COVERGIRL

HEADLINE

再現ドラマの女王 芳野友美が明かしたTV業界の闇 メイクや衣装は自前、セリフは当日でギャラも激安!?

女優といえばドラマ、映画で華やかに活躍するイメージが強いが、視聴者からの投稿エピソードや、有名人らの体験を専門にテレビのバラエティーや情報番組で演じる女性がいる。

セリフを渡されるのは撮影当日、じっくり時間をかけた役作りは一切なし。より高い対応力が求められる通称「再現女優」。いったいどんな人なのだろうか。

衣装、メーク道具自前

都内にあるハウススタジオ。朝の情報番組でオンエアされる「再現ドラマ」の撮影に挑む芳野友美(よしの・ゆみ、37)の姿があった。

今回演じるのは夫の行動に閉口する妻の役。1日の撮影で3人を演じ分ける。監督の「3、2、1」のカウントダウンとともに、普段の顔から女優へ。短いながらも、一つ一つのセリフに力を込める。

同じシーンでカメラの位置を変えて数カット撮る作業は、どんなドラマの撮影現場でも見られるが、本来はあるはずのモニターチェックはない。

OKが出れば、すぐさま次のシチュエーションに移る。

めまぐるしく変わる現場に、あっけにとられていると「仕事の依頼を受けたのは前の日で、撮影現場が確定したのも、セリフを渡されたのも当日でした。再現の現場はほとんどそんな感じ」と笑った。

内心、再現ドラマは、演技を少しでもかじった人間なら誰でもできると思っていたが、どうやらそんなに甘くはなさそうだ。

10年間で出演350本超

芳野は高校生の時に芸能界デビューし、一時、アイドルの道へ。女優への夢を持ち続けていたが、芝居の経験が少なくオーディションに落ちまくる日々が続いた。

女優をやめるか、続けるか。25歳で人生の決断を下すつもりだったが、引き延ばし続け、すでに27歳になっていた。そんな崖っ縁に立った芳野の元に舞い込んできたのが、再現ドラマの仕事だった。

当時は自分でも「B級、安っぽいなど悪いイメージで、絶対に出たくなかった」と思っていたが、仕事を選べる状況ではなかった。

気が乗らぬまま撮影現場に入ったが、すぐに「自分の考えが間違っていたことを思い知りました」。

その場で覚えるセリフ、役に入り込む時間はなし、コロコロと変わる場面展開…さらに、共演者も実力者ばかり。圧倒された。戦場にも似た再現ドラマの撮影現場に、すぐに引き込まれた。

10年間で出演本数は350本以上になり、今では“再現ドラマの女王”と呼ばれるようになった。目力が強いこともあり依頼の多くが鬼嫁の役。

決めゼリフを言う時も、ビンタをする時も「視聴者がスカッとするよう、オーバーにならないよう演じることを心がけています。実は往復ビンタってきれいに見せるには技術がいるんですよ」と話した。

再現ドラマには俳優・女優の登竜門として出演する場合も少なくないが、テレビ関係者が実力を認めて仕事を依頼する“トップレベル”は数人程度。

再現女優として視聴者に「よく見る顔」と思ってもらえるようになるには、200本は出演していないと難しいという。

ギャラは気になるところだが「“再現”での月収は歩合制で3万〜5万円ほど。仕事のない月もあります」。普段は事務のアルバイトで生計を支えており、その中から衣装を買い、メーク道具をそろえているという。

生活は厳しいが出演し続けたことで、夢が一つかなった。ファースト写真集「或る女」(双葉社)が12月15日に発売となる。

「アイドル時代には果たせなかった、最初で最後の写真集です。伊豆大島で撮影しました」とちゃっかりアピールする。

もちろん、女優として連続ドラマ、映画に出演したい気持ちはある。「再現で人気を得て、テレビや映画で使われるようになりたい。そのためには、もっと再現ドラマを頑張らないと」。

意外な俳優から「自分も実は再現出身」と告白されたこともあるが、公にしていないケースも多いという。再現女優だと笑いたい人は笑えばいい。“女王”のプライドを胸に、芳野は自分が信じる道を歩いていく。


情報番組で再現ドラマ増加

再現ドラマを使うバラエティー、情報番組は増加傾向にある。テレビ関係者は「フリップのみを使ったり、アナウンサーの説明だけでは単調になり、視聴者がチャンネルを替えてしまう。俳優が演じる方が目を留めやすい上に、感情移入もしやすい」とメリットを説明した。

[via:https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2017/12/04/kiji/20171204s00041000016000c.html]

2017年6月6日(火)放送の『マツコの知らない世界』が「再現女優の世界」を特集。

再現ドラマの二大女優と言われる芳野友美、上村依子が出演。芳野は再現女優という仕事について

「ギャラは月3万円。再現女優は連続で使われないので月に仕事が3本あればいい方」

「動物のギャラは10万円を超えているのに再現女優は新人で8000円ぐらい」

「撮影で着る衣装は女優が持参」「再現ドラマの時間が長い金スマと視聴率の高い行列は再現女優の間で人気がある」と告白。

普段の生活については「アルバイトで生計を立てている」と明かし、マツコは「TV業界の闇」と呟いた。


番組は2人の私生活に密着。家賃5万のアパートに住んでいる芳野さんは部屋が散らかっていることに「撮影の為に持ち込む衣装で部屋が埋まっている」と話した。

最後に「再現女優から女優になった芳野と言われたい」と話し、マツコは「応援している」とエールを送った。

[via:http://www.livenan.com/archives/16230787.html]

芳野友美ファースト写真集『或る女』

『芳野友美 uitimo』 [DVD]
2018年1月17日発売!

ネットの反応

・プロフェッショナルっすね
・メイクや衣装は自前って、それおかしいよ
・事務所にいいように使われてる感じ
・女優の夢チラつかせて再現女優やらせてんのかな
・安すぎない?
 >ネズミより安いらしい
・エキストラと大差ないよね
・安いって言っても限度あるわ
・流石に過小評価だろ局と制作が中抜きしすぎ
・一昔前は片岡明日香だったよなー
・昨今オッサンの脇役には光が当たるようになったけど、女優に関しちゃまだまだだな
・大根役者のアイドルが主役張って多額のギャラ貰ってると思うと腹立つやろな
・こんな魅力的な女優を再現で消費する
 日本の芸能界ってのはゴミだな
・真木よう子の仕事それとなくこの女優さんに回してあげて欲しい
・下手な俳優より演技力は遥かに上なのにギャラがそいつらの100分の1以下とか
・よく見た再現俳優が普通のドラマの結構オイシイ役をやってると、他人事ながら何だか嬉しい
・写真集は仕事頑張った事務所からのご褒美?
・みやぞんが空耳俳優だったんだよな
・クリリンとかルフィの声やってる田中真弓も再現ドラマ出てた時期あるな
・再現ドラマ女優がAV出てたのがバレて消えた人いるよな
・AV出てくれ!
・昔このジャンルってビシバシステムの独壇場だった気がするけど みんな出世したね
・火曜サスペンス系に呼ばれまくりそう
・生活荒れてんなあ 闇が見える

関連商品

コメントする

関連記事

このカテゴリの最新記事