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ドラマ『M 愛すべき人がいて』田中みな実が怪演!?ヤリ過ぎ!?ツッコミどころ満載なのにウケるワケ

6月上旬の早朝、東京・渋谷駅前のスクランブル交差点。金髪美女が突然走り出すと、俳優の三浦翔平(32)に思いきり抱きついた。通行人はみな足を止め、美男美女カップルの情熱的な抱擁シーンに見惚れるばかりだった――。

女優・桐谷美玲(30)の夫である三浦の決定的な不倫現場と思いきや、実はこれ話題沸騰のドラマ『M 愛すべき人がいて』(テレビ朝日とABEMAの共同制作)のクライマックスシーンだ。


渋谷駅前のスクランブル交差点で抱きしめ合う三浦翔平と安斉かれん。臭すぎる演出はここでも健在

本作は、発行部数16万部を超える大ヒットを記録した、歌手・浜崎あゆみ(41)の半生を基にした小説の映像化作品。

主役のアユとマサは、浜崎と彼女をトップスターに育て上げた大手レコード会社エイベックスの松浦勝人(まさと)会長(55)がモデルである。

渋谷で三浦演じるマサと抱きしめ合っていたのは、新人ながらアユ役に大抜擢された安斉(あんざい)かれん(20)なのだ。

「昨年の夏頃からドラマ化が検討され、秋にエイベックス期待の新人歌手である安斉の起用がまず決定します。ですが、これ以降のキャスティングが難航しました。マサ役をやりたがる俳優がいなかったんです。

業界人気のないABEMA制作ドラマのうえ、相手役は演技未経験の新人女優。大コケして俳優のキャリアに傷がつくことを恐れ、敬遠するのも仕方ありません。

結局、ABEMAスタッフと親しい事務所に所属する三浦翔平がキャスティングされ、ABEMAドラマ常連の鈴木おさむが脚本を担当することになりました」(芸能プロ幹部)

期待値の低い〝色物〟ドラマとして始まった本作。しかし、大方の予想を覆(くつがえ)し、深夜帯では突出した視聴率5%超を次々と記録。

放送されるたびにSNSが『M』の話題一色になるなど、今クールの最注目ドラマとなった。ドラマに詳しいライターの大山くまお氏が話す。

「脚本家の鈴木おさむが意図的に入れた〝過剰な演出〟と〝臭すぎるセリフ〟がツッコミ所をたくさん作り、視聴者をのめり込ませているのがヒットの要因でしょう。

たとえば第1話のラストで、三浦が安斉を歌手にしようと口説く際に『俺の作った虹を渡れ!』と叫ぶんです。すると、夜中なのに二人の背景にCGの虹がかかる。もうコントですよね。

他にも、三浦の秘書役として出演する田中みな実のインパクトがすごい。片目に常に特徴的な眼帯をかけ、安斉を妨害するのですが、『許さな――い』と10秒近く発声して威嚇したりします。ここもコント風に書いたそうです。

令和最初の大ヒットドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)以降、視聴者がSNSでツッコんだり、考察できるような余白をつくることがトレンドになっています。いい意味で大げさすぎる本作は、まさに最先端をいっているのです」

ドラマ『M』のヒットを受け、浜崎あゆみブームも再燃している。’08年に発売された彼女のアルバムのデジタル版がオリコン週間ランキング1位を獲得した。

平成に流行したものが若者たちに新鮮に受け取られる。それが令和の時代なのだ。

[via:FRIDAY]
https://friday.kodansha.ne.jp/sn/u/entertainment/111817

『M』は浜崎あゆみの自伝的小説をドラマ化したものだが、あまりにも脚色の割合が大きく、もはや別の物語と言ってもいいだろう。

浜崎とアユも、恋仲となる松浦勝人とマサも、まったくの別人格であり、「A VICTORY」と「エイベックス」も、まったくの別会社。

似ていないどころか、名誉毀損で訴えられそうなレベルのイジリ方をしているが、ここまで、けれんみだらけにしてしまえば、苦笑いはしても、目くじらを立てにくいのではないか。《中略》

大映ドラマをイメージ

これらはすべて「ネット上の反響狙いでつくられたシーン」に見えるかもしれないが、その感覚は正しい。

脚本を手がける鈴木おさむは、コロナ禍での中断中に「ツイッターなどでみなさんのリアクションを拝見させていただきました。そうしたら、ちょっと欲が出た」「さらにいろいろと激しく、かなりエキサイティングに修正しました」と公言している。

もともと鈴木おさむはツッコミどころ満載の1980年代大映ドラマをイメージして書いていることを公言していたが、「もっとエスカレートできる=もっとバズらせられる」と思ったのだろう。

つまり確信犯的な悪ノリであり、今後はますます笑いながら、ツッコミを入れながら、SNSに書き込みながら、見られるということではないか。

田中みな実でスピンオフ

「もう一人のヒロイン」となっているのが、マサの秘書を務める姫野礼香。第1話からオレンジ眼帯と狂気じみた言動でインパクトを放っていたが、放送再開後は礼香の出演シーンが明らかに長くなっている。

