
・何故、日本のメディアは大々的に紹介してくれないのか?
・まだ不倫してるのかな
 >許すよw
・聡子…

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