第5話で、礼香を演じる田中みな実は、三浦翔平、白濱亜嵐とのキスシーンがあり、なかでも白濱とは10秒を超えるディープキス。白濱が「僕、食べられてると思った」と笑ってしまうほどの濃厚なキスで視聴者の度肝を抜いた。

このあたりの撮影はコロナ禍が深刻化する前のようだが、今ではめったに見られない濃厚接触シーンだけに、制作サイドは「してやったり」の心境だろう。

それ以外でも礼香はアユやマサの出没する場所に現れ、恐怖というより笑いに近い怪しげな姿を見せている。

もともとスポット的に登場させる脇役のはずが、主役以上に見せ場の多いキャラクターになったのは、田中みな実の勢いであるとともに、スタッフたちが話題性重視の方針に振り切ったことの証だろう。当然ながら、礼香が目立つドラマになるほど、原作や浜崎あゆみのサクセスストーリーからはかけ離れていく。

さらに、6月27日24時5分からスピンオフ『L~礼香の真実~』がABEMAプレミアム会員限定配信されることが発表された。こちらは礼香の秘められた過去に迫る物語で、「なぜ異常なまでの執着心を持ち、愛のためなら手段を選ばない女性になったのか」が描かれるという。《中略》

鈴木おさむは礼香について、「ぶっ飛んでいけばいくほど、切なさが際立つ」と語っていた。ただの狂気じみた女で終わるのか、それとも涙を誘うシーンがあるのか。最後までアユやマサと同等以上にネット上をにぎわせてくれるはずだ。


田中みな実 第6話では怒りでシンバルを連打しながら絶叫するシーンも

安斉かれんは大根?

最後に触れておきたいのは、主演を務める安斉かれんの演技。ネット上には「ヘタ」「大根」などの声が飛び交っているが、当作は「ドラマ初挑戦の安斉がどう成長していくのか」を楽しむドキュメンタリーでもある。

また、鈴木おさむが「イメージして書いた」という大映ドラマ『スチュワーデス物語』の主演女優・堀ちえみも当時は同レベルだったため、安斉もそれに合わせてスタートしたのかもしれない。

さらに深読みすれば、「三浦翔平、田中みな実、高嶋政伸らが演じるキャラクターが過剰なほど濃いため、ヒロインは淡泊な演技の安斉のほうがバランスは取れる」という見方もできる。

視聴者にとって、「安斉は本当に大根なのか?」「最後まで成長するのかしないのか?」を見届けるという連ドラならではの楽しさもあるのだ。

新型コロナウイルスの脅威がいまだ収まっていないだけに、『M』くらいバカバカしく、何も考えずに笑えるドラマがあってもいいのではないか。少なくとも、深刻さを感じさせる刑事ドラマや医療ドラマより時流に合っている。

[via:Business Journal]
https://biz-journal.jp/2020/06/post_165272_2.html


安斉かれん 茨城県の海岸で撮影。ハードスケジュールで疲れがたまっているようだ

ネットの反応

・何気に今年のヒットドラマ。
・コントと捉えてみている。
・写真面白いな(笑)ドラマ一切見てないけど。
・田中みな実の怪演あってのドラマだよなぁ。
・あの怪演はすごいクソドラマで唯一の見どころ
・東海テレビ制作じゃないのこれ
・大コケするところを、田中みな実のおかげで話題性だけはキープできている。田中みな実に感謝した方がいい。
・田中みな実と水野美紀で持ってるようなもんだからな
・水野美紀さんの怪演とは全然違う。田中みな実は、狙いすぎが透け透けでしつこい。
・注目されすぎてより大袈裟になっちゃったw
・伊集院光「俺の好きな湯加減じゃなくなってきた」
・もう狙いにいってるのが振り切れてるから面白くない。狙いにいってるけど振り切れてない時は面白かったけど。
・最初は面白かったのに演技がクドい。田中みな実出過ぎ
・ネタ的に受けたので調子に乗っちゃったのかな
・制作が面白がってやらせてるんでしょ
・片平なぎさのパクリていうかオマージュ
・ABEMA有料会員限定なんて許さな~~~~~~~~~い
・なんか味占めた感はあるよな 視聴者はそういうの気が付くからやりすぎはダメなんだよ
・真実を全く違う形に捻じ曲げたこのドラマは、印象操作が目的の社会悪としか言いようがない。
・どう考えても田中みな実のあのキャラ出てなかったら数字下がるだろ
・どうせなら眼帯ビキニ着せろよ
・ヤリ過ぎぐらいが丁度いいんだよ 批判があってもやり続けろ
・キメセクは?
・最終回はアユの全盛期も過ぎ去り、デブ化し笑われ 独眼竜みな実が幸せになるでいいと思う

【関連リンク】
M 愛すべき人がいて|ABEMA
【ABEMAプレミアム限定】L 礼香の真実|ABEMA

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